おりはた駅から歩いて10分の場所にあるのが夕鶴の里。内部は、資料館と語り部の館の二つに分か
れていて入館料は320円。
資料館は、1925年(大正14年)に建築された製糸工場の繭(まゆ)蔵を改造したもので、養蚕が盛んだ
った頃の生活が展示されている。
それと地元に伝わる「鶴の恩返し」の映像も鑑賞できる。
「鶴の恩返し」は全国にあるようで、ここでは江戸時代後半の文化元年(1804年)に編まれた古文書の
「鶴城地名選」から、地元「鶴布山珍蔵寺」に伝わる伝説をもとにした民話「鶴女房」が誕生し、それが
「鶴の恩返し」という有名な民話となった。
さっそく、入館しよう。

鶴の形を表現している近代的な建物だ。
資料館は撮影禁止なので、1枚もなし。養蚕は、全国各地で行われていたことを知る。
今まで、養蚕といったら信州や群馬などかな?という程度の知識だったが、今夏の旅でも知ったが
岩手・遠野やここ山形でも行われていたとは・・・自分の無知を知る羽目に。
旅をして、いかに自分が無知であったかが分かるのだ。やっぱり、百聞は一見に如かず。
Seeing is believing !
実際に見て確かめることが大切。100冊の本を読むよりも、現地で体験することです。
もちろん知るための読書は大事なことで、出発する前にリサーチはしておきますが、それでも知らない
ことが多すぎる。旅して良かったことは、やっぱり見て確かめたこと。
さて、語り部館へと行こう。

地元の方がお話ししてくれました。

むがし あった けずまなあ
織機(おりはた)川のほとり ここ新山さ 金蔵ていう正直ものぁいだっけど
いつだったか 宮内のまちがら商いの帰りみち 別所前あたりで 腕白やろこめら
大きな鶴一羽いじめったけど
金蔵 もごさいがって 財布はだいて その鶴 たすけだんだと
と始まる「鶴の恩返し」。
やぁ、なかなか良かったです。感動しましたよ!
とーびんと。おしまい、という意味です。
早速、その鶴布山珍蔵寺へ行く。歩いて5分ほどの場所。

鶴の布の山、金蔵から訛って珍蔵の寺。
曹洞宗のお寺で、室町時代に開山したと、伝えられている。
1804年、文化元年に作られた「鶴城地名選」の中の話に記されていて、寺の名前の「鶴布」は
鶴が恩返しに自分の羽で織った布に、珍蔵は鶴を腕白どもから助けた金蔵から由来する、と
書かれている。

静寂に包まれたお寺。

続いて、宮内駅へと。その前に、熊野大社を訪れる。
車で10分ほどの距離。駐車場も整備されている。

杉の大木が茂る参道を登る。

多くの参拝者が来ていた熊野大社。
日本三熊野の一つで、米沢城の東北にあたる鬼門の鎮守として、上杉家から大切に守られてきたそうだ。

能舞台もある。

と、ここで思わぬことを聞く。それは、明日詳しくお伝えします。
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