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昨日紹介した英国聖公会、いわゆるイギリス国教会のことですが、そのキリスト教会
が上から見て十字の形をした聖ヨハネ教会でした。

チャチャ登りという名の坂道を挟んでとなり、方向でいうと北側にあるのが本日紹介
するロシア正教の教会であるハリストス正教会です。

ハリストスとは、ギリシア語でキリストを意味し、キリスト教の3大宗派である正教会
の教会です。因みに、キリスト教の3大宗派とは、本家本元、多数派のカトリック
(旧教)、16世紀の宗教改革で誕生したプロテスタント(新教)、と4世紀末に分裂
したローマ帝国の東ローマ帝国(ビザンツ帝国)で誕生した正教会です。

どうして、カトリックと分離したのか?
4世紀末、約400年続いた世界帝国でもあるローマ帝国が東西に分裂し、その東ローマ
帝国は首都をビザンティウム(その後のコンスタンティノープル、現在のトルコ最大
の都市であるイスタンブール)に定めます。

それで、東ローマ帝国のことをビザンツ帝国といいますが、6世紀に全盛時代を迎え
ます。
その時の皇帝ユスティニアヌス1世は、教会の権力を自分のものとし政治権力と宗教界
の権力を独り占します。

8世紀には、マリア像などの聖像を崇拝する問題を巡って西欧のローマ法王と対立し、
11世紀には、完全にキリスト教会が東西分裂へ、そしてギリシア正教が成立するのです。

ところが、1453年ビザンツ帝国はイスラム教のオスマントルコ帝国により滅亡、その時
に多くの聖職者がロシアに亡命し、ロシア正教会が出来るのです。

なお、文化人の多くはロシアではなくイタリアへ亡命、結果ルネッサンスが起きるの
です。

簡単に歴史を見ましたが、ロシア正教会の成立がお分かりいただけましたか?
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函館山を背景に建ち、緑色の屋根と白い壁の素敵な建物ですね。
完成は、1916年(大正5年)のこと。

まず、正門から入りましょう。
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門の前には、説明板がありますので読んでみてから教会へ。
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最初建てられたのは1859年(安政6年)で初代ロシア領事館の付属聖堂として建立
された、とのこと。江戸時代の末期で、前年の1858年には日米修好通商条約に続き
日露修好通商条約が結ばれているから、ロシア人もたくさん箱館にやってきたことが
分かります。
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境内(教会でも敷地のことを、こう呼ぶのでしょうか)には、司祭を務めた聖ニコライ
の碑も。
十字架の形が、ちょっと違いますね。これロシアン・クロス、八端十字架(はったん 
じゅうじか)と云っていて、十字架の上の横線は「罪状書き」です。

例えばナザレのイエスとかと、罪人の名を書くもので、下の右下がりの斜め線は足を
のせる台のこと。

ゴルゴダの丘で処刑された時、キリストとともに2人の罪人が処刑されます。
こちらから見て左側、でも磔にされたキリストから見ると右側には悔い改め天国に
迎えられた罪人がいたので上向きになっています。

逆側が下がっているのは、キリストに悪態をついたので地獄行きだから?

庭を歩いて函館山側から写すと。
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ホントにきれいな建物です。

ここはただの観光名所だけではなく、今も実際に信仰の場になっていて、実は
函館市民に多くの信者もいます。
私は、プロテスタントを信仰していますが、前の職場には先輩に数名しましたし、
ここで司祭をしていた方(理科を担当していた非常勤教師)もいました。

厨川先生といって、当時で70代前半だったかな?教養あふれる先生で、その影響か
同僚で信者になる方もいたのです。

ここは信者会館。ここでは、クリスマスの時期になど、いろいろなイベントが催さ
れます。
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落ち着いた雰囲気の教会で、聖堂の中には木や金属の板に聖母子象、キリストなどを
描いたイコンと呼ばれる絵が何枚もあります。
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最後に、司祭館を。
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これまた緑色の屋根と白い壁の教会と同じ色合いの建物です。

後ろの元町カトリック教会の十字架と形が違うことが分かりますね。

ということで、次回はまた別な場所を散策することにします。
昨日のテレビ番組で、函館市の西部地区を特集していて、「散策していて歴史を感じ
飽きないし、ところどころに美味しく飲食できる場所もあり、とっても楽しい!」
とレポーターが話していて、その通り!と思いました。

これからは雪も降って寒くなりますが、冬は純白の世界を楽しめますよ!

では、また!

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