函館発  ぼうけんの旅

旅が大好き!2013年4月から始めて「ぼうけんの旅」は今年で11年目に突入。 車中泊中心の貧乏旅行の旅、今年で72歳を迎えいつまで続けれるのか?今のところ体力・気力はバッチリ。 いよいよ「2024年ぼうけんの旅」は4月「春の旅」からスタートです!

2024年が明け今年は72歳を迎えて、体力的には厳しくなってきている車中泊の旅。いつまで出来るのか?まずは75歳を過ぎるまでは続けていきたい!と。未知の地を訪ねて、行くぞ!軽バン一人旅の始まりです。

2016年11月

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今日で11月は終わり。明日からは、12月であとひと月で2016年が終わり、新たな年である
2017年が始まります。

今北海道は、これから深い雪に閉ざされる長い冬の季節となりますが、それだけに4月春が
待ち遠しい!春の到来とともに、再び「2017年春の旅」がスタートすることを計画しています。

11月から3月までの5か月間は、充電期間。それまでの旅を振り返る良い機会となっていて、
この「秋の旅」もその一つ。それに「2016年春の旅」もたくさん残っていて、それを取り上げる
時間もたっぷりありますからね。

さて、若桜駅から国道29号線の戸倉峠を越えて兵庫県入りし、豊岡市の植村直己冒険館へ。
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日本を代表する世界的冒険家の植村直己さんは、1941年日高町で誕生。今は豊岡市に
合併されましたが、豊かな自然が残る農村、それが日高町です。

1960年、明治大学に入学後に山岳部へ。山が彼を冒険家へ変えた!

ヨーロッパ最高峰のモンブラン(4807m)、アフリカ・キリマンジャロ(5895m)、南米アコンカグア
(6960m)、世界最高峰のエベレスト(8848m)、北米マッキンリー(6194m)と次々と登頂。
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1978年犬ぞり単独行で北極点、グリーンランド縦断に成功。
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山だけではない。1968年には、アマゾン川6000kmをイカダで下っている。
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しかし、1984年2月12日、世界初の北米最高峰のマッキンリー冬期単独登頂に成功後、
翌日飛行機との交信を最後に消息を絶ちました。
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彼の遺体は、まだ発見されていません。

世界中に冒険心を与えた植村さんの言葉。
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ここを訪れている旅人の写真が展示されていて、「日本一周」のブログを書いている
方々が何人もいました。

歩いて日本一周、自転車で日本一周、リヤカーで、オートバイで、中にはローラースケートで、
車椅子で旅する人も、キャンピングカーで旅する老人、大半が単独ですが、中には夫婦で、
親子で、家族で、それは日本人だけではなく、外国人も。
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ここを訪れると、勇気をもらいます。再び旅への想いが、さらに一層強くなります。
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冒険心は、誰もが持っている! その通りで、年をとっても「ぼうけんの旅」は消える
ことはない。
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私は、来年2017年6月で、前期高齢者になります。ここ数年、昔の職場の先輩や学生時代
の後輩、ご近所の知り合いなど60代で、いや50代でも亡くなっている方がいます。

少し前まで元気だったのに、帰らぬ人になった身近の人たち。
自分もいつまで旅が続けられるか?不安はたくさんあるけど、それよりもいまだ見ぬ地への
憧れの方が強い!

Never  too  late!  遅すぎるということは、絶対にない!

では、また!

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昨夜の車中泊は、道の駅「若桜」。国道29号線に面していて、夜間も交通量が少なくなく
それに自販機が多いためか、買いに来るドライバーが多く結構深夜までうるさかった。

やっぱり、前回車中泊した隼駅安部駅の駐車場の方が良かった、と後悔しても始まらない。
それでも、朝は晴れていたし気温もどんどん上昇し、歩くには最高のコンデション。

まずは、若桜駅から安部駅まで列車に乗ります。
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非電化単線の路線、だということが分かりますね。
線路の両側は、刈り取られた田んぼ。ここは八東川の氾濫原の土地。

八東川は、最後は鳥取市内を南から北へ流れて日本海に注ぐ千代(せんだい)川の支流。

鳥取県では、八東川は大山(1729m)に次ぐ第二の山である氷ノ山(1510m)から流れ出る
川で、狭いけど河川が運ぶ豊沃な土地が東西に連なっています。

八東川は東から西へ流れ、その両側は標高800mクラスの山々が迫っている。そんな盆地
状の土地で稲作や柿、梨などの果樹栽培が行われていて、後から間近にに見ることが出来
たのはうれしい経験。

なぜなら、北海道では冷涼な気候のため、柿や梨の栽培は行われておらず、見たことが
なかったからです。もしかしたら、最近は温暖化の影響で実施しているかもしれませんが、
私は道内では見たことがありません。

さて、丹比(たんぴ)駅到着。
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駅舎及びプラットフォームは、1930年(昭和5年)の建築で、白く塗られている鉄骨は
如何にも歴史を感じさせられますね。

2008年(平成20年)には、国の登録有形文化財に指定されているほどです。

列車は、さらに西へ進みます。徳丸駅から八東駅を過ぎて、次が安部駅へと。
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途中、徳丸駅から八東駅の間に八東川に架かる鉄橋を渡ります。線路の南側に県道
が並行していて、歩いていて道に迷うことはないでしょう。

ということで、20分くらいで安部駅に到着。
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ホームの待合室には、いつものように寅さんが歓迎していました。

ホームの桜の木々が、春だと美しい花を咲かせますが、今は秋。緑色の葉も、間もなく
茶色へ変わり、枯れ葉となって散ってしまうのでしょう。
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その桜の木の根元になった「男はつらいよ 寅次郎」のロケ地の記念碑。
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ここから歩きます。最初は、気分も良く快適。道は、八東駅のある東へ向かって県道153号線
を進むだけ。

でも、だんだんと暑くなってきた。まずは、ウインドブレーカーを脱ぎ、さらにジャージも脱いで
Tシャツ1枚に。それでも、額から汗が噴き出す。タオルで顔を拭きながら、時々ペットボトルで
水分補給。


これ柿の木です。まだ真っ赤に熟していなく、食べたらきっと渋いでしょうね。

柿を見ると思い出す。
昔、40年以上も前のこと。学生時代、友人のいる大阪に遊びに行き、二人で奈良の歴史を
見よう、と山道をトレッキング。

途中、畑の中に赤く色づいた柿を発見し、手を伸ばして1個もぎ取って食べたら・・・。
それは、見事に渋柿!

ペッ!と吐き出したけど、渋くて口の中が痛いほど。大阪の友人は、大笑いしていましたね。
彼は知っていたのでしょうね。

そんな苦い(渋い)思い出がありました。
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2時間近くかけて、歩いて八東駅に到着。
駅で、汗を拭き駅舎内にある喫茶店で冷たい飲み物を飲んで一息。

駅舎の左側、カーテンのある部分が喫茶店。若い女性が営んでいました。
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若桜鉄道の各駅の駅舎には、美容室などいろいろなお店が入っていて少しでも利益を
上げようと努力している姿勢が垣間見られます。

それとも、地元の方が少しでも利用客にリラックスできるように設けているのかな?
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ということで、しばらくしてやって来た下りの列車で再び若桜駅へ。
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上りで乗車した「ハヤブサ号」で、再び若桜駅到着。


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その後は、国道482号線で山越えしようと峠を目指したが、途中で道路は決壊していて
通行止め。また戻り、国道29号線で戸倉峠を越えて兵庫県養父(やぶ)市へ。

「温泉博士」を利用して、二日ぶりに温泉へ。その後は、二度目の訪問となる「植村直己
冒険館」へ行きました。

冒険家の植村さんは、私の憧れの人!絶対外せない場所の一つです。
でも、それは明日!

ということで、では、また!

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鳥取県東部、兵庫県との境にある若桜町にある若桜駅
若桜鉄道の本社も、ここにあります。
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2015年春に訪れた時は、桜が満開でした。ここだけではなく、各駅ともに桜が咲いて、
それは美しい光景でしたが、今は秋。

それでは、駅の駐車場に停めて歩いて街並み散歩と行きましょう。
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軒下が歩けるようになっていますが、若桜町ではこれをカリヤと呼ぶそうです。
ここでも、手作り人形がいてなごみますね。

カリヤは、冬雪を避けるための通路。津軽地方の雁木と同じで、雪国には似たものが
各地にありますね。
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軒下にベンチもあって、雨宿りも出来そうです。
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道路との境にある水路には、鯉が泳いでいるかな?と思ったけど、それはなし。
以前に島根県津和野の町を歩いた時は、冬でも鯉がたくさんいたのを思い出す。

でも、マンホールを見ると雪の結晶と鯉ガデザインされているから、どこかの水路で
鯉が泳いでいるのでしょうね。

背後の山は、氷ノ山(1509.6m)かな?
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一歩メインストリートを離れて裏通りを歩くと、そこは蔵が立ち並ぶ通りで、車も走れない
狭い通路。でも、すごい数の蔵が並んでいる。
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ここにも小さいけど水路がある。昔は、ここで洗濯とか野菜を洗ったりしたのでしょうね。
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若桜町は、鎌倉時代は城下町として栄えた街。駅の南にある小山には若桜鬼ケ城跡
あります。
江戸時代は宿場町として栄えていて、ここには若桜宿があったのです。

東に延びる国道29号線は、若桜街道、別名播州街道と呼ばれ、鳥取藩と播磨(はりま)
地方をつなぐ道だったのです。

播磨と云えば、兵庫県南西部で姫路があって、西日本の雄藩をつなぐ大事なルート
だったのでしょうね。だから、若桜には昨日見た関所もあったのです。

民家の玄関にあった杉玉。酒屋さんでもないのに飾られています。
それとシーサーのような守り神?
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若桜駅に戻ります。ここで安部駅までの切符を購入。確か350円くらいだったかな?
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出発まで時間があったので、駅構内を散策。
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さすがに若桜鬼ケ城があっただけの地です。ベンチに鬼の親子(?)が座っていますね。

さて、ここで問題です。クエスチョン・タイム!
この写真の中に、一人だけ本物の人間がいます。どこにいるでしょうか?

分かりますね。偶然乗車する若い女の子を写してしまいました。

150kgまで測れる秤。体重計ではないですよ。昔の手荷物の検量に使用した秤でしょう。
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さくら3号」と書かれた列車。車体の絵が可愛らしい。
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乗車するのは、「さくら3号」の前に停車中の「隼号」。昨日隼駅で紹介した通り、自動車・
オートバイメーカーのスズキが提供した車両です。
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車両の横に描かれているハヤブサ号がカッコイイ!
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車両基地も兼ねていて、いろいろな車両が待機している。奥の野菜が描かれている
車両は、とっても面白い!
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先頭を見ると、ここにも隼の文字が描かれている。朝の8時だったので、ちょうど朝日
が眩しい。
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この列車は鳥取行きですね。ということは、若桜鉄道起点駅である郡家(こおげ)駅
からJR西日本の因美線で3つ先(東郡家駅、津ノ井駅、鳥取駅)まで行くということですね。

ここが終点であることが分かりますね。
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駅構内には転車台もあります。昔は、ここで蒸気機関車などを回転させて方向を変えて
いたのです。
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それと給水塔もありました。
蒸気機関車だから、蒸気を生み出すために大量の水が必要。だから、この巨大タンク
が設けられていたのです。
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ということで、いよいよ安部駅に向かって出発進行!
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汽車の旅は楽しい!
実際乗車するのは、2016年3月の冬の旅以来。あの時は「東日本・北海道パス」を使って、
普通列車のみだけど7日間1万円で乗り放題、稚内・旭川・美瑛・釧路・網走・留萌・札幌を
周りました。

あの時の気持ちがよみがえってきます!
それでは、列車の旅(電車ではありませんよ!)は明日詳しくお伝えします。


では、また!

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しばらくPCの調子が悪くて「秋の旅」お休みしていましたが、何とかPCが復活しました
ので再び続けることにしました。

まだ、北海道に帰るまで1500km以上もあるのですからね。

さて、前回は岡山県津山市にある、山田洋次監督が日本一美しい駅と絶賛した木造駅舎
の「美作滝尾駅」で終えていました。その後は、県境にある「温泉博士」が利用できる阿波
(あば)へ。
ところが、水曜日は定休日、で空振り。往復10km以上も無駄にしてしまいました。
全く、しっかり調べないからこんなことになる。自分のアホさ加減に呆れてしまいます。

本を読んだら「休みは水曜日」と書いてありましたからね。

さて、また県道6号線に戻り物見峠を越えて鳥取県へ。智頭(ちず)町から国道53号線を
北上し、八頭(やず)町から東へ若桜鉄道隼(はやぶさ)駅へと。
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駅とは、昨年春に訪れて以来1年半ぶりの再開です。

三セクの株式会社若桜鉄道は、1987年設立だから来年で30周年を迎えます。

JR西日本の因美線郡家(こおげ)駅から終点若桜駅まで全19.2km、駅数9つの小さな
全線非電化単線のローカル鉄道です。
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何が素晴らしいかって、云ったら木造駅の雰囲気。何といってもこの人形たちに癒されます。

元々過疎地の地域で、少しでも人を多くいるように見せよう、として案山子を作り始めたけど、
案山子よりはより人間っぽくなってきて、1個1個に表情があるように見えます。
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隼と云えば、スズキの大型オートバイ「GSX1300Rハヤブサ」で有名。
8月8日はハヤブサの日」とオートバイ雑誌が銘打ち2008年に初回のミーティング。

以後、回を追うごとに参加するライダーは増え、2009年には「隼駅を守る会」も設立されて
います。
2011年の第三回には300台を超えるバイクが、翌第四回には500台が集まり、2013年の
第五回では700台、2015年は1200台も集まったそうです。果たして、今年は一体何千台の
バイクが結集したのでしょうか?

続いて、隣の駅の安部駅へ。
見ての通り、駅舎の半分は地元の方が経営する美容室。
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そして、ここは「寅さん」のロケ地。1991年第44作品目の「男はつらいよ 寅次郎の告白
のロケ地として登場してきます。

そして、ホームの待合室には寅さんが列車を待つために座ってるのです。
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映画では、寅さんが駅前の公衆電話で柴又の実家へ電話する場面も出てきますし、
ホームでは、同じテキヤの相棒である関尊六さんと列車を待っている場面もありましたね。
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というわけで、この日は終点の若桜駅の近くにある道の駅「若桜」で車中泊。

道の駅には、こんなものがありました。
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若桜駅番所と書かれた門。
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いわゆる関所ですね。
幕末の動乱期に、この門で出入りをチェックしたのです。

明日は、若桜駅や若狭の街並み、さらには今回の旅で初めて列車に乗って車内からの撮影
もします。そして安部駅からとなりの八東駅まで歩きました。
明日は、その模様をお伝えします。

では、また!

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数日間blog書けなくて、気が落ち込んでいました。
というのも、我が家のPCの調子が悪くて(自分の操作未熟が大きな原因ですが)、
作れませんでした。

それでも、スマホの方で作ろうと!24日の木曜日に行われた函館在住のカツオ選手
プロデュースしたプロレスの試合を見に行きましたので、報告を致します。
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第一試合は、大阪プロレスのマスクマンであるタキヤキダー選手VS
北都プロレス所属の池田昌樹選手

どちらも20才代の若手選手。

会場の詰めかけた、およそ200名の観客を沸かせます。 タキヤキダー
選手は、さすがに大阪人だけあって、関西弁が達者!
会場は一気に盛り上がりました。!
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会場は、函館市美原にある亀田福祉センターで駐車場も完備。

市内の繁華街にあって、時間が経つにつれて観客も増えていきました。

第二試合は、スリーウエイマッチ。3人のプロレスラーが戦うという少しばかり
コミカルな展開。

まずは、ペールワン小仲選手。コーナーポストに逆立ちして5分間、
まったく崩れることがないから不思議?
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対する相手はマッチョな斗猛谷選手ともう一人(たかみちのく選手の主宰する
海援隊道場の選手でしたが、ごめんなさい、名前を忘れました)。
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結局、ペールワン小仲選手が勝ちを横取りするやり方で終了。
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ハーフタイムでは、地元の総合格闘技団体が技を披露。
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白いトランクスの武田選手は、全国的にも有名でパンクラスの大会で優勝した
こともあるほどの実力です。
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第三試合は、北都プロレス河原成幸選手の凱旋帰国試合。

彼は、半年間アメリカ始め海外へ遠征しベルトを取って帰国、
その帰国最初の試合となりました。

対戦相手は、ドラゴンゲート谷崎選手。腕にタトゥーを入れている選手。
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凱旋帰国初戦は、残念ながらベテランの谷崎選手に敗退!
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ラストのメインイベントはタッグマッチ。 カツオ選手の入場!
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背中に、ストップメタボの文字がある。
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リングの外にカメラを構えている方が、ケーブルテレビのカメラマン。

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当日は、地元ケーブルテレビのNCVが録画放送するなど多いに盛り上がりました。

子供たちも招待されていて、時おり黄色い歓声が飛び交い楽しい一時が過ごせました。

では、また!

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朝起きると、地震と津波のニュースが。また、福島県沖で地震が発生し津波警報、多くの
人が避難しています。9時半現在で何も被害が出ていませんが、何事も起きないことを祈り
たいです。

5年半前の3.11のように、多くの犠牲者が出ないことを、ただただ祈ります。当地の皆さん
ご無事で!

それにしても、日本各地で地震起きているし、災害が多発しています。この秋の旅でも、
帰宅した直後に鳥取地震がありまししたし、春の旅では、九州へ行く予定でしたが出発して
3日後に東北で熊本地震のニュースを聞き、断念した経緯があります。

全国どこでも、自然災害が起きます。くれぐれも安全に、安心した旅をしたいものです。

さて勝山の暖簾のかかる城下町での散策後、勝山駅へ。
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JR西日本の姫新線が走る駅です。姫新線とは、兵庫県姫路駅と岡山県新見駅を結ぶ
158.1km、全駅36の全線非電化単線、中国山地を東西に走るローカル線です。

ホームの看板は、「中国勝山」となっているのは、福井県にえちぜん鉄道勝山永平寺線の
勝山駅があるからで、わざわざ「中国」と地域の名前を付けていますね。
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駅の待合室には、多くの高校生が列車の到着を待っていました。多分テストで早く終了
したのかな?
この日は午前中の3時間で終え、また明日のテストに備え早く帰宅するからでしょうね(?)。

次の駅である久世(くぜ)駅へ。真庭市はここ久世に市役所があります。
2005年、今から11年前に勝山町始め久世町、湯原町など5町4村が合併し、真庭市となり
ました。

そして2011年ここ久世に市役所の新庁舎が完成したのです。名前は1900年真島郡
大庭郡が合併し真庭郡へ。その地域の町村が2005年に合併し真庭市へとなったわけです。

9町村だから、合わせての面積は広大で岡山県で最大の面積。山陽側と比べると夏季は
避暑地になり、「西の軽井沢」の名称で知られているとか。人口は4.5万人。
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この駅から国道181号線を東へ、およそ1km走ると左手側に見えてくるのが時代を感じ
させる大型木造校舎です。それが旧遷喬(せんきょう)尋常小学校
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2105年春の旅でも訪れましたが、もう一度見たく再訪門。前回は休館日で見学出来ず。
今回は、是非とも見学したいな、と正面玄関へ行くと、今回もお休みでした。ガッカリ・・・。

定休日は毎週水曜日で、昨年もそして今年も水曜日に訪れたのでした。もっと、曜日を
確認すればいいことなのに・・・。
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国指定の重要文化財だが、開学は明治7年というから、1874年。その年、北海道では
屯田兵制度が出来、東京には警視庁が設置さています。

士族の反乱である佐賀の乱が起きているし、板垣退助らが立志社を結成している年でも
あります。

校舎は明治40年に完成していて1907年のこと。今年で109年目。
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1907年から1990年(平成2年)まで現役だったというから、これまた驚きです。
この素晴らしい校舎ですので、映画のロケにも何度も使用されています。例えば
火垂るの墓」、「ALWAYS 三丁目の夕日」、「大病人」など。
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裏側に回っても、校舎は素敵です。パンフを見ると、内部はもっと見応えがあり見学した
かった! 残念です・・・。

その後は津山市をスルーして、因美線の美作滝尾駅へ。
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今日の最後は、ここ美作滝尾駅の数コマで終わります。まずは駅の風景をご覧ください。
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男はつらいよ」のロケ地の碑がありますが、最終作品目の第48作目。「男はつらいよ
寅次郎 紅の花」。
冒頭、寅さんがトンボを追いかけて指をクルクル回しています。そこに駅長さんが新聞広告
の「行方不明 寅次郎」の記事を読んでいます。

そんなことを思い出す駅。監督山田洋二が「日本一美しい駅」と言った駅です。
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因美線は、鳥取駅を出発し、山越えして岡山県東津山駅が終点の19駅、70.8kmの全線
非電化単線の中国山地を南北に越えるローカル線です。

美作滝尾駅は、津山市にあり東津山駅から二つ目の駅。なぜ美作という地方名が付いて
いるかというと、九州大分県大分市の豊肥本線に滝尾駅があるから。

でも、美作という旧国名を付けている方が相応しい感がして、雰囲気を感じることが出来ます。
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左端に見えているのが、秤ですね。昔、荷物の重さを計ったのです。

待合室には、ロケ時の寅さんの写真が何枚も飾ってありました。
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春に訪れた時は、手前の桜の木が満開で、それはそれは美しかったです。
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もう、1枚。
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何とも言えない、とっても素晴らしい風景です。
こんな駅が残っているなんて、何と嬉しいことでしょう。これだから駅を訪ねる旅は楽しい!

ということで、明日は因美線沿いに山越えして鳥取県へ行きます。
では、また!

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かつて北海道は、冬だけのスポーツの地でした。確かにスケートやアイスホッケー、
スキー、ボブスレー、カーリングなど挙げれば冬季オリンピックの競技ばかり。

でも、20年前にコンサドーレ札幌が誕生してJ1のサッカーチームが出来、13年前に
プロ野球日ハムファイターズが移転してきて夏も楽しむことが出来るようになりました。

そして、昨日。ファイターズの日本一優勝パレードコンサドーレの5度目のJ2優勝と
J1復帰。北海道は夏のスポーツでも強くなりました。嬉しいですね!

やはり、地元のチームを応援する気にもなります。地域に根ざしたチームは、地元の
サポーターに愛される。当たり前のことです。来年もファイターズとコンサドーレに期待
して応援していきたいです!

さて、日本史上百姓による三大一揆の一つであった中山一揆を調べた後に、暖簾の町
である真庭市勝山へと行きました。
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まずは、町並み保存地区の北外れにある駐車場に停めて、ゆっくり歩いて見学。
最初の写真は、地酒の酒蔵元です。

辻本店の看板が掛けられた横には、酒屋さんの象徴である玉杉がぶら下がって
いますね。
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この建物、「登録有形文化財」にも指定されています。

何と!ここでも「寅さん」のロケが行われたのですね。
そういえば、思い出しました。冒頭のシーンは「美作滝尾駅」でしたが、ここの辻商店で
日本酒を試飲してフラフラになり千鳥足で出てくる場面がありましたね。
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そうだ。ここが登場したんだ!と思い返しました。
遺作となった48作品目「男はつらいよ 寅次郎紅の花」は、岡山県山間部が何度も
登場します。

日本一美しい駅として山田洋二監督が推薦した「美作滝尾駅」や泉ちゃんの結婚に
反対してミツオ君が妨害した津山の街並みなど何度も出てきましたね。

そして、ここは暖簾が掛かる商店街でもあります。
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お店だけではなく普通の民家にも掛かっています。

まずは、勝山の町の歴史を郷土資料館でお勉強。入館料は200円なり。
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谷崎潤一郎疎開の地でもあるのですね。それにここは出雲街道の地でも。
ここは商店街ですが、勝山は城下町でもあって、勝山藩主の三浦家が長いこと支配
していた地でもあります。

メインストリートから少し外れると、旭川が静かに流れ河原に降りることも出来ます。
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夏の暑い日などは、河原で足を冷やすことも出来そう。泳ぐには水深はないけど。
昔は、ここで野菜などを洗っていたのかな?
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伝統的建造物の並ぶ通りには、80余りのアートな暖簾が掛かっていて、懐かい面影が
あります。そう云えば、昔は我が家にも暖簾があったなぁ。
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何と!キリスト教会にも暖簾が掛かっていました。
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先の河原には、高瀬舟の船場があったのですね。だから水深が浅くても大丈夫だった
のですね。
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入館料200円を支払い、勝山武家屋敷へ。ここは、旧渡辺邸で200余年の姿を今も
とどめている勝山唯一の武家多敷です。白壁に囲まれた250坪の屋敷。
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本州を旅すると、城と武家屋敷が残っていて旅していて楽しい。北海道には、城や
武家屋敷はほとんどないですからね。

函館には、日本100名城の一つである五稜郭がありますけど、江戸時代末期の建造物
で天守閣はなかったのです。あったのは奉行所で、いわばお役所です。
それだけに、勝山で武家屋敷を見学出来たのは嬉しかったのです。
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お寺が連続する、寺町もありました。
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マップを片手に安養寺、妙円寺、化生寺それと神社の玉雲宮と高田神社が連なる通りを
歩く。
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勝山藩主の三浦家は、2.3万石の城主だたtが、城は残っていないが、城下町だった勝山は
街並みが保存されていて、歩いて見学するにはちょうどいい大きさの町。

1週間後に、勝山だんじり祭りがあって山車を作成中でした。
ブルーシートの中を写させてもらいました。
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毎年10月19日と20日に行われる勝山喧嘩だんじりは、夜、9台のだんじりが激しくぶつかり
合い、熱い雄叫びがこだまするといいます。
あぁー、1週間遅かったら見れたのになぁ~。
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ちょうどお昼時になり、郷土資料館の学芸員さんオススメのとなりの食堂でランチタイム。
白壁という名のお店。ここにも暖簾が掛かっていますね。
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地元の方オススメとあって、これだけ出ても780円でした。量もたっぷりあって、
美味しかったです。しかも、半個室を独り占めして。
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ということで、城下町である真庭市勝山をゆっくりと散策。エンジョイしました。
このあと、さらに東へ。久世の町や美作滝尾駅へと行きます。

でも、それは明日。では、また!

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昨日は、最高気温が15.2℃もあり暖かな日よりでした。11月も下旬になろうとして
いるにも関わらず、気温は二桁。

ちなみに、仙台が7.5℃、、東京は11.1℃。函館の最高気温は、名古屋と同じでした。
最低気温でも12.3℃で、これも名古屋(11.7℃)とほぼ同じ。(仙台5.4℃で、東京は7.9℃)
我が家の花壇では、春の花が再び咲き始めました。

まずは、晩秋の花であるリンドウから。
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紫色のきれいな花が咲いていますね。アップして見ましょう。
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続いて、春の花である「サクラ草」まで咲き始めました。
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枯れ葉が飛び散って花壇を埋めている中で、春の花が咲くのは季節が逆になったみたい。
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パンジーも咲いています。
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キンセンカも黄色の花を咲かせています。
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ナデシコまで。 一度は枯れてしまったのに、また咲き始めました。
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カリフォルニア・ポピーまでつぼみが出てきて、今後も暖かい日が続けば、
間もなく花を咲かせそうです。
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バラも咲いています。
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白いバラも。
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ということで、11月は最初に雪が降って、今年は冬が早いかな?と
冬支度を急ぎましたが、ここ数日は温暖で、春の花が咲いてうれしいです。

このまま、雪が降らなくて春になって欲しいな!と思ったけど、12月になれば
やっぱり降雪し積もるでしょうね。
年末は、やっぱりホワイト・クリスマスでなくちゃね。

今年も、12月になってカナダ・ハリファックスから贈られたモミの木の巨大クリスマス・ツリー
を見に行きたいです。

この後は、10時からテレビ中継ですが「ファイターズ優勝パレード」があります。

感動をありがとう! ファイターズ バンザイ!
 🙌 \(^o^)/ 」

そして、午後2時から「北海道コンサドーレ札幌」のJ2優勝とJ1昇格!

を決定する試合があります。決めるぞ!J1へ!そして二度とJ2に戻ることはないように!


では、また!

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今日は、日本史の江戸時代に起きた民衆の止むに止まれず立ち上がった歴史を見て
いきたい、と思います。

江戸時代は、武士が民衆を支配した時代。それを支えたのは人口の9割以上を占めた
農民でした。それも土地を持たない小作人。彼らは生産した農作物の4割以上を年貢と
して納めていたのです。

いわゆる「四公六民」。4割が税金、6割が生活資金。それが時には五公五民にもなったり、
酷い時には六公四民だったりすると、お百姓さんは苦しくて生活出来ません。

それが、ここでは「六公四民」が当たり前で、享保時代の津山藩の御触書では
百姓は雑穀を常食とし米を食うべからず
②女子供は雑穀と云えど腹一杯食うべからず
③餅はついてはならぬ、酒を飲んではならぬ


と生活に関わる規則に、農民たちが連名で守ることを約束させられていたのです。

そんな時は、命がけで立ち上がりました。それが一揆です。
江戸時代、飢饉が発生した時など全国各地で、命を懸けて決起した一揆が多発しました。

その中でも、三大百姓一揆と云われるのが、岩手県の三閉伊郡の一揆、岐阜県郡上一揆
ここ岡山県真庭市の中山(さんちゅう)一揆でした。

ということで、今日はその山中一揆を見ていきたいと思います。

まずは、新見市からさらに東へ走り真庭市へ。その中心地の勝山から山中へ。今夜の寝床
である湯原温泉を目指します。その途中国道313号線の見尾集落で見かけた一揆の指導者
の一人である弥治郎の実家
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時は江戸時代中頃、享保11年(1726年)のこと。享保と云えば、8代将軍の吉宗の享保の
改革が有名ですね。ここは津山藩の支配下で、藩主の松平氏は年貢を厳しく取り立てる
圧政を繰り返していました。
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それに対して、農民は生命と生活を守るためについに立ち上がったのが、ここ旭川上流地域
の山中と呼ばれる一帯です。
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この日は、暗くなってきたため、一旦調査を断念し湯原温泉へ。ここには露天風呂(砂湯)も
あり無料で入浴出来ますが、昼間温泉に入ったので入浴せず、河川敷の駐車場で車中泊
することに。
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朝は、相当冷え込みました。さすがに、山の中というだけあります。だから山中地方と
呼ばれたのですね。

朝6時に起床し、「義民の丘」と呼ばれる運動公園へ。その坂の途中に義民碑がありました。
まずは、昭和60年(1985年)に作成された山中一揆の説明文から。今から31年も前なので
字も薄れてきていて読みにくい。
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左に「山中一揆 義民之碑」、右に捕らえられ殺された51名の慰霊碑
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現在は真庭市に合併された旧湯原町の湯原温泉から、5kmほど南下した場所にあります。
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「山は 合掌 川を 一揆に 語りつぐ」
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この一揆の指導者は、牧村の徳右衛門見尾村の弥治郎たちで、6000人もの農民を
結集させて、藩の代官と数日間交渉し藩に認めてもらいました。
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しかし、藩は農民を裏切り(どこもそうですが、侍ほど噓つきはいません)武力鎮圧に
踏み切り、無抵抗同然の一揆勢を逮捕し主要なメンバーを打ち首など51名を斬殺した
のです。
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当時の岡山県知事が書いています。
津山藩の城、津山城は日本三大平山城とも云われ、その維持費は莫大なもの。

1603年に森忠政が18万6500石で藩主へ、4代95年間にわた岡山県北東部の美作
(みまさか)全域を支配していました。が、改易になり1698年に松平氏が10万石で入り
ました。徳川家の系譜を引く家系で、生活は浪費の連続。そのツケは農民へ押しつけら
れたのでした。
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牧集落を見逃し、真賀温泉へ。ここは2015年春の旅で「殿の湯」に入浴したことがありました。
「殿の湯」とは、津山藩の殿様が湯に浸かった湯船のこと。
300円のその風呂に入れますが、そこは階段を登った先。
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ここがそう。一般が200円なのに100円高い。それでも、独占してお風呂に入りました。
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となりには神社まであります。朝から拝んでいる方も。
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左に旭川が流れていて、岡山市へ、それは岡山城のすぐ脇を流れ瀬戸内海へ注ぎます。
狭い土地に隙間なく旅館が立ち並んでいます。
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見尾集落へ行き、昨日の弥治郎生家の場所へ。
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人家は30軒くらいか、刈り取られた田んぼ。
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弥治郎は、逮捕を逃れ左の山の洞窟にしばらく隠れていたといいます。地元の方たちが
食べ物を運んでいたそうです。そこを、「弥治郎獄」と呼んでいます。

周辺を散策すると、小高い丘にあった弥次治郎に関する碑。
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当時は苗字がない時代。でも明治に入り樋口姓へ。
生家のとなりが樋口さんという家で、話すと家に上げていただきいろいろとお話を伺うこと
が出来ました。
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苔むした碑の土台に時代を感じるとともに、弥治郎の無念さが伝わってくるような気がします。
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弥治郎の子孫である樋口さんから教わり、リーダーだった徳右衛門の牧集落へ戻ります。
まずは、徳右衛門の墓前へ。
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牧集落を歩いて、人に聞いて訪ねた徳右衛門の子孫である「山中一揆義民顕彰会」の
会長さんをしていらっしゃる植木紋次郎さんとお会いできました。
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自宅にあげさせていただき、奥様からコーヒーとお菓子をご馳走になり「山中一揆」の本まで
頂戴致しました。
長い間、お話しできてとても嬉しかったですし、本当にありがとうございました。
お話しの中で、「義民サミット」(今は皆高齢化して中断しているとのこと)があって、全国で
一揆があった場所で会合を持っている、とのこと。植木さんは、岩手県三陸海岸の田野畑村
まで行かれた、といいます。私も行っているだけに、田野畑村の話では盛り上がりました。

これが、その「山中一揆」を説明した本です。
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ということで、今から300年近い前の江戸時代郷土と郷土の人たちを守るために命を懸けて
立ち上がった農民たちがいたのです。彼らは民衆の一人として、闘い訴えたのです。

多くの犠牲者が出ましたが、今その行動は義民として、「義」ある無名の民と称えられて
います。
そんな日本史の教科書には、登場しない隠れた歴史を垣間見られた時間を持てたことが
嬉しかったです。


明日は、この後真庭市勝山の商家通り「美しい街並み」へ向かいます。
それでは、また!


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旭川では大雪が降っているニュースが流れていますが、まるで北海道全域が大雪に
覆われているかのような報道です。でも、実際は旭川の積雪29cm、スキー場で有名な
倶知安が11cm、留萌が3cm、稚内が8cmで、それ以外の都市は積雪ゼロです。

全国放送で、旭川の豪雪だけが取り上げていますが北海道の他の都市では、積雪は
ないのです。そればかりか、函館では今日から3日間最高気温は10度越え。

仙台よりも暖かく、東京と少ししか変わらぬ気温です。
心配した人より電話がありましたが、全くの心配ご無用。18日の午前10時、窓から
差し込む日差しは暖かく裸足でブログを書き込んでいます。

さて、芸備線の旅は秘境駅の道後山駅から。
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木次線の秘境駅である油木駅を訪れた後、再び備後落合駅を経て道後山駅へ。
2014年度の乗車人員は、1日あたり0人。つまり、誰も乗り降りしないということです。
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1日3本しかないダイヤ。駅前には、高尾原スキー場が5年前の2011年に閉鎖された
跡が見れます。やっぱり、降雪量が少なくなったのか、はたまた若者がスキーをしなく
なったのか?
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芸備線は、備中神代駅と広島駅を結ぶ全44駅、159.1kmの岡山県西部から広島県
へと中国山地を東西に走るローカル線ですが、三次駅から東へ、新見駅までは人口
希薄な山間部を走ります。

そのため、さらに山間部では備後落合駅や道後山駅など秘境駅が連続しているのです。

続いて次の小奴可(おぬか)駅へ。
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開業(1935年、昭和10年)以来の古い建物の木造駅舎。駅舎の左半分には、地元の
タクシー会社が入居し、営業中でした。
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そして、芸備線最大の秘境駅である内名駅へ。
ここは、1955年、戦後10年目にして新設された駅ですが、ここへたどり着くまでが大変
でした。
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国道314号線の走る小奴可駅から県道450号線へ、県道から1車線の農道を走り川に
架かる小さな橋を渡り駅へ。その間、人家はまったくなし。

ホームに立つと、線路の向かい側に農家が1軒。そこの飼い犬が吠えまくっていました。
滅多に訪れない駅のホームに立つ人間が珍しいのか?怪しいのか?繋がれている
チェーンがちぎれんばかりに大声で吠えていたのです。
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駅には、「秘境の駅を訪ねて JR芸備線内名駅 記念シート」がありました。
「神々の棲む郷 田森、田森自治振興区」が作成し置いているもので、秘境駅を売りに
作ったのでしょうね。

でも、ここを訪れる人はいるのでしょうか?1日あたりの乗降客はゼロ人です。

小奴可駅でタクシーの運転手さんに聞いて、二日ぶりの温泉に入浴(温泉博士は使わず
地元の日帰り入浴施設 550円)し、駅を二つ(備後八幡駅と東城駅)スルーして、岡山県
に入り野馳(のち)駅へ。

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ここも木造駅舎が素敵ですね。それにしても、西日本の駅舎は戦前からの木造駅舎が
残っていて、駅を訪ねても楽しいです。
北海道は寒さや凍結する恐れもあるからか?木造駅舎は、どんどん解体されてダルマ型
の貨車が駅舎になっているケースが多いのです。

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続いて隣の駅の矢神(やがみ)駅
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ここも木造駅舎がカッコいい!
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瓦屋根と下見板張りの壁。朱色の壁や柱の色は、もしかして弁柄(ベンガラ)でしょうか?

市岡駅は新しい建物ですね。

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坂根駅へ。ここは簡素な待合室の駅。
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最後に備中神代(びっちゅう こうじろ)駅。芸備線の終点です。
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ここは、岡山県倉敷駅と鳥取県米子市の伯耆大山駅を結ぶ伯備線が交差する駅でも
あり、線路が多い。
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たまたま新見駅を出た特急が通過して行きました。
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伯備線とは、伯耆の国(鳥取県西部)と備中(岡山県西部)を結ぶ日本海から瀬戸内海へ
南北に走る138.4kmのローカル線です。まさしく山陰・山陽連絡路です。


DSCF6818



















スミマセン。また先ほど使用した矢神駅の写真を張り付けてしまいました。

ということで、明日はさらに東へ。岡山県真庭市へと向かいます。
では、また!

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三江線を行く旅、ついに今日で全駅を見ることになります。終着の三次駅は、前回
スマホの修理で先に訪問しましたので、カットしますが残すところあと3つ。

長谷(ながたに)駅粟屋(あわや)駅、それと尾関山(おぜきやま)駅。
それでは、三江線最大の秘境駅である長谷駅から。
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県道122号線を式敷駅から走っていますが、ものすごい細くカーブが多い。
江の川の左岸を走る県道だが、道は1車線しかない上にアップダウンもあり、走り辛い。

国道は対岸の右岸にあるが、国道を走ると駅にはたどり着けない。所木駅から尾関山駅
までの間に橋が二つしかなく遠回りしなければいけないから。

だから、道が険しいのを承知の上で県道を走り、やっとたどり着いた長谷駅。
車を停める場所を確保して歩いて駅の真下へ。

そこから階段を登りホームへ。
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流れがまったく停止してしまったかのような江の川。まるでダムみたい。
実は、ここ長谷駅へは1年半前の2015年4月九州・甑島への「春の旅」の途中で、訪れ
ようとしたが、大雨のため道路は寸断され通行止めに。

だから、再度の訪問。やっとリベンジ出来ました。
駅の演目名は「鐘馗(しょうき)」。
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ホームの向こうに人家が数軒見えますね。
何が秘境駅なのか?といったら、まずは列車の本数が極端に少ないこと。ダイヤを写すのを
忘れましたが、1日に数本だけ。それと車での到達度も大変。厳しい道を走りやっとたどり着く。
DSCF6793



















雰囲気も秘境らしいでしょう。
下り方面を見ると、山、山、また山の人里離れた駅。
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続いて粟屋駅へ。長谷駅からおよそ4kmくらい三次市寄りの駅。
農村地帯だが、山の傾斜が少しずつ緩やかになってきていて、畑も多い。
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スミマセン。同じ写真を張り付けてしましました。


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駅の前には人家が2軒あり、駅前広場は住民の駐車場になっているようだ。
もっとも、他に利用者はいないのだから堂々と駐車できる。

駅の演目名は「曽我兄弟」。
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そして、最後の駅となった尾関山駅
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ここは、完全に三次市街地にあり商店街や大規模な小学校もあって、久しぶりに緊張して
ハンドルを握る。今まではローカルなのんびりした道だっただけに、視界が全然違う。

演目名は「紅葉狩」駅。
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三次市は、人口5.6万人。広島県の人口のほとんどは山陽道、つまり瀬戸内海側に
集中しているが、中国山地寄りの山側では最大の都市。

広島県は、100万都市の広島市の他、50万になろうとする福山市、20万人台の呉市
東広島市や尾道市、廿日市市、三原市、大竹市、竹原市など山陽道沿いにある。

その中で、三次市や庄原市、安芸高田市は中国山地の山中にある都市。
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交通のメインは山陽で、山陽新幹線や山陽本線がひっきりなしに走っている。その中で
山岳地帯を走る三江線、さらにはこれから向かう芸備(げいび)線、木次(きすき)線
過疎の町村を走る非電化単線の、私が好むローカル路線だ。
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ということで、三江線の駅はこれにて終了。全35駅をすべて訪問することが出来ました。
次に芸備線の秘境駅を訪ねて、東へと向かいます。

芸備線は、岡山県新見市の備中神代(びっちゅう こうじろ)駅から三次駅を経て、
広島駅への全159.1kmの全線非電化、全駅44のローカル線です。

最初に比婆山(ひばやま)駅から。
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1935年に家業した当時は、備後熊野駅の名だったが、1956年に比婆山駅へと改称。
島根県との県境にある比婆山(1299m)に一番近い駅は、木次線の秘境駅である油木
(ゆき)駅だが、有名な山の名前を借用したのだろうか?

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1日に1人という無人駅だが、秘境駅の雰囲気は感じられない。
国道183号線に面していて、アクセスもいい。たまには、牛山隆信さんの「秘境駅に行こう!
にも甘い駅もあるのかな?

駅のとなりは消防署で、若い消防署員がトレーニングに励んでいました。
開業当時からの駅舎が良い味を出していて雰囲気は良い。
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続いて、芸備線と木次線(広島県庄原市の備後落合駅と島根県松江市の宍道駅を結ぶ
81.9km、18駅の全線単線非電化のローカル線)が交わる備後落合駅へ。
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周辺に人家はほとんどないが、駅のホームは島式が二つあって、線路の数も多い。
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ここまで来たのだからと、足を延ばして木次線の秘境駅である油木駅へ。国道314号線を
北上し、県境にもっとも近い駅で、標高も高い。この先は島根県なのだから。
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次の駅の三井野原駅は島根県のスキー場がある駅。
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駅の向こうに廃校となった小学校が見えました。

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今年は木次線開業100周年なんですね。開業したのが1916年。それから100年。
昭和40年代までは、蒸気機関車が煙をモクモクとあげて走っていたのですね。
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2日ぶりに温泉に入りたいな、と訪ねた比婆山温泉は日帰り入浴お断り。次の高尾温泉は
本日休業日。空振りでした。

仕方がない。次の駅を目指し、温泉も探しに行こう。

ということで、明日も芸備線の秘境駅巡りの旅を続けます。
では、また!

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昨日は、晩秋の夜空に特大に大きいスーパームーンがハッキリと見ることが出来ました。
1948年以来の68年ぶりの大きな月だそうで、函館ではくっきりと雲一つない夜空に
ひと際輝いていました。

地球までの距離は約35万6500kmだそうで、普段よりも明るく存在感のあるお月さん
でした。次のスーパームーンは18年後の2034年というから、もう次は見れないかも知
れませんので、昨夜やその前夜にはっきりと見て瞼に焼き付けたので、良かったです。

三江線活性化協議会(島根県邑智郡川本町)で出している「ゆっくり三江線三十五次
みどころマップ」のパンフレットには、昨日紹介した「天空の駅」宇都井駅から今日紹介
する香淀駅までの間に、列車は広島県→島根県→広島県→島根県と3回も県境を越え
ているんですね。

まさしく江の川は、山陽側から山陰側へ中国山地を横切り日本海へ注ぐという、中国地方
最大の河川であることが分かります。

それにしても、県境を3回も越えているとは!10万分の1地図では読めない細かい部分も
あるのですね。

今日の1枚目は、島根県邑智郡邑南町にある作木口駅から。
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江の川は、ホームの右側にあるので駅は左岸に建っています。国道は右岸だから
車の通行量は少なく、人家もまばらです。

この日は、三次市からの帰りで再び道の駅「グリーンロード大和」で車中泊し、昨日の
江平駅」の次にあたる「作木口駅」からリスタート。

演目名は「胴の口」。
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続いて「香淀駅」。駅舎がログハウス風でカッコいいいですね。
ここなら駅寝も出来そうです。
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演目名は「羅生門」。
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長いホームでも、雨宿りできる屋根付きホームは1両分。それでも良いのです。
ほとんど1両編成なんだから。
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駅前駐車場がやけに広い。これだけ利用しているのかな?
駅の壁にあった説明板には「ブッポウソウ(仏法僧)の観察について」が書かれていました。
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看板には、ここは三次市作木町と書かれていますね。一つ前の「作木口駅」は島根県
邑南町でしたが、作木町は広島県三次市。実は、作木口駅を出発すると再び江の川
を左岸から右岸へ渡ります。

渡った右岸にあるのが「香淀駅」。そして左岸は、同じ広島県でも安芸高田市なのです。

説明を読んでいる時、聞こえました。「ブッポウソウ~ ブッポウソウ」と。
低音の男声(?)のような鳥の鳴き声が、確かに聞こえました。

朝の7時頃で、通学する高校生も通勤客もいない静かな駅のホームで、ブッポウソウの
声が響いたのです。文字通り「ブッポウソウ」と鳴いていました。それも複数以上の鳥たち
の声。

ホントに、「ブッポウソウ」と名前の通りだな、と初めて聞いた鳥の声でした。

続いて次の式敷駅へ。江の川の左岸にあり、ここは安芸高田市。
ここから5つ先の粟屋駅までしばらく左岸を走ります。
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ホームの屋根が面白い。両側に屋根があります。かつては、ここで列車を待っていた
のですね。三江線はすべて単線だから、上りか下りかどちらかの列車が通り過ぎるのを
待たなければいけなかった時代のものが残っていますね。
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演目名は「滝夜叉姫」。
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左のホームはここで終わりの車止めがあります。さらに、かつてのホームがあって草茫々。
ここは三江線の大きな駅だったのでしょうね。

実は、1955年(昭和30年)三江南線の開業当初の終着駅だったのです。だからここで終わり、
の車止めだったのでしょうか?

それも、8年後の1963年に口羽駅まで延伸し途中駅となっています。
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そして秘境駅の「信木駅」。
山側に舗装されているが、狭い県道122号線がありそこに、駐車し歩いて江の川左岸の
すぐそばの駅まで歩いて行かなくてはいけない駅です。
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そこまで歩道は有れど、車道はなし。ホームの真下が江の川。対岸に国道375号線の
拡幅工事が行われていますね。国道といっても、狭く細く走りづらい国道なのです。

かつては、下の駅までの間は棚田か段々畑があったのでしょうが、今は雑草が生い茂り
草茫々状態。

ホームの左にある小屋は、トイレです。
それでも、演目名の駅ネイムがあって、「子持山姥」駅。
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吹きさらしの待合室。川沿いは線路の近くまで雑草が茂り、手入れはしておらず。
この駅、誰が利用するのでしょうか?
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続いて所木(ところぎ)駅
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ここも信木駅同様でした。山の斜面の上にある県道に車を停めて、歩いて駅へ。
それでも、集落には人家が目立ち、利用する高校生もいるのかも知れません。

演目名は「玉藻の前」駅。
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すべての駅に、石見神楽の演目の名前が付けられていてこの看板を読むだけでも
面白いです。さすがに伝統芸能が盛んな地域なんだな!と感心します。

本日最後の駅は、船佐駅
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ここは駐車場があって、細い道だけど何とかたどり着けました。
ホームは、駅待合室の向かい側。つまり写真の左にあります。竹藪の奥は江の川の河川敷。
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演目名は「悪狐伝(あっこでん)駅」。
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ホームの奥に人家があって、車が駐車されていますね。1日5本程度の本数では、
列車を利用するより車で行った方が便利だし、安上がりです。

だから、ほとんどの人は車を使う。鉄道利用者は、免許のない高校生か高齢者。
1日当たりの利用者は数人しかいないのです。または、ゼロの日もあるのでしょうね。

ということで、作木口駅から船佐駅まで来ました。明日は、三江線の秘境駅のNO.1の
長谷(ながたに)駅へ。

多分、残りの粟屋駅、三次駅の一つ手前の尾関山駅まで全てお伝え出来そうです。
では、また!


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まずお詫びと訂正です。昨日の最初の駅「赤塚駅」とありましたが、「明塚駅」の
間違いでした。同じ「あかつか」と発音しますが、最初に出てきた文字を確認せずに
ブログに載せてしまうという初歩的な間違いで、大変申し訳ありませんでした。

三江線、広島県三次市へ向かい島根県江津市からスタート。沿線はほとんど中国
地方最大の河川である江の川(ごうのかわ)に沿って走っています。

今日は、その江の川が1枚目。
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江津駅の次の江津本町駅から江の川が登場してきましたね。
ほとんどの駅から見えるか、見えなくても近くを流れています。

その三江線の駅巡りの6回目となる今回は、すごい駅からです。何がすごいか!
まずは、ご覧ください。
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田んぼの真ん中にある高架橋の上に駅があります。
駅表示板が待合室の左に、ポツンとあるのが分かりますか?高さは23m

下の駐車場に私の車(ダイハツ ハイゼット)が停めてありますので、大きさが分かり
ますね。
最初に、全体像が見たくて農道を奥へ100mくらい歩き写しました。

もう一度、駅の真下に行きます。
DSCF6759


































オートバイがありますね。同じように、この駅を写すために来ていました。左の階段を
登ること100段以上。7階建てに相当する階段の数。

登り切った線路があるホームから見た世界は!?
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まさしく「天空の駅」に相応しい景観です。
右の山と左の山の両側にトンネルがあって、それを結ぶために高架橋が出来たのですね。
鉄道は、車と違い急傾斜の坂を登れません。車だと10%以上でも登ることが出来ても、
鉄道はせいぜい3%くらい。

この後に旅する岐阜県明知鉄道に「日本一の急傾斜の駅」がありましたけど、それでも33‰。
つまり、3.3%です。だから、この狭い地に降りて来て再び登るのは無理だったのですね。
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それにしても、ここの駅を利用する乗客は通学する高校生くらいかな?
お年寄りは、階段を登るだけでくたびれてしまいますよ。

駅目当ての観光客も来ていました。
駅の演目名は「塵倫(じんりん)」。鬼のことですかね?

駅のアルファベットが「Uzui」となっていますが、平仮名は「うづい」。「づ」は「du」なのに
良いのかな?
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続いて、伊賀和志駅。「いかわし」駅と読むのですね。伊賀といえば三重県かな、と思う
けど全然関係ないですね。

そう云えば、「明塚駅」までは江の川の左岸を走っていた三江線、粕淵駅からずーっと
右岸を走っています。粕淵駅の手前で鉄橋を渡り左岸から右岸へ来ていました。

それも、昨日最後の駅の石見都賀駅まで。宇都井駅の手前で再び江の川を渡り左岸へ、
そして宇都井駅を出て直ぐに鉄橋を渡り右岸へ、伊賀和志駅は右岸にある駅。

ところが、すぐに再び鉄橋を渡り左岸へ、次の駅の口羽駅へと向かいます。この辺り、
何度も鉄橋を渡り、右岸へ左岸へと列車が走ります。
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駅の演目名は「鈴合せ」。
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伊賀和志駅にあった「森の宝石 ブポッソウの見える駅」の説明文。
全国で500つがいしか生息していないとのこと。
駅から歩いて2分の観察小屋へ行ってみたが、ブッポウソウの鳴き声は聞こえず。

しかし、明日になりますが香淀駅の早朝にブッポウソウの鳴き声が聞けたのです。
それは明日。といっても、音声はこのブログでは聞けませんが・・・。(ゴメンナサイ)
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そして口羽駅へ。
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国道375号線は粕淵駅からずーっと江の川の右岸を走っていますので、駅へ行くには
県道4号線で駅へ。

ところで、国道はもう広島県に入っているのですが、鉄道は島根県のまま。
江の川は、宇都井駅から上流が右岸が広島県三次市になりました。

一方で、左岸は口羽駅の二つ先の作木口(さくぎぐち)駅までが島根県邑南(おおなん)町
地図は複雑です。

演目名は「神降し」駅。
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本日最後の駅は、「江平(ごうびら)駅」。
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左岸にあるため右岸の国道から橋を渡り、農道を走りたどり着いた秘境駅です。
演目名は「五龍王」。
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三次駅までは、あと10個も駅があります。そしてここから秘境駅の連続です。今までも
到達するのに苦労した駅がいくつもありましたが、ここからさらに厳しい道が続きます。

国道375号線でも細くて狭い道が続いた(スマホを修理しに一旦三次市へ直行したため
国道を走りました)が、対岸の県道や農道はさらに狭く険しい道のりです。

その証拠に、晴れたこの日に三次駅まで行ってます。
スマホを修理するため、三次駅の近くにある大型家電店のエディオン(さすが広島カープ
本場です。カープの旗だけが特に目立つ!)で修理。

その帰りに駅に寄りました。
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明日は、作木口駅から広島県に安芸高田市に入り香淀(こうよど)駅へと向かい、さらに
式敷駅、信木駅、所木駅へと、県道122号線の難所が待ち構えています。
それでは、また!

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昨日の土曜日は11月にしたら暖かく、しばらく乗ることのない自転車を取り出して、
久しぶりにサイクリングしました。気持ち良かったですよ。

風を切るようにして走りましたが、顔に当たる冷たい風が心地良かったです。
ところで、冬はテレビの前でスポーツ観戦の機会が増えますね。

まず、野球は「侍ジャパン」では大谷翔平の特大ホームランを見れたし、ラグビー日本
代表がジョージアに逆転勝ちコンサドーレ札幌がJ1昇格、J2優勝まであと一つ。

さて、今日の三江線の駅巡り明塚駅から。
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駅の演目は「黒塚」。西日本は歴史があって、神楽や能、歌舞伎など伝統芸能が盛んな
地域で、北海道から見て羨ましいです。学校でもそれを継承していて、子供たちに受け継
がれてるのは素晴らしいことです。
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ただ、少子化で伝統が途絶えることが心配です。何処の地域でもあり得ることですが。

続いて粕淵(かすぶち)駅。ここは、美郷町の役場のある駅。
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ここの演目は、「神武」。
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続いて浜原駅
実は、かつて江津駅から浜原駅までが三江北線と云っていました。
一方、広島県の三次駅から口羽駅(浜原駅から6つ目南の駅)までが三江南線と呼ばれ、
二つの線が結ばれたのが1975年(昭和50年)8月で、やっと全区間が開通しています。
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それだけ、江の川沿いに鉄道を敷設することが困難だったのでしょうね。
だからか、ここから口羽駅までは「新線」と呼ばれ、比較的速いスピードで(85km/h)で
走ります。

なぜなら、直線が多く景色も開ける場所があるからです。が、それ以外の地域はかなり
遅い速度で走っているということですね。

浜原駅の演目名は、「大蛇」。
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ここには跨線橋があって、複線になっています。そんなにたくさん走っているわけでは
ないのに、必要なのかな?と思ったけど、以前は本数が多かったのでしょうね。

沿線には高校生も数多くいて、いわゆる「汽車通学」する生徒たちが大勢いたのです。
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続いて沢谷駅へ。
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演目名は「猿丸太夫」。
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沢谷駅から潮駅までは、国道375号線が鉄道と並行して走っています。
江の川の左岸を鉄道の線路と片側狭い1車線の国道が並んでいるわけです。

江の川でカヌーを漕ぐ人たちと出会いました。気持ち良さそうにパドルを漕いで
いますね。
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で、潮駅に到着。実は、駅に到着してすぐスマホを落としてしまいました。落とした場所が
悪かったのです。石の上に落ちて、ガラスの画面が割れてしまいSIMカードが外れてネット
が見れなくなりました。

これは、困った!リアルタイムのブログで書きましたが、この旅、いや「ぼうけんの旅」始ま
って以来の最大の危機でした。
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30km以上離れた三次市へ行けばショップもあるし大型家電店もあるだろう、と考えて
旅をいったん中断し、三次市へ急行し何とかネットを修復しブログを続けることが出来
ましたが、これ以来私のスマホは画面ひび割れしたまま使用しています。

来年5月で2年縛りが解けるので新しいものに取り換える予定ですが、取り換えには数千円
以上かかるそうです。まぁ、自分のミス。不注意で落としてしまい、傷つけてしまったのです
からね。

それにしても、江の川のすぐそばに駅がありますね。
ここの演目名は「潮払い」。さすがに潮駅だからでしょうか?
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この日は、穏やかに流れていますが暴れる時はすごいのでしょうね。大雨や台風の時は
「暴れ川」になって、この駅を流すほどの勢いで濁流となって流れていくからです。
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私の地図「マックスマップル中国・四国 10万分の1」(昭文社)2014年版には、三江線の
「江津駅~浜原駅間、災害のため夏まで運休中」出ていましたからね。

前年の2013年の洪水で鉄道が運休し、そのまま地図に記載されていたのです。
もちろん、2016年秋には復旧し運行していましたが。

続いて石見松原駅。ここへは、国道から山道へ入り「こんな道で大丈夫?」と首を傾げる
ルートを取って、やっとたどり着いた駅。
でも、鉄道を利用して旅している若者が一人ホームにいました。きっと、秘境駅巡りをして
いるのかな?
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こんな超秘境駅(周囲に人家はまったく見当たらないし、国道からも離れた場所)にも、
演目名がありました。ここは「戻り橋すてーしょん」。
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本日最後の駅は石見都賀駅。ここは集落の中心地で、人家が多い。
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奥の山並みの間を江の川が流れていて、小さいけど対岸の人家も見えますね。
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それでも、待合室は吹きさらしの簡素なもの。
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ここは「髪掛けの松」。神楽自体がよく分からないので、いろいろな演目名があるのだな、
と感心するばかり。様々な登場人物がいるんですね。
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明日は、この駅を見たかった!という駅へ行きます。「天空の駅」の宇都井(うづい)駅です。
田んぼの中でひときわ高い、20m以上の高さ、階段は100段以上を登らなければいけない駅。

ということで、明日もお楽しみに!
では、また!

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ここは、道の駅「グリーンロード大和」。江の川左岸に面していいる場所。朝6時に起床
すると、ご覧の通り朝靄がかかっていた。河川敷は散歩道になっていて、朝早くから
ジョギングする人も。

こちらは、下流方面を見た。
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一方、上流を見ると。
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10月ころは、よく見られる現象だと。だから、兵庫県朝来市の竹田城や岡山県高梁市の
備中松山城などは雲海の中に浮かぶ城になるのでしょう。

これも、午前8時頃になって日が差し暖かくなるとガスは晴れて来る。朝の2時間くらいの
自然現象ですね。

ただ、早朝だけに空気はまだ冷たい。

国道375号線と県道40号線をつないで、昨日の最後の駅である因原駅へ戻ります。
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朝の因原駅。
今日は、ここからスタート。どこまで行けるか?三江線の駅10個訪ねたが、まだまだ
25個も残っている。

次の石見川本駅。川本町の中心地だけあって、久し振りの駅前商店街もあるし、何より
駅前にタクシーが数台客待ちしていた。出発地の江津駅以来の光景だ。
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待合室に貼ってあった三江線乗車を呼びかけるポスター。
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赤字路線として、廃止の噂が高かった三江線。何とかして乗車を!のポスターだが、
今はこれもむなしい。JR西日本が廃止を決定してしまったのだ。

廃止は2018年3月で、あと1年と4か月ある。多分、その間に多くの鉄道ファンや観光客
が来ることだろう。とっても、長閑で素朴なローカル線で、旅の情緒あふれる路線を感じる
のだけど、地元は過疎で高校生も少ないうえに、地元住民は車を使うわけで普段の乗客は
極めて少ない。

この時刻表を見ると、お昼の時間は走っていない。下りは8:25のあとが13:43まで5時間
以上も待ち。上りは7:08のあとは14:00まで7時間もない。
これじゃ、利用するのはキツイ。行っても戻れないからだ。
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駅の演目名は「八幡」。
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さすがに、ここでは鉄道は交差している。向こう側にもホームがありますね。
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次の駅の木路原(きろはら)駅前にあった、川本町指定天然記念物の木の原天満宮の
ムクノキ」。
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幹周りが8.3mもある大木。
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地元では、ご神木になっています。その木路原駅。
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ここも、簡素なむき出しの待合室だけの無人駅。

演目は、「天神」。天神ステーションというわけです。
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続いて竹駅。ここも同様です。川本町から隣の美郷(みさと)町までは県道40号線を
走るが、駅はほぼその県道沿いか、少し内部へ入るとある。
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鹿島すてーしょん駅。
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次の乙原(おんばら)駅も同様。ここの待合室は戸が閉めることが出来て寒さをしのげる。
周辺には人家が数軒あるのみ。
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スタートしてから、ずーっと江の川の左岸ばかり鉄道は走っている。右岸に渡るのは、
粕淵(かすぶち)駅を過ぎてからだ。

ここの演目は、帯舞(おびまい)。
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久しぶりに下を見て、マンホールを写す。「おおち」とあるのは、この辺り邑智(おおち)郡
だからでしょう。


日本海に面した江津市と大田(おおだ)市の南、広島県との境にある美郷町・川本町・
邑南(おうなん)町の3つで邑智郡を構成しています。
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江の川沿いだからカヌーは分かるけど、左の教会のような建物は何だろう?

赤い屋根瓦は、石州瓦。赤というより朱色が、青い空・緑の山に生えますね。
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石見簗瀬(いわみ やなせ)駅へ。
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「さあ 三江線に乗ろう」の幟はためく駅は「岩戸駅」。
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ホームにあるプランターには、赤紫のきれいな花が咲いていました。きっと、地元の住民が
掃除を兼ねて花を咲かせているのでしょうね。こんな風景を見ると、本当に地元愛が感じ
られて、三江線を残して欲しいなぁ!と感じます。
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左にホームがあったのでしょうね。砂利が敷かれて埋められていて、今は右の一つだけ
のホーム。かつては、左右のホームに1日に何十もの列車が走ったことでしょう。
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ここにも、「昭和47年(1972年)7月12日の洪水のあと」のマーキングが見えますね。
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どこの駅も、建物の大半が洪水の被害に遭ったのですね。でも、駅舎は建て替えする
ことなくそのまま修繕して使用しているように思います。今から44年に大洪水があった
とは知りませんでした。

当然、周辺の人家も被害に遭ったはずです。中国太郎の名前が付けられているほどの
暴れ川の江の川の氾濫、地元の方は怖かったでしょうね。

そんなわけで、今日は因原駅、石見川本駅、木路原駅、竹駅、乙原駅、石見簗瀬駅
6つの駅巡りをしました。

明日は、次の赤塚駅からさら北へ、東へ、南へ。激しく蛇行する江の川に沿って駅巡り
をして行きます。

では、また!

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