9月19日土曜日、天気は久しぶりに1日中晴れ。秋晴れの1日が朝から夜まで続き、清々しい1日でした。
こんな日が毎日続けば良いのにな!と思っていたら、午後8時過ぎに「函館地方大雨警報」のアラームが鳴って、また雨かよ、とがっかり。

さて、然別湖から幌鹿峠を越えて、糠平湖へ。糠平湖は湖という名がついているけど、人口湖。いわゆるダム湖です。そのダムの上流部分に来ています。
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ズームして見ればお分かりのように、ここは旧士幌線のタウシュベツ橋梁
廃止された士幌線のさらに前、ダム湖が出来る以前に走っていた士幌線の跡地です。
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例年だと9月、10月は雨の影響や大雪のせいで水かさが増して橋が隠れるくらいまで水量が多くなるのですが、今年は冬から春にかけての降雪量が極端に少なかったのと、夏の間の雨が少なかったことが重なり、非常に珍しい現象が起きているとか。それは、橋全体がハッキリと見えること。
この時期は、滅多に見ることが出来ないそうです。
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こんなにはっきりと橋が見えるのは、私も3回来ているけど初めてのこと。これだと、橋の麓までいけそう。後から行ってみよう、と。
ダム湖の糠平湖が完成後は、タウシュベツ橋梁は見捨てられて、ダム湖の西岸のここを走ることになったのです。
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今は線路が撤去されてしまったけど、かつてはここを走って終点の十勝三股駅まで行っていたのです。
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国道には、駐車場があり歩いて200m弱。駐車場から60m地点で、ここからさらに120mかけて展望台まで歩きます。「ヒグマ出没中」の看板あり、音を出しながらの歩き。
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続いて、終点の一つ手前の幌加駅跡へ。ここは、六角せいじさんの番組であるBS・NHKの「呑み鉄本線」で、紹介されていた駅でいつかは見たい!と思っていたのです。それが実現できました。
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駅そのものは、昭和53年に廃止。1978年のことだから、今から42年も前のこと。戦前の昭和14年に開業し、昭和30年代の最盛期には80軒、人口350人余りを数えたとか。林業盛んな頃でしたね。
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始発の帯広からは69km、終点まではあと7kmの場所です。
今は住む人も誰もおらず、国道管理の建物があるだけで、建物内にあるきれいなトイレの利用くらい。
後は、鉄道ファンがここを訪れたり、あちこちに残っている橋梁を見に来る人がいるくらいです。
自分もその一人ですが。
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かつてのホームの跡も、フキの葉っぱで覆われています。奥の木が茂っている場所に人家がいくつもあったのです。
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きれに管理されている幌加駅跡ですが、ここは野生動物たちの聖地でヒグマやエゾシカなどの住処でもあるのですから、人は注意が必要です。
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さて、先ほどのタウシュベツ橋梁をを間近に見ようと、そこへ通じる林道へ。ところが、立ち入り禁止のゲートがあって、この先は行けません。
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ここから歩いて行く手段もあるけど、歩くと1時間以上はかかりそう。それに「ヒグマ出没注意」の看板を見ると、行く気にはなれませんね。一人ぼっちで1時間以上も、こんな林道を歩くなんて、無理ですよ。
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ということで、諦めて終点だった十勝三股駅へ行きます。
今日から4連休ですが、ニュースを見れば全国的に旅行者が多いとか。新幹線や空港では満席も出るほどの混み具合で、夏休みに出かけられなかった人々が旅行に出ているのかな?
自分としては、人が大勢いる場所には行きたくないですね。
4連休が終わって、ひと段落したらミニ旅に行こうかな?と考えていますが。
果たして、どうなることやら?

次回は終点の十勝三股駅周辺をお伝えします。
では、また!