昨日、北海道日本ハムファイターズの木佐貫洋投手が35歳で引退を行いました。巨人・オリックス
そして3年前から北海道へ。鹿児島県出身の彼は最北の地へやって来て12球団すべてに勝利
するという快挙を成し遂げた選手でもあります。
そして、何よりも大の鉄道好き。昨年5月に廃線となった江差線に以前乗車しているほどです。
これからは、宗谷本線などに乗りたいと!ご苦労様でした。お疲れ様、木佐貫投手。
さて、秘境駅の押角駅、ユーチューブの動画で見たら、板の橋を渡りはしごを登り上に出たら左側へ
少し歩かなければいけないのですね。
でも、雑草が生い茂っていて駅のホームはまったく見えなかったのです。
押角駅は、まさしく秘境駅の名に相応しい駅でした。
さて、今日は次の駅の岩手和井内駅を目指してさらに南下しましたが、その前に小さな、そして
古ぼけた神社を発見。

赤く塗られた木製の鳥居。その奥に草木が生い茂って半分隠れて見えないお社。
近づいてみよう。

まず、左側の建物は竹の笹薮に隠れていてほとんど見えない。屋根が苔むしている。
一方、右側の建物はどうか?

ここも屋根が苔むしているが、お参りが行われていて一応整備されている。
となりに小さな祠と小さな神棚みたいなものが置かれている。
左側には、お墓か?倒れたのも含めると11基あった。
雰囲気は、まるでマンガ日本昔話のようだ。

このお墓から見た風景。緑色に実った稲穂の奥に、いかにも昔風の大きな人家があった。
夜に訪問することだけは、絶対避けたい場所でもある。

すごく大きな家だ。最初は閉校となった地元の小学校かな?とも思ったほどだ。
近づいて、ズームして見てみよう。

手前白い壁が蔵か?かなり大きな蔵だ。そのとなり2軒分の家。屋根の上にも何かが乗っかって
いる。左の建物は、3階建てのようにも見える。
それにしても部屋数もたくさんある大きな家だが、築年数は100年近いほど経っているかのようだ。
前に回ると、車が駐車してあって、人が生活しているので、表側は写さなかったが、とにかく大きな
建物だった。
さて、岩手和井内駅。

木造の駅舎は素敵だ。今でも十分使用に耐えれる。隣はトイレ。
ここを使用したかった。というのは、昨日話した牛乳の続き、たくさん飲みすぎたのか?はたまた
車で揺られて胃の中でヨーグルトになったのか?
いや、賞味期限が過ぎていたのか?1時間も経たないうちにお腹に出てきた。
そこで、ここのトイレに入ろうと。
しかし1年以上使用されておらず、もちろん掃除も行われていないトイレは汚く、とても使う気には
ならなかった。
次の駅のトイレを利用しよう、と。
それで、次の駅の中里駅へ。

廃線となって1年以上経過しているにも関わらず、駅名を示す看板は設置されたまま。
他の駅は撤去されていたのに。
トイレはなかった。
ここの開業は1966年(昭和41年)と他の駅と比べて新しい。きっとこの時期は林業が盛んで
定住する人たちが大勢いたのだろう。それで、駅の新設が求められたのか?
仕方がない。次の駅まで我慢しよう。次の駅は岩手刈屋駅。

駅名を示すプレートは外されていて、とても駅舎には見えない。
ホームがある側に回って見ると。

駅らしい建物。庇が出ていてベンチもある。
開業は1942年(昭和17年)で、築73年。戦中の物資不測の時代に建てられたものだ。
かつては、有人駅だったそうだ。駅前にいたおじいさんとお話をした。
木材の積み出し駅として賑わった時期があった、と。
トイレを探した。あったことはあったが、ここも岩手和井内駅と同じで利用されないトイレほど
入れない。匂い、雰囲気、汚さ、どれをとっても戸を開けるや否や閉めたくなる。
我慢してもいい、それだけ利用する気にはなれなかった。
そしてきれいなウォッシュレット・トイレがあった茂市駅へ。

ここでトイレ拝借。しかし、トイレはこの後何度も利用することに。この日から数日お腹の調子が
悪かったのだ。旅先で牛乳を飲むのは、止めよう。飲むなら180ccの小瓶で十分。
それと、田舎の小さな商店で買うときは賞味期限を確かめよう。

何とか、気持ちが落ち着いたようだ。が、しかしこの後もゴロゴロするたびごとにトイレを探したが。
駅は、跨線橋もあり駅員さんもいる大きな駅だ。JR東日本の山田線の駅でもある。
山田線は、宮古・釜石間は震災以降運休しているが、盛岡・宮古間は平常通りに運行している。
だから、ここ茂市駅も通常営業している。岩泉線が廃止されたけど岩手県三陸沿岸の人々に
とっては、大事な交通手段なのだ。

1934年(昭和9年)の開業です。
このあと一駅ごとにこの山田線を西へ行きます。
雨も降って来て、どこか車中泊できる場所を探さなければいけない。もちろん、近くにトイレが
あることが条件だ。それほど逼迫した状態だったのです。
さて、どうなることか?
それは、また明日!
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