津山市からさらに西へ。ステキな木造駅舎があるので寄って見る。そこは、姫新線、
兵庫県姫路市と広島県新見市を結ぶローカル線の駅。
まずは、駅舎を見て下さい。

どうですか?素敵な木造駅舎ですね。以前使用されていた円柱の赤いポストが、また良い味を
出している。
ここは、美作千代(みまさか せんだい)駅。千代と書いてせんだいと読むのですね。

津山駅から西へ二つ目の駅です。

せり出している屋根がイイでしょう。ここも駅舎が造られてから90年以上。岡山県の駅舎、特に
ローカル線の駅舎は、戦前に建設されてからずーっとその状態で維持されて来ているから、こう
やって残っているのでしょう。下手に近代的なコンクリート製の駅舎にならなくて良かったです。
でも、これって観光客目線かな?
地方の駅舎は、地元住民の手によってキレイに保たれていて、ホントに感謝です。掃除やゴミ
の管理、除雪など、いつも地元の方々がして下さっているのです。

大正12年建築とのこと。1923年で、関東大震災があった年です。だから、築92年。
すごい!ですね。
まさに、昔のままの駅舎ですし、それを残そうとしている人々の意思が伝わります。
ありがとう!美作千代駅。

駅にあった「仙人の里 久米町」。
さらに西へ。「美作追分駅」。ここは近代的な駅舎だ。

ここの駅から真庭市。
ここで、訪ねたかったのが、旧遷喬(せんきょう)尋常小学校の校舎。
尋常小学校とは、戦前の義務教育の最低ラインの学校。4年制だった。ここを卒業して
高等小学校、中学校、高等学校へと進学するが、システムはかなり複雑。
それに進学率は、きわめて少数。
だから、尋常小学校は地域のだれもが通う学校だった。
国道181号線、通称出雲街道沿いにある。

これを、みた時は驚きの声を上げました。エッー!こんな学校があるの?
実は、ここは帝国書院が発行しえいる「旅に出たくなる地図 日本」の中国地方に出ていて、
どんなもんかな?ということで足を運んだわけです。

グランドと校舎全体。ウーン、とうなってしまう。
何と!驚くなかれ1907年(明治40年)に完成している二階建て木造校舎は、国の重要文化財
に指定されているほど。
日本の学校建築の設計基準が確立した、明治時代後期における洋風校舎です。
築108年!100年以上も経過している。
左右対称の建物、しかも中央部分は一段と高くせり出している。

校庭の西隅にある広葉樹の巨木。
しかも調べて見たら、1990年(平成2年)まで83年間現役だったのです。現在の真庭市立
遷喬小学校として。1990年他の場所に新築移転され子供たちは移りますが、それまでは
学びの場として使われていたのです。
現在は、文化施設(主に図書館)として、地元住民のために利用されていますが、それにし
ても素晴らしい!
残念ながら、当日は休日で校舎内を見学することは出来ませんでしたが、外観だけでもワン
ダフル!

さくらと並んで美しいです!
予算は、18,000円で、当時の久世町の町の予算の3倍あった、という巨額のものでした。
正面玄関へ。

中央の校章のマークは高瀬舟で、知らなければ「立」という漢字かな?と思いますね。
よく見ると、下に船のようなものが見えます。
前庭の日本庭園が、これまた素晴らしい!

というわけで、岡山県真庭市の旧遷喬小学校を紹介しました。
この校舎、映画やテレビにも登場していて、「ALWAYS三丁目の夕日」では、鈴木一平が通う
小学校として撮影に使用されたし、NHKの朝の連続テレビ小説「カーネーション」でも使われて
います。
ここで、長いこと時間を過ごします。
ここは、ガイドブックなどには登場しない建物。地元の人しか知らない隠れ名所。
今まで、たくさんの学校を見て来ましたが、ここはその中でも最高級!まさに特上の学び舎。
しばらく感動の時間を持ちました。
この後、二日ぶりとなる温泉へ。岡山県勝山の真賀(まが)温泉へ。

いかにも歴史がありそう。ここは津山藩の共同浴場だったそうで、かなり古びた温泉街。
階段を登って、「元湯」という名の共同浴場の幕湯がある湯へ行く。

幕湯とは、殿さまが家紋入りの暖簾をかけて貸切とした湯船のこと。250円で入浴できる。
何と!一般の風呂より100円高いが、それでも津山藩主の殿様と同じ気分で入浴出来ると
あって、その幕湯へ入りました。
「余は満足じゃ!」

国道313号線に旅館・ホテルなど10数軒が並ぶ古くからある温泉街で、商都勝山の奥座敷、
といった風情か?
というわけで、今日は岡山県真庭市の旧遷喬小学校に感動!したお話しでした。
このあと、さらに西へと向かいます。
それでは、また明日!
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