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遠野市伝承園は、かつての農家の暮らしを再現していて、伝承行事、民話、民芸品の製作・実演
などが体験出来る。
園内には国の重要文化財である旧菊池家住宅や遠野物語の話者であった佐々木喜善の記念館
1000体ものオシラサマの御蚕神(オシラ)堂などがある。
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水の豊富な遠野では、あちらこちらに水車小屋があった、という。
水の力を利用した、まさしくエコなパワー。
曲り家とつながっている御蚕神堂へ行くと、1000体ものオシラサマがあって、そこに訪問者が願い事を
書いていた。
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まるで、三陸鉄道南リアス線の「恋し浜駅」におけるホタテのように、また神社の絵馬のごとくに
ピンクや赤や黄色の布地にマジックで「結婚出来ますように」とか「家族が幸せでありますように」
とか「合格祈願」と、願いを込めてオシラサマの首にかけてあった。
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オシラサマ農業の神様、蚕の神様、馬の神様とも云われている。

それはその昔、農家の娘が家で飼っている馬に恋をした、とさ。怒った娘の父親は馬を殺した、とさ。
ところが、娘も馬と一緒に天に昇り、オシラサマになった、とさ。

板倉を見学したら、ちょうど桑の葉のお茶を作る作業をしていた。
蚕に食べさせるのは7月まで。9月からは余った桑の葉でお茶を生産する。
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手作業で、桑の木から葉っぱを取っている。扇風機は冷やすために回している。
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親切にいろいろと教えてくれました。曲り家では実際に蚕を飼っていて、桑を食べさせて生糸を
を作っているが、9月になってからは桑の茶を生産する、という工程を。

ありがとうございました。
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若い人たちが、何人も作業していました。

雛飾りの段には、オシラサマが飾られている。
それは馬の首と顔です。
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この日は、伝承園の広大な駐車場で車中泊。その前に「たかむろ水光園」で温泉へ。540円なり。
案の定、夜は雨。屋根を叩く音が聞こえる中でオヤスミ。

翌朝、歩いて常堅寺を散策。
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1490年というから室町時代の創建。歴史が古い。
門には、二体の仁王様が立つ。
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立派な本堂だ。
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再びかっぱ淵へ。昨夜に引き続き二度目ですね。よっぽど河童が見たいのか?
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朝7時前の誰もいない閑静なかっぱ淵。
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かっぱを釣るための釣り竿が何本もあるけど、こんなので釣れるのかな?餌のキュウリはどこ?
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9時を過ぎると、観光客が大勢くるので、早朝は誰も居らず気持ちがイイネ。
もしかしたら、本当に河童が現れるかも?
かすかな期待をいだいて、10分ほど待ったけど・・・。カッパくん、今朝は寝坊かな?
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キュウリのお供えもありました。
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昨日紹介した、小さなお社には安倍さんのおじいさんの御写真がありました。
20年前にお会いしていて良かったです。
おじいちゃん!天国で河童たちと一緒に達者で暮らしててネ。
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再び常堅寺へ行くと、カッパ狛犬(?)がありました。
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住職さんが、頭の上のお賽銭を回収していました。カッパの狛犬とは?おかしいけど、ここでは
カッパが守り神なのです。

さて、この後東へ。笛吹峠を越えて釜石へ行く予定です。
釜石については、また明日詳しくお伝えします。



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