11月21日木曜日、天気は曇りですが、一昨日に降った雪がまだ残っていて庭は真っ白。昨日の朝方まで猛吹雪で積雪7㎝ほど、今冬初めての本格的な雪でした。

blog3日遅れたのは、実を云うと3日前の夕方から激しい悪寒に見舞われたからで、その夜は大変な目に遭いました。最初は寒気で、歯がガタガタ震え物凄い寒気が襲ってきました。手も震えて体はブルブル。立って歩くこともままならず、ベッドの中で震えるばかり。
部屋を暖かくして羽毛布団の中に毛布とタオルケットを敷いて、さらに靴下を履いたり、それが2時間くらい続いた後、今度は体が熱くなってきて汗がどっと出てきました。熱を計る38.3℃で、自分の平熱は35℃台だから3℃近くも熱いのです。パジャマは汗だらけになって着替えたりそんなわけで。それでも解熱剤を飲んだら少しは熱も下がり、14時間以上続いた寒気と熱との戦いで朝を迎えたわけです。

次の日も1日中寝ていたりで、そんなわけで回復するまで3日を要したわけです。今は大丈夫、元通りになり今朝も外で体操・ストレットをこなしたので、体調はバッチリ!と思いますが、無理はせずに行動します。

さて、13回目の秋の旅は日高本線の絵笛(えふえ)駅
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秘境駅の一つになっている絵笛駅の周囲はサラブレットを育成する牧場です。まさに牧場に囲まれた駅で、ここで乗降者する人いるの?と首を傾げたくなる駅なのです。もちろん、3年前から運休しているので誰も利用する人はいませんが。

実は、ここの駅は小説「天国への階段」の舞台になったところで、小さな駅舎の中にあった駅ノートにも、「小説を読んでここに来ました」とか「小説に登場する通りの駅でした」と来訪者が書いてあり、思わずニンマリ。10年以上前に読んで感動した小説でしたので、同じような思いで訪れた人がいるんだな、と。
「天国への階段」~2001年に幻冬舎から単行本が上下巻で出版。翌年には日本テレビ系列でテレビドラマ化。舞台は、北海道の馬産地の浦河町絵笛で、ここ絵笛駅は何度も登場します。
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駅でのんびりし、ランチタイムとしてコーヒーを沸かしていたら突然雨が降り出してきてビックリ!
急いで飲んで食べて片付けて午後の部リスタート。次の駅の浦河駅と東町駅を飛ばして次の次の次の駅である日高幌別駅へ。
見て分かるように、左側半分以上はレストランで、右側は郵便局。駅は結局入口の奥に改札口があるだけの、もちろん無人駅でした。それでも、外にトイレもあって車中泊は出来そうだが、国道336号線に面しているから夜はうるさそう。

今まで国道235号線を走ってきたが、日高幌別駅の手前で終わるのでしょうね?北に向かい日高山脈を北海道最大の長大トンネル野塚トンネルで十勝・広尾に進む天馬街道は国道236号線で、この先南の様似町やえりも町に向かうのは国道336号線になっているから、ここ日高幌別駅は3つの国道の分岐点なのかな?
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様似町に入って最初に駅である鵜苫(うとま)駅。駅舎に描かれているタコの絵もボロボロです。
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様似町では、まず最初に郷土館を訪れたかった。それは北海道に3つある江戸時代の蝦夷三官寺の一つである様似町の等澍院について調べたかったから。で、学芸員をしている若い女性から詳しくお話を伺い場所も聞いて行ってみることに。
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雨は激しくなるばかり。写真を見てもお分かりのように、雨がはっきり見えるでしょう。
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北海道では、12か所しかない天台宗のお寺で、内部は金ぴか!ピカピカしています。
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北海道遺産に指定されているほどですね。旅の前半では伊達市有珠にある善光寺を訪ねていますし、厚岸の国泰寺は何年か前に訪れているので、ここで三官寺はすべて参拝。
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リニューアルした時の写真があって、よく見たら函館青柳町の天祐寺住職の山口先生が写っていたのには驚いてしまった。実は山口先生は私が勤めていた高校の社会科教員の10年先輩で、お世話になった方。住職のかわたら教員もしていたのです。私立はそれが出来るからすごい!
ハリストス正教会の司祭を務めていた厨川先生も理科の先生でしたので、才能のある人は何でも出来るんだな!と驚いてしましますよね。

実はその山口先生は今年7月にお亡くなりになり、その葬儀にも行って来ましたのでそのことをここの住職さんに話すと、分かっていて「元気な時に来られたのですが、その時でも杖をつかれていた」そうです。北海道の天台宗12寺の総代を務めていて感謝している、と話していました。
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仏像のお話を詳しくしていただきましたが、今はほとんど忘れてしまって覚えていません。ごめんなさい。
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となりにあった護摩堂。
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というわけで、この雨増々激しく降り続けてきました。今夜はどうするのか?
結局、えりも町の旅館に急遽電話して宿泊出来ることになったのです。ただし夕食はなし。
傘をさして町内のコープさっぽろで弁当を購入し、風呂に入りこの日はダウン。
1泊朝食付きで5500円でした。
明日は、日高最南端の襟裳岬へと向かいます。
では、また!