2016年もあと2週間、あっという間に過ぎた1年だったような気がします。今週末はクリスマス・
イブだし、来週は年末の大掃除と年越し、時間が経つのは本当に早いですね。
さて、今年の旅を振り返る総集編、10月に旅した「秋の旅」もいよいよ岩手県。
今日は、私が大好きな駅である「恋し浜駅」へ。
まずは、大船渡市の出発駅である盛駅から二つ目の綾里駅から。

JR盛駅のとなりに三陸鉄道盛駅があります。JR東日本は、大船渡線や気仙沼線の
復旧をすでに諦めたのか、BRTというバスに転換して列車が走るレールは撤去しています。
それに対して、三セクの三陸鉄道はいち早く復旧、南リアス線の完全復活は震災の2年後の
2013年春の事でした。
2013年4月4日、私は定年退職(2013年3月31日)後の直後で、真っ先に旅をする場所として
選んだのが三陸です。
旅した時、ちょうど大船渡市盛駅と釜石駅を結ぶ南リアス線が復活したのです。
クウェート政府からプレゼントされた新型車両とともに、再開した一番列車が走りだしました。
それを見ただけでも来たかいがあった、というもの。地元の方々と共に喜んだ記憶がよみが
えります。
あれから3年半。何度も訪れていますが、またしつこく訪問しました。
綾里駅のとなりの恋し浜駅へ。

途中、山越えのルートがあり越喜来(こきらい)湾が望めます。県道9号線といっても、
1車線の細くて険しい道。対向車が来たら、どうしようか?と心配になるルートです。

そして辿り着いたのが、小石浜。駅は恋し浜駅。名前の通り、浜で湾内では名物
ホタテの養殖が盛んな地。
駅に到着してすぐ、盛駅からの下り列車がやって来ていて、カメラの用意をしている間に
釜石方面へ出発して行きました。

駅の下は、子供たちのスクールバスの待合室。地元住民が小さな庭を造り、バラを
咲かせています。
ご覧のように、線路は高台にあって津波の被害はなく、沿線の中でここは無事でした
が、次の甫嶺(ほれい)駅は海岸のすぐそばに位置していたために被害甚大でした。

さて、それではここの駅を詳しく紹介しましょう。
まずは、高台に建つホームへ。ホームからは小石浜の集落が見えます。総戸数50戸
もないかな?小学校もありません。もちろんコンビニもなく、あるのは漁港とホタテの
作業場くらいか?
最近、駅の正面に喫茶店みたいなカフェが出来ました、私が訪れた時は毎回閉じていて、
普段は開いているのかな?と不安になったほど。
「愛の磯辺 恋し浜」、夜はライトアップされます。

日本に4つある恋の駅が紹介されています。母恋駅と恋山形駅は訪問しましたが、
恋ケ窪駅はまだ。東京へ行った時でも、少し足を伸ばして訪れようかな?

ホーム上にある小さな待合室には、恋の願いを書き入れた名物のホタテがたくさん吊る
されています。

初めて訪れた2013年4月は、壁面に吊るされていただけでベンチに座れましたが、
3年後の今はそれが二重、三重、四重にもなっていて、どれだけの人が訪れたのか
驚いてしまします。

クリックして拡大すると、何が書いてあるかわかります。恋の願いだけではなく、復興への
希望などたくさんの願い事が書かれているのです。
ここの待合室には、そのためのたくさんのホタテとマジックインクが置かれていますので、
手ぶらで訪れても大丈夫。
ここでは、毎年春・秋、駅の真下にある人家の庭先で車中泊していました。最初訪問した
時に、ここの方が親切に「うちの庭で泊まっていけよ」と云われ、毎回訪問するたびに泊ま
っていたのです。
黒やオレンジ色の浮き球が置かれている場所です。でも、今回はパス。

1985年に小石浜駅が誕生、2009年に恋し浜駅へと改称されていますね。
ホタテのブランド名が恋し浜なのです。

2013年は、急な階段を上り下りするしかなかったのですが、2年前から車椅子でも
登れるように、緩やかなスロープが出来、そこにも願い事が書かれたホタテが吊る
されるようになったのです。

イケメンな鉄道ダンシが御出向かいしているスロープ。
ジグザグな道を辿って下へ。ピンクのポストに投函すれば、願い事が叶うとか!?
あと5年もすれば、このスロープがすべて恋の願い事のホタテで埋め尽くされそうな
勢いです。

ということで、恋し浜駅素晴らしい無人駅でしたね。

横を見たら、「恋するホタテツリー」なるものがありました。子供だったら、喜びそう!

明日は、さらに北へ。
津波の被害を受けて運休中のJR山田線の各駅を巡り、重茂半島山間部の秘湯に
入ります。
では、また!
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