函館発  ぼうけんの旅

旅が大好き!2013年4月から始めて「ぼうけんの旅」は今年で11年目に突入。 車中泊中心の貧乏旅行の旅、今年で72歳を迎えいつまで続けれるのか?今のところ体力・気力はバッチリ。 いよいよ「2024年ぼうけんの旅」は4月「春の旅」からスタートです!

2024年が明け今年は72歳を迎えて、体力的には厳しくなってきている車中泊の旅。いつまで出来るのか?まずは75歳を過ぎるまでは続けていきたい!と。未知の地を訪ねて、行くぞ!軽バン一人旅の始まりです。

2019年11月

11月29日金曜日、天気は晴れでも風は冷たく寒さもキツイ。時々天からは真っ白いものが舞い落ちてきて、まさに冬の季節。それでも積もることはなく、札幌のように道路も真っ白というわけではなりません。出来ればこのまま春になって欲しいけど、そんなことはないでしょう。これからが本番の冬なんだから、3月までは耐える季節です。

さて、9月の旅は雨が1日だけでこの日も朝から快晴。まずは、キャンプ場を出発し国道235号線を東へ数百メートルも行かないうちに左折し道道209号線のサラブレット街道へ。
名の通り、周囲は馬の放牧場。ここで何億円も稼ぐ競走馬を育てているんですね。
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広い敷地に何頭ものお馬さんが放されています。のどかに草を食べて、障害物もない広々とした場所で自由に走ることが出来て幸せそうなお馬さん。
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さて、目指すのはこの先。
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かつてJRAでG1で何度も優勝したIMG_3943オグリキャップ!花束が添えられていますよ。

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父はダンシングキャップ、母はホワイトナルビー、1985年3月27日生まれで、2010年7月3日に死亡していて25歳で没。
JRAでの賞金獲得額は8億8830万円。地方では2281万円。
中央では、20戦12勝、地方では12戦10勝。1988年と1990年の有馬記念で優勝、マイルチャンピオンシップ、安田記念、高松宮杯など様々なレースで優勝している名馬です。

ということで、今日は新冠町の優駿スタリオンステーションでオグリキャップのお墓を訪ねました。

途中でPC操作がうまくいかず、写真が連続してしまい見えづらかったことをお詫びします。
では、また!

11月26日火曜日、天気は晴れ。午後3時過ぎからは曇りで最高気温は5℃くらいだったが、太陽が出ているところは暖かで散歩には最適な天候でした。朝起きた時は、庭や畑には霜柱が立っていて冷え込んでいましたが、日が昇るにつれて気温も上昇。札幌辺りは雪も降っていたしツルツル路面で交通事故も起きていたようだが、函館に限っては全然大丈夫。でも、これからは凍結した路面もあるだろうし、車の運転には気をつけなきゃ!

さて、ここは様似町のエンルム岬。様似駅や様似町の町役場がある市街地から2kmほど北西の方向で、国道336号線から左折してたどり着きます。南東の方向に、襟裳岬が見えていますね。
雲のかかった山は、アポイ岳(810m)で山頂付近には80種類以上の高山植物が群落しています。それとここはユネスコ認定のジオパークになっていて、麓にはジオパークビジターセンターもあります。
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高さ100mはないけど小高い山になっていて、階段も設置されているのは、津波の避難対策?
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それでは、この階段登って上まで行ってみましょう。結構きつそう!
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エンルムチャシ跡で、昔はアイヌ人の砦だったんですね。確かに下からやって来る敵に対しては攻撃しやすいし、海からの敵も遠くからでも発見出来ますからね。
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てっぺんから見たら、ミニ函館のような陸繋島トンボロですよ。国道が走るのは向かい側の丘の麓沿い。砂州が出来てこちらの丘と繋がったんですね。
駐車場に私の白い軽バンが見えてますね。
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西側を見ると、様似漁港とさらにその奥に親子岩とふれ愛ビーチ様似のキャンプ場が見えています。
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南側は穏やかな太平洋。
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さらに北上して浦河駅へ。浦河町では町立図書館でblog作り。freeWi-Fiがありますよ。。
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そして新冠町の郷土資料館へ。入場は無料です。その前に新冠温泉へ。「HO」を活用して無料で入浴。露店風呂もあってのんびり、ゆったり温泉に入りました。
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そしてこの日の宿泊は、判官館森林キャンプ場。ここで車中泊します。国道からは離れているし、自然豊かなとても良い環境。
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これは翌日の朝6時の光景。夕方は、エゾシカが団体で下の芝生の上で散歩中でした。
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ただし、ここは有料です。下の管理棟で受け付けしますが、車中泊でもキャンプサイトでも600円。
ライダーたちが、10人くらい一人1つのサイトで広々とテントを張っていて実にゆったりしているキャンプ場です。
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とういことで、ここのキャンプ場は有料だけどおススメです。
判官館とは、ここも義経伝説の一つで源義経は衣川の戦いで死なず、蝦夷地へ逃亡しここまで来た、という伝説から名付けられたそうな。郷土資料館にも確かあったような。

次回はサラブレット銀座を走ります。では、また!

11月25日月曜日、天気は晴れたり曇ったり時には雨が降ったりして目まぐるしく変化する天候で、気温は昨日に比べると10℃以上も低い。昨日は11月にしたら温暖で外を歩いても上着を脱いで大丈夫なくらいだったが、今日は上着なしだと寒くて冬の格好が必要。
1日1日と真冬に向かって進行中で、来週はもう12月だから1年はあっという間に過ぎ去っちゃう、とつくづく思います。

さて、襟裳岬の続きです。この鳥居は旧襟裳神社跡地。
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風が強くて崩壊したのだろうか?それくらい年中強風の吹き荒れる場所です。
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豊国丸殉難者追悼碑と書かれた石碑。調べてみると、1929年(昭和4年)に函館港を出港した豊国丸がカムチャッカ東海岸へ向かう途中に、ここ襟裳岬で座礁し78名が死亡しています。
この碑は、それを追悼するために1935年(昭和10年)に建てられたものでした。
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岬突端まで来た道を引き返して、灯台へ。
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1889年(明治22年)に、北海道で7番目の灯台として建設されていますね。2005年から無人化されたというから、今から14年前まで維持管理する灯台職員がいたということです。
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灯台が北緯41度55分だったから、北上して北緯42度の場所へ。ここもえりも町の管轄です。
風の町「えりも」のシンボルは、ゼニガタアザラシと昆布と灯台
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ここへ来た理由は、様似町で蝦夷三官寺の一つである等澍院を訪れた時に、住職さんからいろいろと教えられて、その一つにここの「一石一字塔」を見てきてごらん、と。
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1806年というから江戸時代後期、等澍院の住職により遭難者の慰霊と航海の安全を祈願して造られたといいます。それだけ強風と岩礁の多い海岸で、漁師たちだけではなく本州から荷物を積んできた船が座礁した場所だったのでしょう。
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場所は、襟裳岬から道道34号線の襟裳公園線を広尾方面に向かって10kmほど北上したところ。
道から海に向かって100mほど行った場所に展望塔があり、歩いて行ってみました。高さ20mくらいの階段を登って、まずは北東の方向を見る。百人浜という名の砂浜が広がり、さらにその向こうは黄金道路という名になっている海岸。その手前にえりも町庶野(しょや)という集落があります。

なぜ百人浜という名になったのか?は等澍院の住職さんも分からないといいます。黄金道路は建設された当時、ものすごい建設費用を費やしたことから名付けられたとか。トンネルの連続で建設費用が莫大にかかったのでしょうね。
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北西の方向を見ると、手前に先ほどの観音堂とその奥に沼が見えていますね。高い山は日高山脈の最南端の山である豊似岳(1105m)。その麓にある豊似湖はハートの形をしているとか。ただし上空からしか見れないとか。
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山頂は雲がかかっていて見えないですね。豊似湖へ行くには黄金道路の国道226号線を北上し、えりも町も最北端の集落である目黒から林道へ。林道を10km近く走るとたどり着けるようですが、今回は行きませんでした。
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一方、南側を見るとえりも岬がはるか遠くに見えますね。航空自衛隊のレーダー基地も見えています。
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昆布のことを知りたければ、ここえりも町の郷土資料館へ。入場は無料で、昆布のことすべて分かるし、えりも町の歴史も分かります。
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ということで、えりも町は天気も良く風も思ったほど強くはなくエンジョイ出来ました。
次回は北上して戻っていきます。
では、また!

11月23日土曜日で祝日の勤労感謝の日。天気は朝から晴れで気温も14℃まで上昇し暖かい日になりそう。日陰に残っていた雪もほとんど消えているし、今日は自転車に乗っても快適さを感じるほどの温暖な、恐らく今年最後の秋の1日となることでしょう。

昨日は来年の卓上カレンダーとダイアリーを買ってきましたが、来年は2020年そして令和2年なんですね。若いころは21世紀なんてはるか遠い時代だ、と思っていたけどなんかあっという間に時は過ぎて今まできたみたい。それに昭和、平成そして令和の年号を生きていて、あとどれだけ生きれるのか?と。
人は生まれた時から資産、能力、体力、美貌など最初から差があるけど、誰にでも平等にあるのは人には1日に24時間が与えられていること

これを生かすも殺すも人次第。自分はどうなのか?と考えると無駄に過ごしてきたことが多かったなぁ、と反省するのと同時に残りの時間は少ないぞ!だから大切にして過ごさなければ!と痛感します。
と、来年のカレンダーを見て、充実した1年になるようにと深く考えたわけです。

さて14回目となった秋の旅は、襟裳岬から。大雨になったえりも町では町内にある旅館に宿泊。夜からは雨も止み朝方はバッチリ晴天へ。朝食を取って市街地から20km以上離れた襟裳岬へ。
下の写真は、駐車場に車を停めて北東側を見たところ。日高山脈とえりも町庶野地区方面が見れます。
地図をしっかり見ると、襟裳岬は日高と十勝の分岐点ではなく尖った岬から東へ20kmほど行った場所が日高(えりも町)と十勝(広尾町)の境になっていることが分かります。だから、えりも町は岬の東側にも広がっているのです。
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高台から真南の方向を見ると、岬の突端とさらに先に広がる岩礁。これらはすべて造山運動で形成された日高山脈の続きなのです。つまり、日高山脈は火山活動ではない、ということ。
だから日高山脈の一番北にある狩勝峠(644m)から最高峰の幌尻岳(2052m)、カムイエクウチカウシ岳(1979m)、ペテガリ岳(1736m)、楽古岳(らっこだけ 1471m)、豊似岳(1105m)などを経てここ襟裳岬まで、これらは一連の造山運動の結果の山脈なのです。

一方、石狩山地は火山活動の山ですね。大雪山系の道内最高峰の旭岳(2291m)やトムラウシ山(2141m)、十勝岳(2077m)などは赤マークの火山の山です。

海の下にも火山活動の足跡があるのでしょうね。岩礁はるか遠くまで続いています。
さて、ここから歩ける限界まで南下してみましょう。
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その前に、西側を見るとえりも岬灯台が。これについては後ほど詳しく紹介します。
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ズームで捉えた波打ち際で働く漁師の人たち。中には女性もいました。彼らは昆布を拾い集めていますね。日高昆布は有名ですからね。
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高さにすると20mくらいの断崖絶壁か?
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どんどん歩いてきて振り返ると、風の館のガラス張りの展望台が見えますね。ここは有料だけど、開館は9時ころからなので朝早くは閉館。秒速30m以上の風を体感出来ます。もっとも、風の強い日には自然の風で十分体験出来ますが。この日はそれほど強い日ではなく帽子も飛ばされないくらいの弱い風の日。
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北緯42度からさらに南へ。岬の突端は北緯41度台です。道南では小沼の南端あたりで、国道5号線で大沼トンネルとほぼ同じ緯度。函館はさらに南の北緯41度45分くらいか。
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海の水は冷たくはないけど、大波が来たらさらわれそうで怖い。滑ったりしないのだろうか?
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ここには漁師さんたちの番屋があって、軽トラでやって来れるのですね。波が荒らそうですが、このくらいは平気なんでしょうか?
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台湾からのテレビクルーが取材に来ていて、襟裳岬を撮影中。台湾からは北海道を訪れる観光客が多いですからね。特にこれから雪の季節になると増えてきますね。雪のない台湾、寒さと雪、スキーなど別世界を体験できますからね。
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ということで、ついに襟裳岬へ。えりもの秋は絶景でした!
では、また!

11月21日木曜日、天気は曇りですが、一昨日に降った雪がまだ残っていて庭は真っ白。昨日の朝方まで猛吹雪で積雪7㎝ほど、今冬初めての本格的な雪でした。

blog3日遅れたのは、実を云うと3日前の夕方から激しい悪寒に見舞われたからで、その夜は大変な目に遭いました。最初は寒気で、歯がガタガタ震え物凄い寒気が襲ってきました。手も震えて体はブルブル。立って歩くこともままならず、ベッドの中で震えるばかり。
部屋を暖かくして羽毛布団の中に毛布とタオルケットを敷いて、さらに靴下を履いたり、それが2時間くらい続いた後、今度は体が熱くなってきて汗がどっと出てきました。熱を計る38.3℃で、自分の平熱は35℃台だから3℃近くも熱いのです。パジャマは汗だらけになって着替えたりそんなわけで。それでも解熱剤を飲んだら少しは熱も下がり、14時間以上続いた寒気と熱との戦いで朝を迎えたわけです。

次の日も1日中寝ていたりで、そんなわけで回復するまで3日を要したわけです。今は大丈夫、元通りになり今朝も外で体操・ストレットをこなしたので、体調はバッチリ!と思いますが、無理はせずに行動します。

さて、13回目の秋の旅は日高本線の絵笛(えふえ)駅
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秘境駅の一つになっている絵笛駅の周囲はサラブレットを育成する牧場です。まさに牧場に囲まれた駅で、ここで乗降者する人いるの?と首を傾げたくなる駅なのです。もちろん、3年前から運休しているので誰も利用する人はいませんが。

実は、ここの駅は小説「天国への階段」の舞台になったところで、小さな駅舎の中にあった駅ノートにも、「小説を読んでここに来ました」とか「小説に登場する通りの駅でした」と来訪者が書いてあり、思わずニンマリ。10年以上前に読んで感動した小説でしたので、同じような思いで訪れた人がいるんだな、と。
「天国への階段」~2001年に幻冬舎から単行本が上下巻で出版。翌年には日本テレビ系列でテレビドラマ化。舞台は、北海道の馬産地の浦河町絵笛で、ここ絵笛駅は何度も登場します。
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駅でのんびりし、ランチタイムとしてコーヒーを沸かしていたら突然雨が降り出してきてビックリ!
急いで飲んで食べて片付けて午後の部リスタート。次の駅の浦河駅と東町駅を飛ばして次の次の次の駅である日高幌別駅へ。
見て分かるように、左側半分以上はレストランで、右側は郵便局。駅は結局入口の奥に改札口があるだけの、もちろん無人駅でした。それでも、外にトイレもあって車中泊は出来そうだが、国道336号線に面しているから夜はうるさそう。

今まで国道235号線を走ってきたが、日高幌別駅の手前で終わるのでしょうね?北に向かい日高山脈を北海道最大の長大トンネル野塚トンネルで十勝・広尾に進む天馬街道は国道236号線で、この先南の様似町やえりも町に向かうのは国道336号線になっているから、ここ日高幌別駅は3つの国道の分岐点なのかな?
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様似町に入って最初に駅である鵜苫(うとま)駅。駅舎に描かれているタコの絵もボロボロです。
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様似町では、まず最初に郷土館を訪れたかった。それは北海道に3つある江戸時代の蝦夷三官寺の一つである様似町の等澍院について調べたかったから。で、学芸員をしている若い女性から詳しくお話を伺い場所も聞いて行ってみることに。
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雨は激しくなるばかり。写真を見てもお分かりのように、雨がはっきり見えるでしょう。
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北海道では、12か所しかない天台宗のお寺で、内部は金ぴか!ピカピカしています。
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北海道遺産に指定されているほどですね。旅の前半では伊達市有珠にある善光寺を訪ねていますし、厚岸の国泰寺は何年か前に訪れているので、ここで三官寺はすべて参拝。
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リニューアルした時の写真があって、よく見たら函館青柳町の天祐寺住職の山口先生が写っていたのには驚いてしまった。実は山口先生は私が勤めていた高校の社会科教員の10年先輩で、お世話になった方。住職のかわたら教員もしていたのです。私立はそれが出来るからすごい!
ハリストス正教会の司祭を務めていた厨川先生も理科の先生でしたので、才能のある人は何でも出来るんだな!と驚いてしましますよね。

実はその山口先生は今年7月にお亡くなりになり、その葬儀にも行って来ましたのでそのことをここの住職さんに話すと、分かっていて「元気な時に来られたのですが、その時でも杖をつかれていた」そうです。北海道の天台宗12寺の総代を務めていて感謝している、と話していました。
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仏像のお話を詳しくしていただきましたが、今はほとんど忘れてしまって覚えていません。ごめんなさい。
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となりにあった護摩堂。
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というわけで、この雨増々激しく降り続けてきました。今夜はどうするのか?
結局、えりも町の旅館に急遽電話して宿泊出来ることになったのです。ただし夕食はなし。
傘をさして町内のコープさっぽろで弁当を購入し、風呂に入りこの日はダウン。
1泊朝食付きで5500円でした。
明日は、日高最南端の襟裳岬へと向かいます。
では、また!


11月18日月曜日、天気は朝方は曇りだが午後から雨の予報です。雪はすっかり融けているが、気温は低く外へ出ると息が白い。これから本格的な冬へとまっしぐらで、北海道は長くてつらい冬。来年3月末の春到来までしばらく耐えなくてはいけません。
もっとも、北海道の冬ならではのものもあって、スキーやスノボー、スケートなどのウインタースポーツを楽しめるし、冬の祭りもありますけど、若い時と違って寒いので外に出るのが億劫です。
やっぱり年を取ったのかな?若い時は休みの日は、朝早くからスキー場へ出かけていたのに・・・。

さて、12回目となった秋の旅。今日は浦河町の荻伏地区から。まずは、荻伏支庁の横にあった教会から。元浦河教会です。
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明治時代初期に現在の兵庫県三田市周辺から入植した人々の中で、リーダー的存在の鈴木清は明治維新後にアメリカ人宣教師から英語と神学を学び、今の神戸市に日本初となる組合派教会摂津第一公会の創設に参加しています。
彼はその後、日本初となる牛肉の缶詰生産業に手掛け、そしてここ荻伏に入植したのです。赤心社記念館には、当時の教会の写真がありましたがこことそっくりで、現在の建物は当時の教会を再現させたのでしょうね。
で、支庁舎の裏側へ歩いて行くと、赤い屋根の建物がありました。
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これぞ、明治初期に三田市から入植し結成した開拓会社の赤心社です。結成されたのは1880年(明治13年)のことで、当時の日本は旧来の特権を失った不平士族らにより士族の反乱が各地で発生、それは西南戦争(1877)で西郷隆盛が自害してほぼ治まり、代わりに自由民権運動が激化していきます。板垣退助らが自由党を結成したのは翌1881年のことです。
同年北海道では、北海道開拓使官有物払い下げ事件が起きています。

明治の時代、未開拓だった広大な北海道はまず最初に囚人たちによって道路の開削、鉄道敷設、その後は本州からの開拓団入植、さらに刀を失った武士たちの再就職の場として屯田兵として開拓の歴史があります。
十勝地方を開拓した依田勉三(よだべんぞう)の「晩成社」は有名ですが、ここ荻伏でも赤心社が開拓していったのですね。
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赤い屋根、上下に開く窓、下見板張りの壁、白い壁の色と素敵な洋風建築洋ですね。
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屋根の一番上に「S」に↑の文字があって、何を意味しているのか?赤心の頭文字のSでしょうか?
常に上を見上げて向上する?
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太平洋戦争のさなかには、本州の各地から学生たちが農家へ支援にし駆け付けているんですね。島根県、福岡県、栃木県などから学徒援農が会ったことが分かります。
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それでは内部へ入りましょう。入館は無料です。建物内は、ほぼ40人くらい入る学校の教室とほぼ同じくらい。
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右端に初代社長となった鈴木清の写真があります。
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当時の苦労は如何ほどであったのか?原生林を1本ずつ伐採して原野を開き、寒さとの戦いやバッタや虫たちの襲来、ヒグマの出没など想像も出来ないほどの苦労があったことでしょう。
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子供たちの写真がありますが、まず最初に教育の必要性を説いて学校の設立をしたといいますから、偉い!
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これが当時の教会です。プロテスタント系のピューリタン(清教徒)で、それはアメリカ開拓当時の様子を想像すればほぼ理解出来るもので、まるで昔NHKで放送された「大草原の小さな家」に登場する教会みたいなものです。
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その赤心社は、その後どうなったのか?というと。市庁舎の方に尋ねると、国道沿いに店があるといいます。そこで、歩いて探したら〇の中に赤の文字の建物があって、ここが現在の姿。
中では、味噌・醤油などが販売されていて、小さな商店と云う感じ。
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荻伏駅へ行ってみました。海岸沿いを走る国道235号線から内陸部へ約1kmくらいか?
貨物車両を改造した駅舎だけの駅。もちろん使用されなくなって3年以上経過していて、今は錆び付くばっかり。いずれ撤去解体される運命でしょうね。
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付近に巨木がありました。恐らく当時からの大木でしょう。
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開拓記念木のブナ科のミズナラで樹齢は300年以上、樹高は10mはあります。
1882年(明治15年)に赤心社の一団が入植した時から地区の主だったのでしょうね。まさに、シンボルツリーです。
人々は、人力で木1本1本ずつ倒し切り開いていったのです。
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開基百年の碑がありましたが、今から40年近く前に造られたものでしょうね。
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今では、鉄道も通らず廃止される日高本線、さらに子供たちは少なく高齢者ばかりが残る地区。赤心社の人々が開拓したころとは、全然違う風景になっています。

今日は、明治時代に開拓のために入植した歴史を学びました。そして、彼らの多くはピューリタン。
ここ荻伏だけではなく全道各地で本州からの入植団が北海道を開拓していったんですね。

函館や道南は江戸時代から和人たちが入り、町や村が形成されています。その多くは漁村でしたが、明治時代は内陸部を切り開くため農業・牧畜などの開拓が必要とされたのです。
勉強になった赤心社の建物でした。

では、また!

11月17日日曜日、天気は朝起きた7時前後は猛吹雪で、強風で横殴りの雪が降り続いていましたが、午前9時になると雪は止み太陽が顔を出して来ました。今日は晴れるのか?はたまた雪は降るのか?やはり冬の天気はころころ変わるのでわかりません。

さて、11回目となった秋の旅は新ひだか町の三石地区の蓬栄駅から。
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ご覧のように道路に面していますが、誰も利用しない駅舎が可哀そう。でも、地元の人が駅舎を掃除していて内部はきれいだったし、ホーム付近の線路は草刈りが行われていて草茫々ではない。いつでも開通してもいいように、地元民が清掃活動をしているのでしょうか?

地図を見たら、駅の近くに「園昌寺」というお寺があることを知り、行ってみることに。丘の上にあって見晴らしが良かったけど、ここから下界を見下ろした写真はなく写し忘れたのか?
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続いて本桐駅へ。
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こちらは、線路が雑草が生い茂りそれがホームにまで伸びて酷い状態。
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地図を見ると、日高本線は全線海岸付近を走るのか?といったら違っていて、日高三石駅からは内陸部へ2km以上も入り海岸から遠ざかります。国道235号線はほとんど海岸線を走り大部分で鉄道と並行しますが、ここでは鉄道と国道は並行せず。奥に日高山脈が見えているので山側を走る鉄道になっていますよ。
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なぜなのか?自分なりに考えたのですが、多分鉄道が敷かれた時、内陸部に人々が多く住んでいたからでしょうか?つまり内陸の農村地帯を走るために鉄道が敷設された、と。日高三石駅から浦河駅までの約20km区間は内陸部を走るのです。
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で一旦国道に戻り、道の駅「みついし」へ。近くにある高台に登り撮影。何年か前にここの道の駅で車中泊したことあります。夜間はそれほど交通量もなく静かに寝れたことを覚えています。トイレは24時間開放されていて、車中泊には良好な場所です。
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海岸を見ると、キャンプ場がありバンガローもありますがこちらは有料。
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一方、こちらは山側を望む。周囲は牧場で、馬の飼育がおこなわれています。胆振管内と違い日高に入ると田んぼはほとんど見かけなくなりました。やはり冷たい海流と寒冷な地が影響しているのかな?
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畑も少なく、放牧場の牧場が中心です。
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続いて、次の駅の浦河町の荻伏駅へ。駅へ行く途中で、3体の銅像発見!一体誰?
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荻伏地区の開拓者の銅像でした。荻伏地区は浦河町の西部にあります。
よく読むと、先の二人は摂津の国(兵庫県)三田(さんだ)藩から開拓者として入植してますね。
しかも英語と神学を学び、開拓会社「赤心社」を創立と。
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で、正面の建物は何か?と云うと、浦河町の荻伏支庁舎でした。スケート選手のウイリアムソン師円選手は兄妹で知られていて、小田選手とともに2018年の平昌(ピョンチャン)オリンピックに出場していましたね。
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赤心社とは何か?知りたくて、ここに車を停めて建物内へ入り職員に尋ねたら、何と!ここ裏側に赤心社の建物が今も残り資料館になっているとのこと。普段はカギが掛けられているが、訪問者が来たら開けると。で、さっそく 開けていただきました。
そこで、明治初期のここでの開拓が分かることになったのです。
で、それについては次回詳しく紹介いたします!
では、また!

11月15日金曜日、天気は晴れだが昨夜から降り続いて雪が残っていて、畑や庭は一面真っ白。さすがに道路は車が通過したり、太陽が出てきたらアスファルトの上の雪は融けて元通りになりましたが。
やっぱり冬到来で、タイヤ交換を早めに済ましておいて良かったです。それに朝夕は路面は凍結して車を走らせるのは怖い!北海道は完全に冬モードです。

さて10回目となった秋の旅は、新ひだか町シャクシャイン記念館の前の駐車場から見たサラブレット育成の牧場からです。脚が細くて長くてカッコイイ!将来はJRAなどで何億も稼ぐのでしょうね。
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このすぐ手前にトイレもあって、閑静な場所ゆえ車中泊が可能だったのです。
やっぱり、車中泊をするにはまず
①閑静な場所。幹線道路から離れていて、出来れば道路に面していない場所。
②トイレがあること。たとえウオシュレット付きでなくても、出来れば清潔なトイレ。
③freeWi-Fiがあれば云うことなしだが、それは無理。圏外以外だったら良しでしょう。

ということで、ここは国道からかなり離れていて、競馬馬の育成が行われているくらいだから静かすぎるくらいで、それなりのトイレもあって合格点でした。
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東静内駅へ。昨日の新聞では日高本線の廃止が決まりましたね。もうすでに3年以上も鉄道が動かず線路は草茫々で、JR北海道は不通になった時点から動かす予定はなかったのでしょう。
現在のJR北海道は、どんなに資金がかかろうがまず北海道新幹線を札幌まで延伸させること、そしてIRつまりカジノを北海道に誘致させることで、それが最優先。
日高本線だけではなく来年は札沼線の石狩当別駅から北の新十津川駅までも廃止。そして留萌線も廃止して次々とし超ローカルな赤字路線を廃止していくでしょうね。
今朝の新聞を読んだら、根室本線の不通区間の南富良野町の駅間も廃止するとか。あの映画「ぽっぽや」の舞台となった幾寅駅も無くなるのでしょうか?
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ご覧の通り、線路は錆び付き草茫々。不通になってから誰も利用していませんから当然でしょうが。
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春立駅を過ぎて、次の日高東別駅へ。ここの駅前にはバス停があって、以前は汽車通していた高校生はここからバス通学。もう、3年以上も過ぎれば高校3年間で汽車通は1回もないのです。
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駅の前にあった広場は、学校のグランドみたい。生い茂った雑草に隠れているのは、何かの石碑かな?
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やはり、廃校となった東別小学校の記念碑でした。
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続いて日高三石駅へ。三石はかつては独立した町だったけど、静内町と合併して新ひだか町へなった地区。駅舎は地域のコミュニティーセンターを兼ねていますね。
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それでも、ここは国道の真ん前だからそれほど荒れてもいませんね。
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次の駅探しのため三石川を上流へ走らせると、アイヌ人たちの聖地だった蓬莱山(66m)を発見。
三石川の右岸から撮影していたので、もっと近づきたいので橋を渡り麓へ行ってみましょう。
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鳥居があると云うことは、きっと和人たちが神聖な場所だからと神様がいるに違いない、と設置したのでは?と勝手に想像。
横の険しい踏み分け道を登ると、山頂へ行けそうだけどかなり危なそうなので断念。
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ということで、日高地方をゆっくり散策するといろんなものが見えてきます。
旅はゆっくりのんびりと!ですね。
では、また!

11月13日水曜日、天気は午前中は暖かな秋晴れだったが、午後からは曇り空。今夜から大荒れで、明日の午後は雪で相当の積雪がありそうで、11月半ばから早くも雪かきかよ、と今から心配です。
昨年こそ最大累計5メートルの降雪があった大雪の季節だったけど、その前は降雪はあっても積雪のクリスマスを迎えていましたが、今年はどうなることやら?

さて、新冠町の太陽地区の「太陽の森ディマシオ美術館」を見学後、新冠町から隣町の新ひだか町、旧静内町の二十間道路桜並木へ。ここは道百選、桜百選、街路樹百選にそれぞれ選ばれている有名な道です。
北の方向を見ると、はるかかなたに北海道の背骨に当たる日高山脈が。
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一方、南側を見ると太平洋に向かって一直線の道が。名前の由来は、文字通り二十間、つまり36mの道幅です。5月中旬のサクラ満開の季節は、きれいなことでしょうね。
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近くに船山馨の「お登勢の碑」なるものが。
船山馨は小説家で、1968年に発表された作品が「お登勢」。時代は明治初期。
明治3年(1870年)に起きた、当時は徳島藩の淡路島にある洲本城下で発生した藩内部の勢力争いの「稲田騒動」。藩主の蜂須賀家の家臣団が、洲本の筆頭家老の稲田氏を襲撃した事件です。
これにより後に淡路島は徳島県から兵庫県へ編入され、そして稲田氏家臣団らは故郷を離れ遠く北海道へ集団移住することに。
お登勢は、淡路島の農家の娘で稲田氏家臣の若きサムライと恋仲へ。そして開拓するために新天地の北海道日高へ。だから、ここに碑が建てられたのですね。
稲田騒動は歴史の上では知っていましたが、淡路島を出てここ日高地方に来たとは知りませんでした。
そういえば、箱館にやって来た豪商の高田屋嘉兵衛も淡路島出身でしたね。淡路島と云えば周囲は海で、船乗りが多い。だから船で遠出しても大丈夫だったのでしょうかね?
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道の東側は競走馬サラブレットを生産するための牧場。
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キレイな空気と美味しい水。素晴らしい自然環境は、ストレスなどあろうはずもなくのびのびとすくすく馬は成長するはず。名馬誕生の地ですよ!
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その後は、新ひだか町のシャクシャイン記念館へ。入場無料です。
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ここにも、「ゴールデンカムイ」の主人公である不死身の杉本佐一とアイヌの娘のアシリパがいましたよ。北海道各地でこの二人見かけますが、北海道の応援団でもありますね。
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シャクシャイン像。シャクシャインは、日高から釧路以東を統率するアイヌ民族の長。江戸時代前半の1669年、和人たちの強欲な収奪と松前藩の過酷な搾取に抗して蜂起した英雄です。
2か月間に及ぶ松前藩との戦闘ののち、和睦に応じて松前陣地でだまされ殺されました。
毎年9月23日(秋分の日)には、全道各地からアイヌ民族が集まりシャクシャイン法要祭りが行われています。
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松浦武四郎も訪れていますね。彼はアイヌ人たちが過酷な状況下にあることを幕府に訴えますが、逆に松前藩からは命を狙われる羽目に。松浦武四郎は、アイヌ人たちのよく理解者だったのです。
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蝦夷地から北加伊道(ほっかいどう)→ここはアイヌ民族が暮らす大地
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アイヌ民族資料館も無料で見学出来ます。時間ギリギリに訪問したけど、館長さんは親切に丁寧に説明してくれました。
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ということで、この日は近くの静内温泉(500円)で入浴後、ここアイヌ民族資料館の駐車場で車中泊。トイレもあって、国道からはかなり離れていて閑静。隣は牧場でサラブレットが放牧されていて、素晴らしい自然の中で、夜間は満点の星空でとてもきれいでした。

次回は、日高最南端の襟裳岬に向けてさらに南下していきます。
では、また!

11月12日火曜日、天気は晴れ。明日まで晴れマークが付いているが、明後日から雪の予報で金曜日は道内全域で吹雪とか。一応冬の備えはしていて、冬タイヤに冬ワイパー、雪掻きやダンプは玄関に置いていて、冬よいつでも来なさい!と心構えだけは万端です。

そんな季節で、我が家の畑ではミニトマトが大量にありますが、気温が上昇せず赤くならず。おまけに昨夜の強風でかなり落ちてしまい、捨てたのもあったけど勿体ないから何とかならないか?と。
そこで、ピクルスを作ることに。cookpadでレシピを見て、まずは100個以上のミニトマトを拾い集めてきて、ヘタを取りました。
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それを半分に切り、塩を振りかけ30分ほど浸けておきます。
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漬けておくために、米酢200ccと水も同じく200cc、それに塩コサジ1杯、砂糖大さじ3杯を入れて沸騰させます。したの写真のは一度作ったが、不足したため2度目の作業中。
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そのタレを瓶に入れて、それに鷹の爪を輪切りしたものとローリエの葉とニンニク、黒胡椒も入れて冷蔵庫に保管。
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数日後には、美味しいミニトマトのピクルスが食べれることでしょう。
果たしてそうなるのかどうか?
後日、その答えが出ますのでお楽しみに!
では、また‼️

11月10日日曜日、天気は晴れ。空気は冷たいけど、気持ちの良い晩秋、いや初冬の1日。昨日、やっと冬タイヤに取り換えて、何とか雪降る前に間に合いました。今週からは最低気温がマイナスの冬日になりそうで、山間部では凍結も予想されるから冬タイヤは絶対必要です。

衣替えもしたし、雪かきやダンプも用意し冬本番に備えていて、いつ来てもいいぞ!と心構えだけはバッチリ。でも、本音は早く春になって欲しい!と。

さて、新冠町太陽の「太陽の森ディマシオ美術館」。ディマシオ以外の作品を見て行きましょう。
まずは、素敵なステンドグラスとシャンデリア。南側に面しているから、太陽の光をいっぱい浴びてとってもキレイ!
1階に展示しているのは、ガラス芸術の巨匠ルネ・ラリックの作品彼に関しては、後ほどガラスの美術館で紹介していきます。
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この猿は、ディマシオの作品だったかどうか?忘れてしましました。ここには、ディマシオ以外にも日本人画家の河島真規子(かわしま まきこ)さん、陶芸家の山崎正裕(やまざき まさひろ)さん、同じく陶芸家のエムヤムさん、ガラスアートの壹谷旭(いちや あさひ)さんなどの作品もあって、訪れてから2か月を経過した今、この猿の絵が誰のだったか?は不明です。
でも、何となくですが映画「猿の惑星」に登場してきた猿にそっくりな気がしていますが・・・。もっとも猿はほとんど同じような顔をしているかも?
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ここはディマシオの作品コーナーですね。ディマシオの展示スペースが7か所もあるのです。
多分、以前学校だったころの教室を活用して展示しているからかな?
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ねこの部屋もあって、横には本物のネコちゃんが窓側を見ながら寝ていました。顔を写そうとしたけど、こちらに背を向けていたので写せずじまい。
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いろんなネコが描かれていて、可愛いのから年老いたのまで様々。
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これは、我が家のコタローに似ているかな?後から出てきますよ。
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たっぷりと鑑賞後、外へ出て見ると庭は彫刻庭園になっているし、動物の広場もありました。
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まずは、ガラスの美術館へ。ルネ・ラリック(1860~1945)は、フランス人芸術家でここには180数点が展示中。1個1個の作品が素晴らしかったです。
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元々プールだった場所をリノベーションし、全面ガラス張りで窓から入り込む陽の光が眩しい。周囲の木々とマッチしていて自然の中にいるみたい。
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美術館にいたネコちゃんのお墓ですね。どうしても寿命がせいぜい20年、冬の寒さはかなり堪えますからね。
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朝鮮五葉松が新冠町の「ふるさとの木」なんですね。
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太陽小学校の記念碑。係の人は、ここの校舎が素晴らしくて是非美術館へ活用したかった、
話していましたが、閉校した学校はたくさんある中で、ここを選んだというのは周囲の環境とマッチしてよっぽどメルヘンチックな建物だったのでしょうね。
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「木の皮学校」に関しては、後ほど紹介しますが、ここ太陽地区は実は戦後の開拓地区で、だから昭和20年代に創立されているんですね。道内の閉校された学校の歴史を紐解くと、一つは明治初期の学制改革の時期で、本州から北海道開拓の精神でやって来た人々により創立されたもの、もう一つは戦後で満州や千島、中国などからの引揚者が北海道で生活するために学校を創立したもので、ここは後者にあたりますね。
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こちらは動物の広場。でも、なんで恐竜がいるの?
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モアイ像までありますよ。正面の2階の上には馬の絵。
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ということで、新冠町の太陽地区にある「太陽の森ディマシオ美術館」は如何でしたか?
もう一度訪れたい!と思う素晴らしい美術館でした。
来年の夏の旅で再訪したい!と計画しています。

では、また!

今日のコタローです。
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最近は寒い日が続いていて、コタローも体を丸くして日が多いよ。
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とっても、外なんかに出たくないなぁ。窓から時々見るけど、野良ちゃんが家の前を通りすぎるんだ。体も細いし、見るからに栄養不足って感じだけど、どこで生活してるんだろうね?
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そこから見たら、コタローは3食昼寝つきでネズミを捕る仕事もないし、楽チン楽チン。
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でも、いまさら野生には戻れないね。家猫は過保護に育てられているから、ネズミなんか出てきたら「キャー!」と叫んで逃げちゃうかもね?

じゃー、皆さん風邪など引かずに生活しましょうね。
家のお父さんが怒っていましたよ。NHKも日本テレビも、あんなにラグビー放送で潤ったのに、今日は大学ラグビーの名門、明治VS慶応、早稲田VS帝京があるのに全然放送しないんだ!って。

多くの人は、天皇陛下即位のパレードを見るのかな?
ラグビーファンは、CSのJスポーツで見るしかないねぇ~。

11月8日金曜日、天気は曇りでかなり寒い。恐らく山間部は雪で、ついに冬到来か、と思わせるほど冷えています。外に出て見ると、こちらの言葉で「シバレル!」と口から出るくらいの寒さで、函館も初雪が降るのでは?と予想されます。

これから長い冬の季節か、と思うと北海道はやっぱり寒冷地なんだなと痛感しますが、夏を思うとあの35℃を越えるような猛暑日が続く本州の暑さよりは寒い方がまだましかな?と思うのです。
それは寒さに慣れているのもあるけど、あのムシムシした湿度の高い本州の夏はとても旅する気にはなれず、逆に湿度の低い北海道の夏は旅するには最高の季節だ!と。

そんな夏の終わりの9月上旬に旅した秋の旅は、ここ日高管内新冠(にいかっぷ)町太陽が最も訪れたかった場所でした。
まだ汗ばむほどの暑さで、日差しも強く車から出るとムッとしたほど。場所は、平取町から日高町を通過し、前回お伝えした広富地区、正和地区を経て新冠町の太陽地区へ。そこに廃校となった校舎を改造した「太陽の森ディマシオ美術館」があるのです。
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ヨーロッパの宮殿の入口を思わせるようなゲートをくぐります。駐車場は奥にあり無料。
正面を見ると、以前はこんな素敵な校舎だったんだ!と思う立派な建物です。左側に玄関があり大人1100円の入館料を払い入ります。もちろん土足でOK!

係の人に尋ねると、もともと作品の大半は、朝日新聞社大阪本社が所有していて、たまたま太陽小学校が閉校され校舎が売りに出されたことを知り、ここを常設美術館にしよう!と買取りリノベーションしたのが9年前で、2010年にオープンしています。それが少しずつ人に知られるようになり、最近は人気になってきたといいます。
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その作品の大半は、ジェラール・ディマシオのもので、彼は1938年7月31日アルジェリアでイタリア人の父とスペイン人の母の間に生まれています。国籍はフランスで、81歳となった今、現在はイギリスのロンドンで活動中。
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彼の作品は代表作の200数点が展示中。
他に日本人芸術家の方々のもありますし、附属の建物で昔小学校のプールをリノベーションした全面ガラス張りの「ガラスの美術館」もありますが、それは次回でまた紹介しますね。
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フランスの幻想画家の鬼才として活躍するジェラール・ディマシオの作品は、1988年に日本で初めて公開。油彩とは思えぬほど精密に描かれた男女裸像や未知の世界を描いた大型絵画は、日本で熱狂的なファンを生み出したそうです。
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1992年から93年にかけて全国8会場で巡回した展覧会では25万人を越え、日本列島をフィーバーしたそうですが、恥ずかしながら私はまったく知らず。芸術に無知な私は、今回初めて拝見して感動したのでした。
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どこに感動したのか?と云うと、ただただ写実的な絵で実に細かいこと。それと、今までにないような作品で驚くばかりの絵。女性の絵が多いが、体の線がきれいだし大半の眼は真っ黒で、瞳の色がないことなど。
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上手に表現できませんが、ただただ魅入ってしまいました。
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そして、旧体育館にある世界最大の油彩画。縦9m横27mの作品には、あっけにとられるほど!
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一人の作家によってキャンバスに描かれた油絵としては世界最大だそうで、1997年チュニジア政府の要請で古代都市国家だったカルタゴの大聖堂で初公開され、それ以降は一切公開されることなく幻の作品となっていた、といいます。
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美術館では、時間ごとに1回9分の光と音のプログラムで映画が上映されていて、それは「宇宙の謎 神秘の美しさ 未知なるブラックホールへ!」と見る者を誘っています。
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ということで、ディマシオという画家はこの時点で知ったくらいでしたが、実に鑑賞していて鳥肌が立つほどの感動の連続で、高い入館料だったけどその価値あり!と思いました。

ここは誰でもと云うわけではないけど、絵に興味のない人ほど感動する作品があると感じた美術館で、
旅してここを訪ねる価値は十分あります。おススメです!

次回は、ガラスの美術館や個々の周辺をお伝えいたします。
では、また!

11月6日水曜日、天気は曇りで外はかなり寒い。家の中では、もちろん暖房を入れていて天気予報では道内広い範囲で雪のマークも。やはり11月ともなると北海道は冬の季節に突入です。

さて、秋の旅は9月に道内を旅したもので、スタートした頃は連日30℃越えの暑い日が続いていて、今思い起こせば2か月で季節が大きく変化したことが分かります。
ここは、安平町の遠浅(とあさ)駅。国道234号線を苫小牧市から走って、遠浅川を渡って1kmほど北上した場所に室蘭本線遠浅駅があります。
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そこからさらに20km北上し、安平町追分駅の近くにある鹿公園キャンプ場で、その日は車中泊。
夜でも暑く、フロントドア2枚には網戸をして風羽を入れ、さらに後ろドアを全開して寝ていました。
道の駅だったら危険だからそんなことはしませんが、ここはキャンプ場だから大丈夫でしょう?と。

朝、鹿公園の名の通りに鹿が飼育されている場所へ。見事な雄鹿の角!
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一方、こちら側にはメス鹿たち。
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愛くるしい目をしてこちらを見つめていますが、道内ではあちこちで鹿出没中。被害も出ていて、「カワイイ!」とばかり言ってはいられない現状があります。
ここ数日北海道新聞紙上でも、夏の間に札幌市内で出没した熊の件について特集していましたが、銃で撃たれた熊が可哀そうの意見があったけど、街中に出没する熊は駆除するしかないのですよ。麻酔銃で撃てとか、動物園で飼育したらとかの意見もあったけど、それらはほとんど実情を知らない大都会の人の考え。地方では農作物を荒らしまくる野生動物には苦悩しているのが事実です。

もっとも、野生の世界に後から最後に進出したのが人間でしたので、野生動物には申し訳ない気がしますけど・・・。人間は侵入者の立場です。
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となり町の厚真町へ。あの大地震から1年経過してますが、ここでは立派にお米が育っていますね。
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道路の北側も南側もすくすく育った厚真米。
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道道を走り旧門別町、現在は日高町の広富地区で「広富小学校跡地」の碑を発見。
校舎の一部は集落の集会場になっていて、一部はキャンプ場に路用可能でまったく知られていない閑静な場所だから、次回来る機会があったら是非ここで車中泊したいな!と思った場所です。
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広いグランドでは、地元の高齢者の方がブルーシートを広げて、ゲームのような遊びをしていました。
遠くから眺めていたら「こちらに来てやりませんか?」の誘いがあり、一緒に参加。
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それがこれ。名を「カーリンコン」という氷の上ではなく、床の上とかグランドでも出来るカーリングみたいなゲームでした。詳しくお知りになりたい方は、ネットで調べてみてはいかが。
体力もいらないし、気軽に出来るお年寄り向きのゲームでしたね。
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続いて道道を走り、正和地区へ。ここも小学校が閉校されて、地区の集会場へ。
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芝生のグランドが素敵です。
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こんな立派な校舎と体育館ですが、子供たちがいないのです。ホント勿体ない!と思います。
夏季期間だけでも、本州から人を呼んでスポーツ合宿でも出来ないものか?と。
8月の猛暑の本州よりは、ずーっと過ごしやすい北海道でスポーツをやれば!と思うのですが。
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東京オリンピックのマラソンで、東京から札幌に移ったことでネット上では「札幌は泥棒!」なんて酷い意見もあるそうですが、いっそのこと猛暑の東京でやるよりすべて北海道で行った方が「アスリートファースト」の点でもよろしいんじゃないですか、と思うのですが。

まぁ、真夏の東京だと室内競技なら大丈夫でしょうが、アウトドアで行う競技は過酷でしょうね。とりわけ東京湾で行うトライアスロンや10㎞のスイミングなどは選手の言葉を借りれば「トイレのような臭いのする海」だから、ひどすぎますよ。

透明度抜群、水温もちょうどよろしい積丹辺りの海の方が最高のコンデションかと思いますが。
と、ひがみ半分以上ある田舎もんの今回の東京オリンピックに関しての意見です。

明日は、新冠町に入り今回の旅で絶対行きたかった場所へと行きます。
そこには、ものすごく感動するものがあったのです。それは何か?
それは次回のお楽しみ!
では、また!

11月4日月曜日、天気は晴れ。秋晴れの日ですが、さすがに11月ともなれば風は冷たい。
11月に入り今日で4日目。今年もあと2か月を切りました。そして、ラグビーロス
2日の南アフリカイングランドの決勝ですべての試合が終了して全日程が終わり、もうラグビーワールドカップを見れないのかと思うと寂しいのと名残惜しいのと、とにかく興奮しまくっていた一月半でした。

もっとも、これからがラグビーシーズンで、トップリーグを始め大学生、高校生の大会が続きますので、しっかりと見て応援したいと。やっぱり、ラグビーはやるスポーツよりは見て応援するスポーツですね。とても大男たちにタックルする勇気はありませんからね。

さて、室蘭市第1枚目は、国鉄旧室蘭駅から。
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これより右側数百メートルに新しい室蘭駅がありますが、ここは木造の駅舎として保存され内部は観光案内所になっています。それと最盛期の室蘭市の写真なども展示されていて、懐かしの室蘭駅って感じです。左側奥に無料の駐車場あり。

続いて向かったのは、室蘭市最大の名所である「地球岬」。
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この日晴れたはいたが、対岸に駒ケ岳は見れず。逆に太平洋の水平線が見えていて丸く見えそう!?
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眼を西に移すと、うっすらとだけど山らしきものが見え、これが駒ケ岳かな?と。
富士山型の山がかすかに見えますね。
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それにしても、こんな断崖絶壁によく灯台が出来たこと。今は無人になっているけど、かつては官舎もあって人が住んでたのです。敷地にはその跡が残っていますね。
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そして多くの観光客がいますが、そのほとんどは中国語を話していて、ここは中国か?と思うほど。
日本人観光客は声が小さいのか、いないのか?
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灯台は、昔どこでも有人で官舎にはその家族が生活していたのです。今こそ無人で管理されていますが、当時は大変だったのでしょうね。子供たちは学校へ通うのはどれだけ大変か!買い物に行くのもキツイ!
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岬から西側を見ると、険しい断崖が続いています。地図を見ると、室蘭港はコの字のような港で、一番下のところがこの写真の部分。
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一方、こちらは港側が一部見えますが、それにしても平坦な場所がほとんどない。
地球岬までは道路標識もあるし、無料の駐車場も完備。シーズンは出店もあります。
一番高い山が、室蘭岳(911m)。
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展望台には、こんな愛(?)の鐘があって、中国人観光客はうるさいくらいに鳴らし続けていました。珍しいのかね?
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駐車場からは歩いて200mくらいか?階段を登ってここまで来ます。
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地球岬の説明は、下をご覧ください。来年は100周年なんですね。
運が良ければ、イルカクジラが見れるとか?この日は残念ながら見れず。
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灯台までは行けず。
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ここから険しい道を等高線沿いに走ると、室蘭八景の「トッカリショ浜」へ。
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アイヌ語で、「美しい浜」だそうです。
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確かに美しい浜ですね。
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で、この日はさらに東へ走り、苫小牧市で「HO」を使って無料の温泉で入浴。800円もする入浴施設で、「HO」は600円だから1回利用するだけで元は取れましたね。
次回からは、昨年9月6日に巨大地震に見舞われた安平町・厚真町・むかわ町を訪ねることにします。
では、また!




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