函館発  ぼうけんの旅

旅が大好き!2013年4月から始めて「ぼうけんの旅」は今年で11年目に突入。 車中泊中心の貧乏旅行の旅、今年で72歳を迎えいつまで続けれるのか?今のところ体力・気力はバッチリ。 いよいよ「2024年ぼうけんの旅」は4月「春の旅」からスタートです!

2024年が明け今年は72歳を迎えて、体力的には厳しくなってきている車中泊の旅。いつまで出来るのか?まずは75歳を過ぎるまでは続けていきたい!と。未知の地を訪ねて、行くぞ!軽バン一人旅の始まりです。

2017年02月

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ


昨日は、写真を1枚アップしただけでブログを終了していまい、ごめんなさい。
PCの調子が悪いのか、操作する私が悪いのか、多分後者ですが・・・。

そんなわけで、まったく途中半端な状態で終え、大変申し訳ありませんでした。
今日改めて作り直します。果たしてうまく行くのか?心配はありますが・・・。

まずは、今川(いまがわ)駅から。
DSCF5290



















昨日の「民宿発祥の地」の碑がある駅です。
民宿発祥とは?

調べてみると、「山北町の中で、今川地区が初めて民宿が出来た。」らしく、決して日本初
というわけではないそうです。

驚きましたよ!あの碑では、日本初のような印象を与えますよね。だから、対して意味は
ない碑でした。

村上市に合併された山北(さんぽく)町の各地域では、「〇〇発祥の地」という看板を
あちこちで作っていたそうです。ここ今川地区でも何かを作ろう!と案を練ったところ、
笹川流れの海岸美を見物に来る観光客が多く、ホテルのないこの場所に民宿を造ろう、
と山北町では初めて民宿が出きた、とのことです。

それでもって、「民宿発祥の地」の石碑が出来たのでした。
DSCF5291



















ホームの向こうに国道345号線が見えますね。歩行者用の白いフェンスが見え、その奥
日本海の孤島「粟島」が見えています。

ここからが、島までは一番近い。それでも、30kmくらいはありそう。
DSCF5292



















たまたまやってきた特急列車。日本海をつなぐ新幹線はありませんね。
どうしても、東京中心の交通体系だから、高速道路も新幹線も日本海沿いは、せいぜい
2年前に完成した北陸新幹線の直江津と金沢を結ぶ路線、それと新潟新幹線の終着の
新潟駅のみ。

あとは、在来線を走る秋田新幹線の終着である秋田駅だけ。
この先も、日本海側をつなぐ新幹線は造る気はないのだろうか?
高速道路も青森からは、1本につながっていない。日本海側はいつも後回しになるので
しょうね。
DSCF5293



















越後寒川駅へ向かう途中で煙突から煙が出ているのを発見!何だろう?
今はそれほど寒くもないし、ストーブなど焚く季節でも、天候ではないはず。
DSCF5295



















よくよく見ると、大量の薪。それと海からホースで海水を汲んでいるように見える。
ということは、もしかして塩の製造工場?

建物では作業中。現場の人に話して了解して、内部を見学させていただきました。
DSCF5294



















やはり海水を沸騰させています。これだけの大量の海水を沸騰させるには、たくさんの
薪が必要で、それで外に山積みしていたんですね。
DSCF5296



















社長さんと話をしました。塩とは全然関係のない会社員として働いていたが、10年ほど
前に「塩を作ってみたかった」一心で、退職金をこの建物を造るためにつぎ込み、休みも
取らず毎日働いた、とのこと。今では何とか採算も取れるようになったと。

ただ、薪代が値上がりしていて困っている、と話していました。
ここでお土産に塩を購入。手作り塩は、日本専売公社がJTになって以降、誰でも塩を
作れるようになった、とか。

それで、彼は塩を生産しているのです。
と、1時間ばかり世間話をして楽しい時間を過ごしました。

では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

ここは新潟県村上市、旧山北(さんぽく)町勝木(がつぎ)駅にあった、民宿発祥の地の碑。
DSCF5289

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

いよいよ明日からサッカー2017年Jリーグが始まります。
わが北海道コンサドーレ札幌は、開幕戦アウェーでベガルタ仙台に
勝利できるか?

久しぶりのJ1だけど、今度ばかりは残留して!と願います。北海道出身者が10名も
いるコンサ。12月の最終戦まで、絶対残留!出来れば一けた台の順位にいて!と
祈ります。

さて、羽越本線を行く旅は村上駅から北上。幹線国道の7号線は山間部を走り、
山形県境に近い勝木(かちぎ)駅で日本海に臨んでいるが、羽越本線は最初から
海岸線を走る。と同時に、国道345号線も並行して線路の左側、つまり海側を走って
いる。

そこで、村上駅から三面川に架かる橋を渡り日本海へ。5kmほど走ると間島駅に到着。
DSCF5277



















国道のすぐそばにある無人駅。
たまたまホームに出ていたら、特急が通過していった。羽越線は、すべて電化されて
いるのでしょうね。線路の上を、何本もの電線が走っている。
DSCF5278



















きれいな砂浜海岸が続いている中、沖を眺めると粟島(あわしま)が見えた。
DSCF5280



















粟島は、全島が村上市ではなく岩船郡粟島浦村に属し、東西4,4km、南北6,1kmの
周囲の長さ23kmの人口365人の日本海にある小さな島。

二つの集落だけで、先日テレビ東京の人気番組である「YOUは何しに日本へ!」
で取り上げられていた。

外国人が一人しかいない島で、取材しようとしたらNGで担当者が途方にくれていた。
ほとんど漁業中心の島。

続いて5km北にある越後早川駅。早川は地名で、近くに早川という小さな川が流れて
いた。
DSCF5281
DSCF5282






































向かい側にホームがあるが、レールはない。レールがあるのはこちら側だけ。

続いて桑川駅へ。
DSCF5286



















ここは道の駅「笹川流れ」と同じ建物で、というより駅は左側に小さくあるだけ。
大部分が道の駅のお土産物屋さんやレストラン。
DSCF5285



















扉の奥に小さな待合室があるだけで、もちろん無人駅。
右側が道の駅の自動ドア。
DSCF5284



















2階建てだが、屋上に出れる。
DSCF5283



















屋上の日本海を望むフェンスには、たくさんのカギがかかっていた。多分、恋人たちが
離れ離れにならないように!と願いを込めてカギをかけたのだろう。

「私たちは絶対別れません!」と主張しているかのようなカギ。

潮風を受けて、錆び付いているのもあったけど。まぁ、お幸せに!

笹川流れは、美しい海岸線。日本有数の景勝地で、かつては北国街道の難所としても
知られていた場所。近くには笹川流れ遊覧船乗り場もあったから、夏場は観光客も多い
のでしょうね。
DSCF5287



















平べったい粟島が良く見えますね。最高地点が小柴山という名の山で265,6mだから
30km近く離れているから、ほぼ平たんに見えますね。

村上市とフェリーで結ばれ90分。高速船は55分。
DSCF5288



















わずか365人ほどしか住んでいない島だが、小・中学校はある。交通量はほとんどないが、
子供たちの教育のためにと、10年前の2007年に島唯一の信号が設置されている。

学校があるのは、内浦地区だけ。島1か所の郵便局も。
もう一つの集落である釜谷地区には、廃校となった分校の建物だけが残る。

先の「YOUは何しに日本へ!」では、この釜谷地区のフィリッピン妻を取材したかった、
そうで、担当者は取材を断られ泣く泣く断念し佐渡島へと。

島は、病院・学校・買い物など何にしても大変。
島を旅で訪問するのはいいけど、そこで生活するとなると考えてしまいますね。

明日は、さらに北上し山形県へ行きます。
では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

新潟県北部、北越後の中心都市村上市へと北上する。
昨日最後に紹介した平林駅の一つ北にある岩船町駅

村上市内の通勤・通学駅だ。
DSCF5261



















そして次が村上駅
DSCF5262
右から読む「村上駅」は、駅の文字が古い書体のを使っている。
もちろん駅員さんがいる駅。

駅の駐車場(無料)に車を停めて駅前を歩く。
最初に下を見る。つまりご当地マンホール。
DSCF5263



















サケが描かれているのは、三面川(みおもてがわ)を遡上するサケを特産にしている
から。古くから村上では、サケを「イヨボヤ」と呼んでいて、イヨもボヤも魚を意味している。
多分アイヌ語でしょうね。

三面川のサケを「魚の中の魚」、「三面川のサケでなければサケとはいえない」と言い切る
ほど、サケと密着した生活を営んできた歴史があるのが、ここ村上市だ。

村上市には、日本で最初のサケの博物館である「イヨボヤ会館」があるほどで、それだけ
サケは大事な魚。

もう一つ、こんな碑を発見。
DSCF5264



















 今は山中 今は浜 今は鉄橋 渡るぞと  思う間も無く トンネルを 闇を通って
廣野原 
 」

童謡で、文部省の唱歌にもなった歌「汽車」ですね。

作曲をした大和田愛羅(1886~1962)さんが、幼いころに村上市に住んでいたことにちなんで
建てられたといいます。
もちろん、駅の発車メロディーにも使用されているとのこと。

この歌、若い人は分かりますか?
昔は、鉄道を電車ではなく汽車といっていたのです。今でも、地方の電化されていない鉄道は
ディーゼル車が走り、それを通学に使う高校生は「汽車通」と呼ぶのですよ。

もう一つ発見!
DSCF5265



















村上市の奥座敷、瀬波温泉ですね。駅の南西3kmほどの日本海沿いにある温泉街。
2度利用していて、最初はホテルで入浴。700円のところをシニアデーで500円。

2度目は「温泉博士」を活用して、無料で豪華ホテルの温泉に入りました。
村上市で宿泊する観光客の多くは、瀬波温泉に行きますね。

さて、駅から東の方向へ2km以上離れた臥牛山(135m)に建てられた村上城へ行きます。
DSCF5266



















ナビの指示通りに行ったら、とんでもない場所に・・・。何と狭い道を走らされ住宅街の
迷路に紛れ込んでしまった。

付近の住民がいたので、その方の駐車場でUターンし、教えられた道を通り無事に
着いたのだった。住民の話では、よくあることでキャンピングカーなど大型車はUターン
出来ず、生け垣をこすってしまい傷を付けることもあるという。

軽自動車だったから、回転出来たけど大きな車だと無理だと思う。

さて、何とか城下の5台くらいしか置けない駐車場へ停めて、この階段を登る。
DSCF5267



















歩くこと20分ほどで、天守台があった山頂へ到着。
旅の疲れもあったのか、けっこう汗もかき息もあがってしまった。日頃の運動不足が
たたったのかな?

西の方向を見る。市街地と日本海が見える。
DSCF5268



















一方、東の方向を見る。画面左端が三面川の上流方向。右側が三面川の支流
門前川が南東方向から流れてきている。

村上市は、三面川が上流から土砂を運んで来て、それが日本海に臨む河口に堆積
した出来た沖積平野の上にある人口6万人の新潟最北の町。
DSCF5269



















山城と平山城の間くらいか?山の高さは135mだから、山城で有名な竹田城(兵庫県)や
津和野城(島根県)、岩村城(岐阜県)、備中松山城(岡山県)よりは、かなり低い山だ。

でも、平山城よりは登り応えはある。だから、その中間とします。(かなり独断ですが・・・)
DSCF5270



















昔は、ここに天守があったんですね。

戦国時代初期の1500年代に本庄氏が築城。城主の本庄繁長は、春日山城(上越市)
に本拠を持つ上杉氏の家臣だったが、1568年に上杉謙信のライバル武田信玄と通じて
反乱を起こす。

それを謙信が鎮圧する。命を取り留めた繁長は以後忠誠を誓い、豊臣秀吉により謙信の
養子の上杉景勝が会津に移る際も同行している。
DSCF5271



















別名、舞鶴城ともいいその石碑があった。またの名を本庄城とも。
1871年(明治4年)に廃城となった。勿体ないですね。明治初期に廃城令によって、
どれだけ全国のお城がつぶされたことか!

今となっては、復元することも出来ないですよ。

晴れていれば、東の方向に朝日岳連峰、南に飯豊山の峰々が見れるのだが・・・。
DSCF5273



















残念ながら近くの山々だけしか見れません。
DSCF5274




















DSCF5275



















ということで、山頂に10分ほど滞在し、1時間ばかり下山しました。
DSCF5276



















明日は、日本海沿いに北上し国道345号線の笹川流れという、きれいな海岸線を見て
塩造りの工場を見学し山形県入りします。

では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック ありがとうございます!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ


2016年の春の旅は今回で50回目となって、そしてもうじき本当の2017年の春を
迎える時期になりました。
つまり、1年遅れの春の旅のブログを作っているわけで、リアルタイムの旅では
なく、自分的には納得がいかないのが本音です。

実際、雪解けとともに2017年春の旅をそろそろ出発しようかな?と計画をして
います。が、降雪の少なかった今シーズンでしたが、最近になって結構雪も降り
それにまだまだ寒い日が続いていて出発をためらっています。

出来れば、4月冬タイヤを交換してからスタートした方が良いのでは?と。
それに、腰の調子が良くならなければ!今は、病院で処方された痛め止めの薬を
飲んでごまかしているが、暖かくなると同時に、腰も回復してと願っています。

春の到来と、腰の痛みが消えることが絶対必要です。
ということで、早く春が来てほしいのです。

それでは、米坂線を行く旅続けます。
まずは、関川村の中心にある駅から。越後下関駅です。
DSCF5253



















昨日紹介した、江戸時代の豪商の大邸宅渡邉家などが存在する、道の駅「関川」が
ある地区。町役場の近くにあって、そこから歩いて数分の場所に駅がある。
DSCF5254



















無人駅でホームに出てみると、駅の南側は田園地帯と低山。北側は駅と国道113号線、
そして荒川の左岸地区に市街地が形成されています。
右岸、北側は田んぼや農耕地区。

続いて5kmほど西へ行くと、越後大島駅
DSCF5255



















大島という名前は、全国どこでもある名前だから越後と国名を入れているけど、
どこが大島という名なのか?確かに集落名は大島だが、川に中州もないし海からは
離れた場所なのに?
DSCF5256



















一応、複線となっていますね。でも、周辺は人家はまばらで歩いている人もおらず。

そして、終点の坂町駅。
DSCF5257



















米坂線だけではなく羽越本線の駅でもあり、さすがに大きな建物だし有人駅。
駅員さんがいる駅は、久しぶり。しばらく無人駅が続いていました。

荒川河口から5kmほど内陸にあり荒川の左岸から南へ2km離れた場所に駅がある。
村上市の一番南にある駅で、羽越本線のひとつ南の駅は胎内市平木田駅

隣町は胎内市。2005年9月に中条町と黒川村が合併し、市内を流れる胎内川から
名を採っっている人口2、9万人の都市。

それでは、羽越本線を北へ向けて一つずつ駅巡りをしていきましょう。
まずは、平林駅。荒川の北へ2kmの内陸部にある駅で、周辺は田園地帯。
新潟特産のコシヒカリでも生産しているのでしょうね。

ここは待合室がホームごとにあって、同じような建物が2個見えるでしょう。
DSCF5258



















ここは電車ですね。上に電線が走っていますものね。
DSCF5259



















たまたまやって来た電車は5両編成か?しかも先の3両は緑色で、後の2両は青色。
DSCF5260



















ということで、明日からは羽越本線の各駅巡りの旅へ、そして村上市では山城の
村上城へ登ります。

でも、それは明日!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

この日は、関川村の道の駅「関川」で車中泊。道の駅は国道113号線に面していて、
道の駅の駐車場での一晩は、国道をひっきりなしに走るトラックなどでうるさすぎる。

で周辺を歩くと、道の駅の建物の裏側に舗装されていない砂利を敷いた広い駐車場
を発見。多分、行事などの際の第2駐車場ではなかろうか?

そこで、車中泊をすることにした。やはり、出来るだけ静かな環境の下で眠りたいです
からね。

朝5時過ぎには起床。4月だと日の出も早く、5時前には太陽が顔を出している。
早朝の散歩へと出かけると、まるで江戸時代の広大な屋敷に出くわす。何だ!この
大きすぎる建物は!
DSCF5239



















ここ関川村に関しては、まったく予備知識も持たず来たものだからここの歴史もわからない。
説明板を見ると、「渡邉邸」という建物。国の指定重要文化財となっている。

1667年、初代の渡邉儀右衛門善高がここの定住し、主屋は1817年に再建されたもの。
主屋と書いてあるが、母屋のことか?

1667年は、4代将軍徳川家綱の時で、北海道では2年後の1669年にシャクシャインの戦い
が起きている。現在の日高管内静内町の総首長のシャクシャインが、全道各地のアイヌを
集め和人の松前氏へ対し、抵抗した戦いだ。

まさに、アイヌのアイデンティティーを示した反乱だったが、武力ではかなわず鎮圧され、
以後松前藩のアイヌ支配が強化された戦いだった。

そんな時代にこんな豪華なお屋敷が完成しているとは!

渡邉家は、江戸時代の豪商で金貸をして莫大な巨利を得た。1726年、財政難に苦しんで
いた米沢藩に融資し、その後は幕末まで御用商人だったそうだ。

だから、そのあとに登場した上杉治憲(鷹山(ようざん) 1751~1822)は、大倹約令を
発して財政整理を断行、殖産興業に努め米沢織などを興しているんですね。

DSCF5240



















1756年にここで醸造されたお酒は、現存日本最古だと。
すごい建物です!

一部は、補修中のものもありが、総茅葺の屋根は巨大だ。
3000坪の広大な敷地に堀と塀をめぐらし、母屋は何と!500坪というから巨大すぎる。

渡邉邸を通り過ぎると、同じような巨大な建物が現れた。
DSCF5241



















ここは津野邸。ここの通りは旧米沢街道だ。
県指定文化財だが、非公開の建物。
DSCF5242




















DSCF5243



















越後下関という町。地図を見ると、少し東が上関で、西が下関。でも、下関は山口県・
長門の国の長州藩にあるから越後という国名をつけているでしょうね。
DSCF5244



















荒川は、山形県と新潟県の山深い県境、それも日本最大クラスの豪雪地帯から流れ
出る河川だから、水量も豊富。自然の力を活用して水車を回すことなどは簡単だ。
DSCF5245



















公園を挟んだ向かい側には、渡邉家の新宅もありました。
DSCF5246



















1905年、敷地面積1700坪以上、二階建ての180坪以上の豪邸だった建物。現在の
名前は東桂苑。村の指定文化財になっています。
DSCF5247



















公園を挟んで、向かい側に本家の渡邉邸が見える。
長大な塀がすごすぎる。
DSCF5248



















資料館のせきかわ歴史とみちの館。でも、9:00開館だから見れず。渡邉邸も朝早くて
見学できなかった。
DSCF5249



















渡邉邸以外にも、国指定重要文化財の佐藤邸もあるがそこも非公開。
DSCF5250



















道の駅に戻り、昨日休館だった日帰り入浴施設の「ゆーむ」。入浴料は500円。
DSCF5251



















仕方なく、道の駅にあった足湯で我慢したが・・・。
DSCF5252



















後で調べたら、歩いて5分くらいの場所に共同入浴施設があって、100円で入浴できた
のだった。ここ関川村は、えちごせきかわ温泉郷といって、4つの湯から成る温泉豊富な
場所で、あちこちに低料金で入浴できるのです。

時間があったら、地元の共同入浴施設でのんびりと湯につかりたかったのだが、残念でした。

ということで、米坂線を行くはあと3つを残すのみ。
では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック ありがとうございます!

今日(2月20日)の夕刊、3面記事を見て驚きました。
何と!日本一周のblogを書いている「ふみさん」こと児玉文暁(こだま ふみあき)さんと妻のあゆみさんが出ているではありませんか!

image


あゆみさんのblog「ただ歩いてゆく旅」は最近更新されて読んでいましたが、お二人でカナダ5000km横断するとは、実に感動でした。

ふみさんのblogは、毎日読むのが楽しみでしたが、最近はアップされず残念に思っていただけに、また再びblog再開あるのかな?と期待しています。

24日に日本を出発し、キューバを歩いてから4月か5月ころにカナダに渡るとのこと。でしょうね、2月・3月のカナダだったら北海道以上に寒さがキツいでしょうね。

でも、お二人の姿はとっても旅をエンジョイしています。

image


恐らく日本一周のblogを読まない方でも、北海道新聞の記事を読めば歩き旅の楽しさが理解出来るのではないでしょうか。

あゆみさんは、歩く前家電好き・潔癖性・虫嫌だったそうで、最初は15分歩いただけで筋肉痛になった、とか。

それが、2008年に日本縦断9400kmの半分を同行し、2013年お二人は結婚。14年には、台湾も歩いたのです。

image


お二人に、エールを送ります。特に同じ道産子であるあゆみさん、寒さではふみさんよりも強いはず。暑さ・寒さに負けず太平洋から大西洋へ歩き通して下さい!

心から応援しています。

頑張って!ふみさん!あゆみさん!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

ここ数日、激しい腰痛でブログが作れず悶々とした日々を送っていました。
とにかく体の自由がきかず、横になって安静にするだけ。食事や排泄は
出来るものの、体を動かすことが出来ない。

だから、久しぶりに降雪があった今日2月18日も、家の前の道路に10CMほど
積もった雪をただ眺めるだけ。腰が痛くて動けないことが、こんなに辛いとは・・・。

実は1週間前から始めた「どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるように
なるすごい方法」(サンマーク出版 Eiko 著 1300円プラス税)の本を買ってきて、
股割りをもう一度!とトレーニングを始めたばっかりでした。

働いていたときは、開脚と股割りは出来ていた。頭を床にくっつけることは簡単に
出来ていた。それが、退職5年でこれほど体が硬くなるとは!

あきれるほど体がガチガチに硬くなっていた。それで、トレーニングをスタートした
のだが・・・。

そんなわけで、腰が痛くて整骨院通いと横になって安静していてPCを操作でき
なかったのでした。

今日も痛みはあるものの、何とか動かしてチャレンジ!

米坂線を行くは、羽前沼沢駅から。
DSCF5227



















前回の「手ノ子駅」から西へ9.2KM離れた山間部の駅。西置賜郡小国(おぐに)町
大字沼沢にある駅。

ここへは山を越える。峠の名は、「宇津峠」。鉄道はその下にある宇津トンネルを
通過するが、実はこの峠は山形県の代表的河川である最上川と新潟県の河川で
ある荒川分水嶺になっている。

つまり、手ノ子駅のあった峠の東側の西置賜郡飯豊町は、福島県境からの最上川
が北へと流れ、最後は酒田市で日本海へ注いでいる。

最上川は229KMもあり、東北では北上川・阿武隈川に次ぐ第3の河川だ。国内でも
8位だ。

1位信濃川367KM、2位利根川322KM、 3位石狩川268KM、4位天塩川256KM、
5位北上川249KM、6位阿武隈川239KM、7位木曽川229KM、8位最上川229KM。

7位の木曽川と8位の最上川が同じ長さだが、数百メートルの差で順位が違うのかな?

一方、荒川は同じ名前で利根川水系の東京湾に注ぐ川が有名だが、ここの荒川は
長さ73KMの一級河川で、日本一きれいな河川の一つ

続いて伊佐領(いさりょう)駅へ。米沢駅を起点にして、ちょうど50KM地点。
DSCF5228



















1935年(昭和10年)に開業しているから、82年目の駅。もっとも、駅舎は建て直しされた
ものでしょうね。調べると、現在の駅舎は1993年(平成5年)に建てられている。

駅の近く(といっても、駅から林道・県道をつないで10KM近くの文字通りの山の中)には、
全寮制のキリスト教学校の基督教独立学園高等学校がある。全日制の普通科で、全国
各地から生徒が集まり、生徒・教職員が学校敷地内の寮で生活している。


DSCF5229



















伊佐領の伊佐とは、長井市にもあってともに伊達氏が常陸の国の伊佐郡にいた頃に
名乗っていた名字で、伊達家の領地を意味している。

そういえば、伊達政宗の出生地は米沢市の城でしたね。ここから40KMくらいの距離。

もっとも、伊佐は砂地や暗礁を表す言葉だそうで、領は荘園の領域。でも、ここは砂や
岩礁のある海岸からは遠い場所の山間部。伊達家の領地が正解でしょう。

駅の周辺を歩いたら、小国町立伊佐領小学校の校門を発見。
でも、校舎はなく閉校になったのでしょう。2011年に小国小学校へと統合され閉校に
なっていました。
やっぱり、少子化の影響で、人口減の郡部の町村では各集落にあった小学校は閉校し、
町の中心部にある小学校に一本化しています。
DSCF5230



















続いて、羽前松岡駅へ。

DSCF5231



















ここも無人駅。
DSCF5232



















次が小国駅
DSCF5233



















町役場のある小国町の中心地で、久しぶりに(といっても数時間ぶりだが)国道113号線
沿いにコンビニ発見!

駅内部を見ると、ツキノワグマが展示中。
DSCF5234



















ヒグマより小さいけど、それでも狂暴だし怖い。山中で遭遇はしたくないです。

続いて、新潟県の境を越えて最初の駅である越後金丸(えちごかなまる)駅へ。
以前は、山形県最西端に玉川口駅があったが、20年以上前の1995年に廃止されて
しまった。
DSCF5235



















新潟県最東端の駅。所在地は新潟県岩船郡関川村大字金丸。
駅周辺には人家はまったくない。

そして、本日最後の駅である越後片貝駅。駅舎が大きいのは、地区の公民館が入って
いるからで、駅舎としては、待合室とトイレがあるだけの無人駅。
DSCF5236



















大部分は、ふるさと会館という名の公民館。
DSCF5237



















最後に、マンホールには荒川を遡上するサケの絵が描かれていました。
DSCF5238



















地図の上からは、小国町は新潟県に属するかな?と思えるほどです。なぜなら、小国町を
流れる荒川は新潟県を東から西へ流れていて、分水嶺を見ると小国町は完全に荒川側。

でも、歴史が違うのでしょう。伊佐領駅が伊達家の領地だったのも山形県側に属する理由
なのかもしれません。

新潟県側の最初の自治体は、人口5700人の関川村。となりの町は県北部の中心都市の
村上市。村上は最上義光、伊達政宗ら奥州の雄を押さえる戦力的重要な地点。その隣町の
関川村には、荒川を利用した水運で巨万の富を得た豪商・渡邉家がいたのです。

明日は、その関川村を訪れ豪商の家を拝見しましょう。
それでは、また!


にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック ありがとうございます!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ


2月になって、少しずつ春に近づいてきてはいます。というのも、本日の最高気温は
何と10度で、今年初めての二ケタ台。

道路もほとんど雪は残っておらず、冬靴でなくても歩けます。それに、今日は雨。
市内の残雪もほとんど融けることでしょう。早く春になーれ!

さて、本日の1枚目は南長井駅から。ここは山形鉄道フラワー長井線の駅です。
DSCF5219



















ご覧のように、住宅街の真ん中、しかも長井高校もすぐそばにあり1日の利用者は多い
はず。何せ、地方では高校生が大事なお客さんなのだから。

米坂線の戻り、前回紹介した今泉駅の隣の駅である萩生駅
DSCF5220



















ここも高校生も利用が多い駅ですね。駐輪場には何十台も自転車があります。
もちろん、駐輪代は無料です。

東京では、駅前に駐輪すると駐輪代が取られますよね。御茶ノ水駅では、月極め
4000円の駐輪料金があって、心底驚きました!

月4000円だと、我が家の前の駐車場の料金と同じです。通勤に利用する方たちが
使っていますが、東京では自転車駐輪代金と同じとは!

土地が狭く高い東京では、駐車料金がべらぼうに高いですね。私の友人は中央区
月島のマンションで暮らしていて、以前車を持っていたが何と!月4万円の駐車料金。

週に1回も乗らないのに、それに出かけた先でも駐車代がかかることに、とうとう車を
手放しました。月4万の駐車代とは!?信じられません。
DSCF5221



















米沢駅と坂町駅を結ぶ全90.7KM 、駅数20の米坂線。全線非電化単線です。
萩生駅は、西置賜郡飯豊(いいで)町大字萩生にあり、米坂駅から27.3KM地点。
1日の乗車人員は81人とのことで、ほとんどは高校生ですね。

続いて羽前椿駅
DSCF5222



















実は、4年前の2013年に駅の近くの山形県立置賜農業高校飯豊分校が本校統合され
高校生の通学がなくなったのです。

そういえば、川西町玉庭にも置賜農業高校の分校があって(玉庭分校)、生徒数減少
から閉校となっていましたね。1989年(平成元年3月)に閉校。

ここも閉校となり、川西町の羽前小松駅の近くの本校に吸収されていまったのです。
創立は1948年だから、65年間生徒たちが学んだのでした。

それまでは平均1日100人ほどの利用があったのに、最近では30人ほど。やはり高校生
が使わないと利用者はいません。
DSCF5223



















ここは複線になっていますね。
観光案内所が併設されているとはいえ、かなり大きな建物。1995年(平成7年)に現在の
駅舎が完成しています。
DSCF5224



















続いて手ノ子(てのこ)駅。無人駅です。
DSCF5225



















以前は、今は芝生となっている左側にも線路があったのでしょうね。でも、今は
1本のみの単線です。
DSCF5226



















ということで、この先も米坂線の各駅巡りの旅が続きます。
それでは、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。


にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

昨夜のBSジャパンの旅番組「出発ローカル線聞き込み発見旅」は、今お伝えしている
山形鉄道フラワー長井線が舞台でした。真冬の雪深い山形を赤湯駅から荒砥駅まで
1泊2日で周るもので、見ていて懐かしいものがありました。

特に、昨日お伝えした梨郷駅が取り上げられていて、地元の農家の方の話として「ここ
はリンゴと梨と田んぼだけだ」と云っていたのが、おかしかった。

まさしく「りんごう」駅だからリンゴも採れるのか!?と感心したり。また、梨郷小学校
子供たちが紹介されたり、地元の人のようにうれしかったです。

さて、ここは長井市。駅から歩いて10分ほどのところにある旧郡役所。
名前を「小桜館」といいます。旧西置賜郡役所です。西置賜とは、県南部米沢を中心と
した地域だが、その西側の新潟県寄りを指す。

西置賜郡を取りまとめる役所として、明治11年(1878年)かつて小桜城があったとされる
場所に建てられたもの。
DSCF5208



















現存する郡役所としては山形県で一番、全国でも2番目に古い建物だそうです。
今までいくつかの郡役所を見てきました。函館郊外では江差、春の旅では福島県
南会津など。

ここも明治時代に出来た行政機関です。ここで学芸員さんに話を聞いたが、ここでも
薩摩藩出身の役人が虐めたとのことです。

当時は、薩摩や長州出身というだけで大きな面をして大手をふって歩けたというから、
まして戊辰戦争の敵役だった東北では、めちゃくちゃ虐げたことでしょうね。
DSCF5217



















山形県内には11棟の郡役所が造られたが、その後解体されたり焼失したりで
今残っているのは6棟で、その中でのここが一番古いという。

上下式の窓やバルコニーがあったりで、当時としては超モダンな建物だったのですね。
DSCF5216



















この辺りは「文教の杜」と呼ばれる地区。
となりには、昭和を代表する彫刻家の長沼孝三氏の作品を展示している「長沼孝三
彫塑館」があります。
DSCF5209



















無料で公開している丸大扇屋を見学。
350年以上の歴史を持つ最上川の舟運で栄えた商家の一つの扇屋。
建物の内部には、幕末から明治・大正・昭和初期にかけての貴重な生活用品が
展示されていて、まるでタイムスリップしたかのよう。
DSCF5213



















たくさんの使用人を雇い、台所仕事をさせていたのでしょう。
まるで「おしん」の時代だ。そういえば、「おしん」は山形が舞台でしたね。
DSCF5210



















蓄音機だ。エジソンが発明してから、そう時は経過していない代物でしょう。
DSCF5211



















階段が物入れになっていて、合理的でもありますね。
DSCF5212



















庭園も立派で、いくつも蔵があるのだから相当な資産家だったのでしょうね。
DSCF5214



















本州を歩くと、かつての豪商の豪邸が残り過去の栄光を知ることが出来る。
東北以南を旅すると、そんな歴史を学べるのが楽しい。

かつての栄光だが、それをしっかり保存しているのがうれしい。
DSCF5215



















最後に、素晴らしい木造校舎の長井小学校。
DSCF5218



















授業中だったので校庭内に入ることは、はばかれたので道路から撮影。
立派な校舎でした。

ということで、長井市人口2.7万人の小さな都市だが、見どころいっぱい。
何よりも山形鉄道フラワー長井線のいくつもの駅があるのがうれしい!

明日は、また米坂線の駅巡りに戻ります。
では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

長井市に入り、米坂線の各駅巡りをする前に山形鉄道フラワー長井線の素敵な駅を
見よう!と、まずは100年以上の歴史を誇る建物の西大塚駅へ。場所的には、ここは
南陽市。
DSCF5192



















歴史を見ると、1914年(大正3年)11月15日、長井軽便線の西大塚駅の東隣の駅で
ある梨郷(りんごう)駅と長井駅の間が開通して駅も開業。

だから当時建てられた駅舎がそのまま保存され今も使用されているという、実に
103年の歴史あり!

風雪に耐え、よくぞ持ちこたえてくれた、と称賛されるべき建築物です。
DSCF5193



















この先に梨郷(りんごう)駅があります。そこで、3KM離れた駅へ。
DSCF5194



















文字通り、秋には梨の採れる里なのでしょうね。梨の故郷と書いて梨郷。
DSCF5195



















今は4月で桜満開の季節だが、秋は秋で梨の花や紅葉でとってもきれいな季節になる
のでしょうね。
この先は、おりはた駅、宮内駅を経て南陽市の中心部の新幹線も停まる赤湯駅へと
続くが、今回はここで折り返して長井駅へ行く予定。
DSCF5196



















ここで、のんびりしていていたら列車がやって来た。
DSCF5197



















スイングガールの絵が描かれた1両編成のディーゼル車。映画「スイングガール」は
ここの駅でもロケが行われていましたね。
DSCF5198



















列車が通り過ぎて、それではと長井市へと向かいます。
西大塚駅、昨日お伝えした米坂線と共用の今泉駅、さらには時庭駅を通過して
南長井駅の一つ北にあるのが長井駅
DSCF5199



















駅前の駐車場に車を停め、まずはホームへ行こう。
DSCF5200



















ところで、駅構内にあった「けん玉のひびきは平和のひびき」。

そう、ここは日本一のけん玉の町!
DSCF5201



















駅中で、けん玉が販売されているのを見るのは初めて。
DSCF5202



















日本けん玉協会なんていうのもあるんですね。その協会の公認の競技用けん玉です。
DSCF5203



















生産も、地元(有)山形工房。
けん玉は、やったことはあるがあまり上手ではない。いや、下手なほうだ。
お椀のような場所にのせるのは出来ても、尖った先っぽにのせるのは無理。

上手な人が羨ましかった。
DSCF5205



















ホームに立つ。前方は、新潟県境の朝日岳連峰の山々。
DSCF5206



















左に見える建物が山形鉄道の本社で、グッズも販売していたので缶バッチと
キーホルダーを購入。缶バッチは、リュックに付ける。

これで、会津鉄道、三陸鉄道、津軽鉄道、由利高原鉄道と東北の三セクの鉄道の
缶バッチがそろったぞ!
DSCF5207



















町を散策します。駅から歩いてすぐにこんな建物発見!
DSCF5204



















けん玉ひろばスパイクという名のけん玉競技場。
中には、けん玉の販売や競技での賞状やメダルなどが展示されていて、開館して
いる時はけん玉をする子供たちや大人で賑わうのでしょうね。

明日は、この長井市内を散策し長井市の歴史を知ることになります。
では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリックお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ


福島県から大峠トンネルを越えて山形県米沢市へ。最初の駅は、米坂線成島駅
JR東日本の米坂線は、米沢と新潟県村上市の坂町駅を結ぶ路線距離90.7km、
駅数20の全線非電化の単線の地方路線。

米沢駅、南米沢駅、西米沢駅の次がここ成島駅だ。
DSCF5179



















福島県喜多方市から国道121号で、大峠トンネルを越えて北上し国道287号線に
合流して最初の駅が成島駅。だから、山形県最初の駅として登場しています。

それに、米沢市内に入り混んじゃうから回避したのもありました。
DSCF5180



















成島駅から3kmほど北にあるのが中郡(ちゅうぐん)駅
DSCF5181




















駅の待合室に「米沢市・川西町クマ出没マップ」が貼られていて、何と!駅前にも
出没中!これじゃ、北海道のヒグマ出没よりも多いじゃないですか!
DSCF5182



















米坂線は、米沢駅と新潟県村上市の坂町駅を結ぶが、米沢駅から15kmほど北上して
三セク山形鉄道フラワー長井線と共通している今泉駅から先は西へ進む。

今泉駅から2kmは山形鉄道フラワー長井線と同じレール。地図を見たら今泉駅の近くに
歌丸」なんていう地名を発見した。意味があるのかな?

最上川の支流の白川の鉄橋を渡り山形鉄道フラワー長井線時庭駅の1km手前地点で
フラワー長井線と別れ南西方向へ。

米坂線は、県内にある宇津峠の分水嶺を越える。もっとも鉄道の峠越えはトンネルだが。
峠の西は小国町。そこから先は荒川沿いに西へと進み、日本海の5km手前の羽越本線
坂町駅が終着となる。
DSCF5183



















キハE120-6の車体には「磐越・羽越・米坂」の文字が。この3線共通の列車なのかな?
首をかしげている動物は何だろう? テン?イタチ?

2006年から使用されていますね。
DSCF5184



















中郡駅を外から見ると、自転車が数台あるがこれは高校生のでしょう。米沢市内まで
通学するのでしょうね。
DSCF5185



















川西町の中心地にある羽前小松駅。近くに町役場もある。
DSCF5186



















3km北の犬川駅。駅前の桜が満開!
DSCF5187



















今泉駅はこの先です。遠くに見えるのは、日本百名山の1870mの朝日岳を中心とする
連峰。新潟県との県境を構成している。
DSCF5188



















ということで、今泉駅に到着。
DSCF5189



















向かい側のホームが山形鉄道フラワー長井線。
DSCF5190



















もうここは、長井市だ。
DSCF5191



















米坂線の各駅巡りをする前に、寄るところがありました。それは大好きな鉄道である
山形鉄道フラワー長井線のいくつかの駅を、もう一度訪問すること。

まず最初に駅の本社のある長井駅へと行きます。
でも、それは明日!ということで、明日また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

ここは福島県会津地方の喜多方市旧熱塩町。国鉄時代の喜多方市と熱塩町を
結んだ旧日中線の終着駅である熱塩駅だった建物。
DSCF5166



















昨夜の車中泊は、最高!
自分の場合、車中泊はどこでもいい、というわけではなく出来れば閑静な場所を求める。

道の駅は、大抵は地方自治体が幹線国道に設置しているケースが大半で、夜間でも
交通量は多くうるさい。うるさいと、なかなか寝つかれず熟睡は出来ない。安眠できないと
翌日に堪えるので、できれば道の駅は避けたい。

中には、県道沿いにあったり、国道でも三桁では静かな場所もあり、ぐっすりと寝ることが
出来る。

だから、ここ旧熱塩駅・現在は日中線記念館の駐車場は、国道から離れているし夜間は
とても閑静で、まさに三ッ星クラスの車中泊が出来た。
DSCF5167



















翌朝、駅周辺を散歩。朝日を浴びた旧駅舎。
DSCF5168



















桜満開の時期と重なり、ピンク色に染まった花と赤い屋根の熱塩駅は絵になる。

さて、そのあとは昨日「温泉博士」で入浴した熱塩温泉へ。車で数分。歩いてもすぐ。
DSCF5169



















昨日利用した温泉旅館の駐車場に停めて、近くのお寺へ。誰もいない広い境内を
散策する。名を示現寺というお寺。まずは立派な山門をくぐります。

山門の前には、東北らしく湯殿山信仰の石碑が置かれている。まさしく湯殿山は神の
山。今での山頂までのルートは開かれていない聖なる山だ。

ここを開いた源翁が600年前に熱塩温泉を発見したという。
本堂へ。
DSCF5170



















あちこちにお堂があって、それぞれに意味するものがあるはずだ。
ゆっくりと、観察して行こう。
DSCF5171



















明治のナイチンゲールと云われた瓜生岩子のお墓と像。
数多くの社会福祉事業に貢献した女性で、1829年喜多方に生まれるが、9歳で父が
病死し母の実家のある熱塩村へ移り住む。

会津城が陥落した戊辰戦争(1868~1869)では、敵味方区別なく看護。
DSCF5172



















上京してからは、生涯社会福祉活動に身を捧げたお偉い方です。

自由民権運動 加波山事件判決百十周年記念の碑がありました。
DSCF5174



















自由民権運動とは、明治10年代の1880年代に起きた、文字通り自由と民衆の権利を
要求する運動で、土佐出身の板垣退助らが知られていますが、事件としては秩父事件
有名ですね。(1884年10月、減税などを要求した秩父困民党が武装蜂起したが、軍隊に
鎮圧される)
DSCF5175



















秩父事件の一月前の1884年9月に、板垣退助らが創設した自由党の一人が栃木県令
(今の知事)である三島通庸(みしま つねみち)らの暗殺を企て茨城県の加波山
(かばさん)で蜂起した事件だが、三島は薩摩藩出身のひどい奴でした。

明治時代の権力者は薩長の独占で、とくに戊辰戦争の敵方になった東北は虐められる。
1882年11月には、福島県令だった三島が農民に苦役を強要し、それに対し福島事件
起きている。

自由を求めた板垣退助は、1882年4月6日岐阜で遊説中、刺客に襲われ負傷した際に
板垣死すとも自由は死なず」といった言葉は有名ですね。
DSCF5177



















当時の薩摩と長州の出身者は、全国で暴虐なふるまいを起こしていました。
北海道でも開拓使長官だった黒田清隆が乱暴な政治をしています。(開拓使官有物
払い下げ事件など)

薩長藩閥政治と云われた時代で、参議の13人の内10人を占めていたほどでした。
DSCF5178



















会津若松市は、今でも山口県萩市の姉妹都市への誘いを拒否していますね。
薩長への恨み、いまだ健在なり!

10年前の2007年のことですが、安倍首相は「先輩がご迷惑をおかけしたことを
お詫びしなければいけない」と会津若松市を訪れた時に発言しています。

戊辰戦争だけではなく、その後の明治期の政治は薩長による東北虐めに終始した
ことがあったからです。

殴った方は忘れても、殴られた方はいつまでも忘れない」のです。
もちろん、21世紀の今はそんな時代ではないのですが・・・。

そんなわけで、福島県いろんな意味で勉強になりました。明日はさらに北上し山形県へ。
では、また!





にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

会津鉄道のあまや駅。「あまやえき」とキーボードを打つと、漢字は天谷駅と出てくるけど
地図を見ると駅周辺の地名は「下雨屋」。
DSCF5155



















でも、駅舎には「あまや」とひらかな。西若松駅まではあと7.8km 。
1日の平均乗車人員は、何と!0人。

2003年から2013年まで11年間は平均3人を記録していたけど、2014年は0。つまり、
それまでは毎年、毎朝3名の高校生の通学列車として動いていたけど、地元には高校へ
通う生徒がいなくなった、ということなのでしょう。
DSCF5156



















続いて門田(もんでん)駅。駅待合室の建物は、あまや駅と同じ造りだけど、門田駅は
ホーム上に設置されている。あまや駅はホームの下。

プレハブ造りの簡素な建物で、強風でも吹けば吹っ飛びそうだ。
DSCF5157



















始発の西若松駅までは4.9km地点。会津若松市門田町にあるので地名から採った駅名。
あまや駅と違いレールは2本で複線化されているのは、会津若松市に近いからか?

ここだと高校生は通学に利用するには便利か?と思いきや1日の平均乗車人員は3人。
5kmくらいだと自転車通学のほうが便利なのでしょうね。列車通学は冬期間だけかな?
DSCF5158



















残すところ南若松駅と終着の西若松駅だが、市街地に入り交通量も増えてカット。
国道118号線を北上し、一気に山形県境の喜多方市熱塩温泉へ。

ここで、二日ぶりに「温泉博士」を活用し入浴します。
DSCF5159



















開湯は約600年前というから、時代は1400年ころの室町時代のころ。3代将軍の
足利義満の時で、日明貿易が全盛期。義満は「日本国王 源道義(げんどうぎ)」を
名乗り、国書を明の使節に渡しています。

そんな時代に温泉が開かれたのです。

さて、この日は、1984年廃止された国鉄日中線の旧熱塩駅で車中泊します。
まずは旧熱塩駅。
DSCF5160



















喜多方駅から北へ。将来は峠を越えて山形県米沢市へ結ぼうとした日中線の
終着駅である熱塩駅。

廃止後しばらく荒れ放題だったのを、現在は日中線記念館として開館し保存
しています。
そして夜間8時までライトアップしていて、桜の木の下それはとてもきれいでした。
DSCF5161




















DSCF5162




















DSCF5163




















DSCF5164




















DSCF5165



















ということで、福島県喜多方市旧熱塩駅の駐車場で車中泊します。
トイレは、旧駅舎の中にあるし水は近くに清水が湧出しているから便利。

国道から離れているので、夜間とても閑静。やっぱり、夜間は車の騒音がない静かな
場所で寝たいですよね。

今までたくさん車中泊してきましたが、道の駅での車中泊は結構うるさくて熟睡出来ない
場所もありました。

ぐっすりと寝たい!そのためには出来るだけ幹線国道から離れた場所で、それもトイレと
水が確保できるところ。
なかなかないですけど、快適な車中泊が出来る場所を確保したい!と思うのは貧乏
旅行者の旅人の願いでもありますからね。

ここは、そういう意味では最適に近い場所でした。夜は満天の星空で、大満足!

明日は、さらに北上して山形県へと向かいます。
では、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ

桜満開の奥に茅葺屋根が見えますが、それが湯野上温泉駅
会津鉄道各駅巡りも、あと残すところ8つ。今日は2つの温泉駅を紹介します。
DSCF5139



















駅の正面に回ると、まるでどこかの古民家みたいな建物。とても駅には見えない。
駅舎の中には、売店もあってさすがに観光地。
それにしても、茅葺屋根の駅は初めてです。
DSCF5140



















奥に観光バスの駐車場もあって、高齢者の観光客が多い。もっとも、地元では温泉地と
しても知られているところですからね。

DSCF5141



















続いて芦ノ牧温泉南駅。といっても、温泉街からはほど遠い。駅は、ダム湖である
若郷湖の右岸にあって、左岸を走る国道118号線からは離れ、県道214号線を
行かなければ到着しない。
DSCF5142



















続いて大川ダム公園駅。会津若松市へと向かう国道は、ダム湖の左岸をほぼ直線的に
トンネルで走る。ダム湖の右岸にある会津鉄道も長大なトンネルをくぐり南下する。

その線路に沿って県道があり2kmほどで大川ダム公園駅へ。
DSCF5143



















大川阿賀川の別名で、、奥会津地方で大川のほうが知られている。
DSCF5144



















駅の前には、メガソーラー発電所がある。一体何万キロワット発電するのか?
DSCF5145




















DSCF5146












DSCF5144


























大川ダム公園駅を2度使用してしまったこと、お詫びします。スミマセン。

さて、続いて訪れたのが芦ノ牧温泉駅



DSCF5147
ここには、ネコの駅長さんがいることで有名だ。和歌山県の私鉄でもネコの駅長さんが
いるが、東日本ではここ会津鉄道芦ノ牧温泉駅駅の前に看板も出ていますね。
DSCF5148



















初代駅長が「ばす」、現在は2代目の「らぶ」。
初代は天寿を全うされたのですね。あっぱれ!!マークが付けられていますよ。
DSCF5151



















ねこが働く駅」の表示もあります。こちら側から見て、建物の左側に2代目駅長のネコ
がいますが、カメラは禁止。やっぱり大勢で来られてパチパチ写しては、ネコもストレス
になるのでしょう。グッズもたくさん売られていました。

ホームいたら、たまたま列車がやって来ました。ネコの駅のことが知られているのか、
カメラを持った観光客が10名以上も下車。

結構、有名なんですね。もっとも、テレビでも取り上げられているし、首都圏からも日帰り
も可能ですものね。

朝、浅草を出ると午前中には到着。強行軍だけど、会津若松市の鶴ヶ城を見学して帰る
ことも出来るでしょうね。

東武鉄道、野岩鉄道、会津鉄道と3本の私鉄をつないだ鉄道好きな人には最高の鉄旅
です。
DSCF5149



















それにしても、桜の花が散ってホームは花びらでいっぱい。ちょうど満開の時期でした
からね。
DSCF5150



















春は、やっぱり桜が絵になりますね。
DSCF5152



















駅の駐車場は広く20台以上も停めれる。その横にあったのが、ネコを祀る会津鉄道神社。
DSCF5153



















初代駅長のネコを始めたくさんの写真が貼られていました。
それだけ愛されていた証拠ですね。
DSCF5154



















ということで、明日はいよいよ終着駅へ。会津鉄道の各駅巡りも終わりとなります。

それでは、また!

にほんブログ村 旅行ブログ 日本一周へ←応援クリック お願いします。

↑このページのトップヘ