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今いる場所を確認します。函館市の東側の亀田半島の、まさに最東端で赤丸が現在地。
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恵山小学校のあった恵山地区柏野、そこには1980年代後半過疎に悩む恵山町に
夢のような巨大テーマパークの構想が持ち上がりました。
もともと地元資本のホテル「恵山高原ホテル」が存在していたが、そこを買収して高級
リゾートホテルへ、そしてあたかもディズニーランドをしのぐかのようなテーマパークを
造ろう、と。

その計画は、1988年に計画された。札幌の鉄鋼加工メーカーの「三井」(旧財閥系の
三井グループとはまったく関係はない)が、恵山高原ホテルを買収し、総合観光施設を
第1期だけで、何と300億円を投資して建設し始めたのだ。
今は廃墟と化した元恵山高原ホテル。名を恵山モンテローザと変えて営業した。
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正面玄関には「恵山モンテローザ」の文字が今も残っている。
モンテローザとは、山とバラの意味。
日本では、モンテローザといえば「白木屋」や「魚民」といった居酒屋チェーン店を営む
企業グループを指している言葉の方が有名だ。
しかし、そもそもの名は山の名前で、イタリア・スイス国境にあるアルプス山脈で2番目に
高い山で(標高4634m)あり、スイスの最高峰でもある。イタリアでは2番目に高い山。
山の名前のRosaは薔薇を、Monteは山を意味している。
もちろん今は営業しておらず、1997年でもってホテルは活動を停止している。だから、
鉄製の(鉄鋼加工メーカーだから自社製品か?)チェーンで、一応立入禁止をしているが・・・。
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しかし、外から見ても廃墟そのもの。御覧のように窓ガラスは割れ、内部はむき出しになって
いる。取り付けられたカーテンが風に揺れている部屋もある。
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ここは、ネットの「廃墟」や「心霊スポット」で検索すると必ず登場する有名な場所の一つでも
ある。だから、立入禁止を気にせずに内部に進入して撮影、それをブログにアップしている
人も結構いる。
確かに、チェーンだけしかなく、簡単に進入出来そうだし、まして冬は誰も訪れる人はいない。
が、いくら廃墟であっても「住居不法侵入」にあたるので、止めておこう。
それに、内部でおかしなものを発見したり、事故ったりしたら、大変だ。
まさに荒れ放題のホテル、外側だけ撮影しておくことにする。
ホテルの前の庭には、巨大なプールがあった。
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直径30m以上もりそうなプールで、噴水も何か所かに設置してプールサイドでくつろげる
ようにしたのだろうか?
廃墟ななる以前に訪問した人もブログの写真を見ると、女神の像が置かれて超豪華な
プールだったようだ。
昔、バブル以前の恵山高原ホテル時代の1980年ころに訪れたことがあったが、その時は
田舎の日帰り温泉付きホテルといった風情で、どこにでもあるような施設だったのに・・・。

南側、津軽海峡側を望んで見たら、何か見えた。
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左下に何か像が建っているのが見えるでしょう。
ズームして見ると。
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まさに、仏様が建っているようだ。近づいて見よう。
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すごい巨大な像だ。
名前が付けられている。
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繖産山恵龍王子大観世音菩薩像とある。
高さは30m近くありそうだ。
ここは、ホテルの入り口に、まるでパリのエトワール凱旋門のような門があったし、今は
撤去されたが全長45m、高さ11m、奥行12mの超巨大な黄金釈迦涅槃像もあったのだ。
現在は、札幌市南区石山の宗教法人捨利山佛願寺に安置しているが、2000年ころまで
ホテルの前庭に置かれていたのだ。
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第一期だけで300億円の投資、しかし70億円を工事に費やした段階でバブルは弾け、頓挫
している。その後は、1997年にホテルの営業は終了、日帰り温泉も1998年に終え、1999年
には、ついに「三井」は倒産。
その前年の1998年11月、北海道拓殖銀行は破綻している。まさに泡のような時代だった。
バブルとは、得体の知れない物をつかんで、これでハッピーになれると踏んだ人間の限りない
欲望だったのか?

さらに、この像の隣には、草木に覆われていて見えにくいが、金ぴかのお寺が見えた。
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まるで、金閣寺のよう。
後から調べたら「金龍閣」というらしい。何でも造ろうとしたのか?まったくいい加減な建物だ。
良く見えないので、裏側へ行き写してみた。
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先ほどの像も見える。
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まさに、バブルの宴の跡。この時期の人間の限りない欲望を垣間見た思いがした。
そして、最盛期から20年過ぎた今はその傷跡が残っているだけ。

そのころ、恵山に登山しさらに向かいの山である海向山へ行ったが、そこに夢のような
巨大な看板を発見したのだ。写真はないが、縦横5m四方もある看板にはシンデレラ城
のような西洋の城郭を始め、世界中の巨大な建物を描いていた。
それが、第1期工事の残りの230億円を使う予定だったのか?第2期や第3期となったら
一体どんなものを造ろうとしたのか、そしてどれだけ資金を賭けようとしたのか?
今となっては知る由もないが、人々はバラ色の夢をそこに託していたのだろうか?

今は、酷く惨い悪夢を見ていたのだ、と思わざるを得ない。そんなことを感じました。
それでは、また次回 

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