10月18日日曜日、天気は晴れで、最近は気持ちの良い秋晴れの日が続き、再び旅に出たい気持ちにさせるが、朝晩は寒く起床したときにすがすがしく起きれるか?と問われると疑問符がありますね。
やっぱり、朝は最低でも15℃くらいないと!

冬でも旅している人はいますけど、寒さには強い方ではない自分としては今年の旅は今回で終了としておきます。よって、今年はカメラで収めたものを使って総集編をお伝えしていきます。

ここは佐井村の願掛岩(がんかけいわ)。海抜100mを越える巨大な岩が2つ、それは男女が寄り添うように鎮座していることから名付けられたといいます。左が男、右が女。
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左はいかにも険しく高さも右寄りは高い。岩の上には天狗の社があるといいますが、それを見に行く勇気はありませんね。怖いです!
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こちらはいかにも女性的。こちらだと歩いて行けるコースになっていますね。
昔は女人禁制だったとか。
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この2つの岩の間にあるのが、この念結びの願掛け。カップルがカギをガッチリかけて結ばれ、以後別れないように!と願うのでしょうね。奥のフェンスにはたくさんのカギがかかっていましたが、中には錆び付いているものもあって、この場合はどうなんてしょうね。錆び付いてカギを開けることが出来ない=これまた絶対別れない!から良しなのかな?
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この日の最大の目的は、この山「縫道石山(ぬいどうせきざん 626m)」を間近に見ること。
20年以上前に、地図を見て興味が湧いてきてオフロードバイクで接近、すごい山だなぁ!と思いました。本州へ旅するたびごとに、フェリーの上から下北半島の稜線からくっきりと突き出た巨大な岩山が目につき、そのたびに「あれが縫道石山だ!」と思いつつも、行けずにいましたが、今回は一番近くまで来ることが出来てうれしい!
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道は、佐井村の歌舞伎の里で有名な福良(ふくら)集落から国道338号線と別れて村道へ。でも、全面舗装されていて安心しました。かつてはかなりのラフな砂利道で、しんどかったことを思い出します。
岩山の高さは100m以上はありますね。もしかしたらそれ以上かも?
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山道の峠にさしかかった場所で、少し引っ込んだところに5台くらい置ける駐車スペースがあり、登山者が利用できるようになっています。が、ここも「熊に注意!」の看板が!
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中には、ロッククライミングするクライマーもいるのかな?確かに登りごたえはあるけど、垂直の壁をどうやって登るのでしょうか?想像しただけで怖そう!
それと特殊植物群落があって、もちろん採取は厳禁!です。
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見るからにすごい岩山ですね。登山ルートは、どこを通るのだろうか?
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5kmほど離れた場所から撮影しても、すごい山です。
この山、どこかで見たことあるな? そういえば、アメリカのロッキー山脈山中のグランドティートンという岩山に似ているかな?確か映画「ET」に登場した山だったはず。
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村道から下山し、再び国道338号線に戻り、次に県道53号線で東の方向へ。道の駅「かわうち湖」をめざします。ここはダム湖のかわうち湖。
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かわうち湖畔にある道の駅ですが、ここはWi-Fiなし。今やほとんどの道の駅にはWi-Fiありますが、地方の利用客の少ない道の駅はWi-Fiないところもありますね。この日の寝床になった旧脇野沢村の道の駅「わきのさわ」もそうでした。
ただ、ここは通行する車が極端に少なく、どうしてこんな場所に道の駅が出来たんだろう?と疑問に思う場所。きっと、旧川内町時代に出来たんでしょうね。今は、川内町も脇野沢村も、それと大畑町とともにむつ市に合併されています(2005年3月14日)。
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再び、国道338号線に戻り旧脇野沢村に行くために南下します。ここは海沿いを走るのに、海峡ラインと呼ばれる険しい山道。
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下北半島の西海岸は断崖絶壁が連なる険しい場所で、仏ケ浦のある佐井村牛滝集落からは一つも集落はないのです。それだけ人が住めない断崖が連続しています。だから、道も海岸から内陸に3kmほど離れた山中に造られています。左上にその道の一部が写っていますので、どれだけ厳しい道かお分かりでしょう。
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脇野沢に到着し、さっそく海岸へ。1km沖合に見える島は「鯛島(たいじま)」。別名弁天島ですが、どちらかというと、鯨のような島に見えなくもない。
奥の陸地は、野辺地町がある下北半島の付け根の部分。斧の形の手で握る部分ですね。脇野沢は、斧の刃の下で、大間が上、佐井村は刃の中心部。
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道のない突端まで来てみました。ここは脇野沢の西端の漁村である九艘泊(くそうどまり)集落。
この先は北海岬で、歩いてもあとわずか。
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猿の住む海辺公園とありますが、野生の猿はそれまでに何回も見てきました。でも、カメラを構えると逃げるので、写すことはなかなか難しい。猿はすばしっこいのです。
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民家は30軒くらいか?住民はおそらく100人はいないでしょう。道のどん詰まりの集落です。
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ここを少し歩いてみたら、一番奥に小学校の閉校した校舎がありました。「脇野沢村立九艘泊小学校」の文字が見えますね。
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グランドは草ぼうぼう、体育館も使用されることなく放置されっぱなし。誰も利用しないでしょうね。
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この日は、道の駅「わきのさわ」に戻り、歩いて100mの脇野沢温泉へ。湯船一つだけの小さなお風呂で、入浴料は350円。自分以外は誰もおらず、一人ぼっちの車中泊の初日を迎えたのでした。

明日は、下北といえば、恐山!あの恐れ恐れる山の恐山へ向かいますが、それに立ちはだかるのが険しい山道。それはまた次回へ!
では、また!