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最初に訂正させて下さい。前回、ロシアの仮領事館の開設を1855年と書きましたが、
1858年の間違いでした。もう一度、この時代の歴史を復習しますと・・・。

1853年、6月アメリカ、東インド艦隊司令長官のペリーは、浦賀(現在の横須賀市)へ
     来航し、久里浜に上陸。開国せよ、とのアメリカ大統領の国書を提出します。
1854年、2月軍艦7隻を率いて再来日したペリーは、横浜に上陸。
      3月 日米和親条約が締結され、箱館と伊豆の下田の2港が開港され、鎖国
      が終わりました。
     12月 日露和親条約が締結されます。
1855年 箱館は開港。その3年後の1858年に実行寺(じつぎょうじ)というお寺に仮の
      領事館が出来ます。 
1860年 元町の現在地に、ロシア領事館とその付属聖堂が建設され、日本初のロシア
      正教会の教会が出来たわけです。

というわけで、1858年のことでした。この時期、日本中に尊皇攘夷運動が起きていて、
外国人は排斥されていたわけで、ロシア人も生活するのが怖かった、と思うのですが、
ある本を読むと、この時期の外国人たちは箱館の住民たちと川遊びを一緒に楽しんだ、
との記述もあり、江戸からはるかに遠い箱館は、攘夷の思想が届かなかったのかな?
と勝手に想像します。

さて、12月15日の月曜日は快晴。夜、クリスマス・ファンタジーを見学するため出かけて
見ました。カナダのハリファックス市から贈られたクリスマス・ツリーは後日お伝えします。

まずは、正面入り口から見ると。
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右端中央の少し下に灯りが見えるが、これが世界3大夜景の函館山(334m)の山頂です。
気温はマイナス6度。さすがに外気は冷たい。
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信者の皆さんや見学に訪れた方(献金200円が必要です)の玄関。内部には、聖人の
イコン(絵)が何枚も飾られている。
もちろん、内部は撮影禁止。夜は開いていない。
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半周して、函館山側から見た。時々観光客が来ていて、写真を撮っていた。周囲は閑静
そのもの。日中は数多くの観光客で賑わっていても、さすがに真冬の厳寒期の夜7時過ぎ
では、訪れる人もまばらだ。
前回、文字だけだったイギリス国教会の聖ヨハネ教会。ここもライトアップされている。
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上から見ると、十字架の形をしています。横から見ても想像出来ますね。
このイギリス国教会の創始者の、16世紀のイギリス国王ヘンリ8世という男は、イギリス
史上最悪の国王であり、最低の男です。5回離婚し、6人の女性と結婚、彼女たちを
殺害したりした、歴史の本によれば身長188cm、体重160kgの大男。結局梅毒で死亡。
二人目の奥さんの娘が女王エリザベス1世。当時最強だったスペインをアルマダ(無敵
艦隊)海戦(1588年)で破り、7つの海を制覇する大英帝国の礎を形成した女性だった
ことを思えば、なんと皮肉なことか。

ハリストス正教会の下にあるのが、カトリック元町教会。ここもきれいにライトアップ
されています。
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紫色のLEDがきれいですね。
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そして、少し歩いて元町公園までやってきた。公園から見た旧北海道庁函館支庁庁舎
と奥に函館市公会堂
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公会堂が美しい。
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旧北海道庁函館支庁庁舎は、現在函館市写真歴史館元町観光案内所として活用されて
います。たくさんの年代物のカメラが展示されていて興味深々眺めることが出来ます。
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その向かいにあるのが旧開拓使函館支庁書籍庫。前回の昼間に写した時とは、また
別のような建物みたいですね。
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というわけで、寒い中外出したかいがありました。カメラは、すべて夜景モードで写した
ためシャッタースピードが遅く、それに三脚も使わなかったため、ぶれるかな?と心配した
けど何とか写っていました。
次は、夜のライトアップされた幻想的なクリスマス・ツリーを紹介します。
では、また次回