9月27日日曜日、天気は曇り時々晴れで、気温は昨日までよりは暖かくて半袖で十分。こんな天気が続いてくれれば良いのだが、やっぱり少しずつ寒くなっていて、冬に近づいているんだな、と思わせる最近の天候です。

この日は、和琴半島のキャンプ場で一晩明かしましたが、陽が沈んだ直後はまだ暑くて横になっても汗をかくほどで、ドアを全開にして寝ていました。一応蚊取り線香を焚いて寝ていたけど、朝起きた時は大丈夫でしたけどね。

早朝、半島の付け根にある無料の野天風呂へ行くと、地元の老夫婦が入浴中。一つしか湯船がないから混浴ですが、ちょっと目のやり場に困りましたね。そのうち、フランス人カップルがやって来て、彼らは水着で入浴。さすがに、ビキニスタイルの若い女性を前にカメラは構えられません。30分ほど話して(フランス語ではなく英語で)きましたが、昨年11月に来日、1年間の滞在ビザを取得して日本一周をしているとか。フランス人は冒険好きな民族ではあるけど、こうもあちこちで出会うとは!大したものです!
さて、ここは屈斜路湖の湖畔。屈斜路・摩周湖畔線の道道52号を北東方向へ進んだ場所です。
ここにも広い駐車場とトイレがあって、ここも車中泊には最適な地だ!と自分の車中泊マップに記しておきます。おすすめポイントです。
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向かい側に、カルデラの中の火山だった場所が島になっている中島が見えていますね。
ここの地名は砂湯。名前のように、砂を掘ると湯が湧き出てくる場所で、あちこちに砂を掘り返した穴が目立ちますね。
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このように!中にはベンチまで持ってきて、足湯にしているところも。手を入れて見ると、暖かい。いやそれどころか、熱い穴もあって水着着用なら体全体を温めることも出来るでしょう。
さすがに、道道に面しているし観光客も良く来るところだから、裸は無理ですね。
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硫黄山(アトサヌプリ 512m)が見えてきました。「ゴールデンカムイ」にも登場する硫黄を採掘していた山ですが、明治時代は多くの囚人が酷使されていたのです。
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倒産したホテルが目立つ川湯温泉を経て、国道391号線を北上し清里町へ。釧路管内から再びオホーツク管内へ入り、釧網(せんもう)本線札弦(さっつる)駅へ。
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道の駅である「パパスランドさっつる」へ行きたかったのです。道道1115線沿いにある道の駅に立ち寄り、情報をゲットしたかったからです。写真は道の駅の前で撮影した斜里岳(1547m)と菜の花畑。
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真っ黄色の菜の花が咲いていて、とってもキレイ!菜の花って北海道でも5月から6月に咲くはずなのに、9月の今頃咲いているとは!それとも違う花?

で、ここでコメントがあり、この花は「キガラシ」でした。
菜の花と同様にアブラナ科の花ですが、季節が違いすぎますものね。このまま放置しておいて、肥料になるそうです。
コメント下さった方、ありがとうございました。
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ここでゲットした情報とは?サクラマスの登る滝が何処にあるのか?知りたかったのです。道道から分岐する場所を知り、そこへ。「サクラの滝」と云われている滝です。高さは3mくらいか?
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10分間じっと見ていたけど、サクラマス一匹登らず。今はその季節ではないのかも?
でも、静寂が支配する自然そのものの世界で、水の流れる音だけが聞こえる。ヒグマ出没の看板があったけど、一人のんびりと時間を過ごせました。
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続いて、10kmほど南下して「神の子池」へ。道道1115号線から西へ、砂利道のラフな道を2kmほど入ると広い駐車場があって、そこが神の子池への入口。摩周湖の伏流水からできていて、1日に湧出する水の量は12000トンとか。
周囲220m、水深5m、水温は年間を通して8℃と夏でも冷たい。
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池の周りは蒸気でいっぱい。水温と大気の温度差が15℃以上あるからでしょうね。水温8度に対してm、大気は25℃はあったはずです。例えるなら、冷蔵庫の冷凍室を開けた直後のような現象ですね。
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オショロコマの泳ぐ姿が見えるとか?目を凝らして見たけど、あれかな?という魚の姿がありましたが・・・。
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幻想的な雰囲気。今にもヒグマが出てきそうな場所ですが、この世に、こんな世界があったのか!と思わせる雰囲気がする場所です。
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遊歩道から降りて流れる小川に手を入れると、冷たい!9月の水にしたら冷たすぎる!
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で、そこからさらに5kmほど南下して摩周湖へ。道道の峠である清里峠(434m)からさらに右折してさらに登り、摩周湖第3展望台へ。ここの駐車場も、トイレ完備して車中泊には適している場所です。
夜間は、満天の星空で感激することでしょうね。
霧の摩周湖ではありませんでした。ハッキリと見えていますね。
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南側には、摩周岳(カムイヌプリ 857m)。
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摩周湖の標高は355mだから、函館山よりも高い場所にあるのですね。
カルデラ湖周囲は19.8kmだから、およそ20km。最大水深は211.5mだから、かなり深い湖です。
もちろん淡水湖で、何よりも透明度が高い!日本では最大で、世界でもロシアのバイカル湖に次いで2位透明度は19mといい、その青さは「摩周ブルー」とも云われているとか。
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眼を凝らして、よーく見ると湖の中央部に小さな島があります。この島、カムイシュ島という中島なんですね。つまり、屈斜路湖と同じように、カルデラの中でさらに火山が爆発して山が形成されたのです。その後、火口原のカルデラの中に雨水が溜まり湖となったのですね。
摩周湖は、外輪山が周囲を断崖絶壁のように囲っていて流入する川がないのです。だから湖の水は雨か雪だけなのです。
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ということで、清里町の道の駅でゲットした情報は、今日紹介した3つ。一つは「サクラの滝」、もう一つは「神の子池」、そして「裏摩周」。
この日の天気は朝方は晴れ。でも少しずつ雲の量が増えてきて、やがてポツリ・ポツリと雨粒が落ちてうようになり、やがて大粒の雨が、で大雨へ。
次回は雨の中を根室管内の中標津町へと向かいます。そこで、見たい建物があったのです。
それは次回のお楽しみに!
では、また!