8月19日金曜日、天気は晴れで気温は27℃まで上昇し、久しぶりに夏の暑さが戻ってきた感じがする日でした。明日も晴れだから、うれしい!8月上旬は30℃を超す日が毎日で猛暑の夏かな?と思ったのもつかの間、オリンピックの閉会式が終わった日から20℃前後の夏にしたら寒い日が続き、このまま秋へ突入か?と思わせるほどで、雨の日も多かったのですが、やっと残暑の夏らしい天気になってくれて、良かったのでした。

さて、ここは寿都町の歌棄(うたすつ)寿都は日本1風の強い町の一つで、湾沿いに風力発電のプロペラがいくつもありますね。1989年(平成元年)、日本で初めて風力発電施設を建設した場所でもあるのです。
IMG_7077


























ズームして見ましょう。写真だと止まって見えるけど、実際は「ブーン、ブーン」とうなりを上げてプロペラが回っています。
IMG_7078


























歌棄には、鰊御殿があることで知られていて、道路を挟んで向かい側には巨大な建物!これすべてニシンで儲けた網元の豪華な御殿です。
IMG_7079


























忍路(おしょろ)、高島及びもないが せめて歌棄 磯谷まで  
これ、民謡の江差追分の一節。忍路と高島は小樽地区の地名の一つで、歌棄と磯谷は寿都の地名。その間には積丹半島があります。地図を見ると分かりますが、小樽からは半島をグルーっと回らなければ寿都には行けません。
実は、この歌の内容はラブソングとか。積丹半島の神威岬はアイヌ人たちにとって神聖な場所で、江戸時代は女人禁制の地でした。愛する人がニシン漁の大漁場の小樽へ出稼ぎに行くが、そこまでは行けない。せめて歌棄、磯谷まで見送りたい・・・。そんな悲しい女性の心を歌っているのですね。
IMG_7080


























寿都町の市街地は対岸で、右端は弁慶岬。弁慶の像があります。
それにしても、雲一つない青空と青い海。汚れは全くない海です。
IMG_7081


























歌棄は、これもアイヌ語で「オタ・シュツ」から来ていて、「浜の草原が尽きる砂浜に掛かる辺り」という意味があるらしい。寿都も「シュプキッペ」、「矢柄に用いる芽のある川」という意味とか。
IMG_7082


























橋本家住宅は1879年(明治12年)に完成、総工費は7万円とか。大正時代の平均的な豪邸が3000円というから、その20倍以上もの多額の建設費をかけて超豪華絢爛な家を建てたのです。
IMG_7083


























ニシン御殿またはニシン番屋ですが、ここには網元や多くの漁師たちが寝泊まりしていました。
橋本家は、元々は北陸、福井の廻船問屋で、この地でさらに大きく儲けたのでしょうね。
IMG_7084


























さらに少し進むこと800ⅿで、もう一つのニシン御殿。こちらは佐藤家。明治3年の1870年築の建物とか。
IMG_7085


























国指定の史跡 旧歌棄 佐藤家 と書かれていますね。
IMG_7086


























岐阜・富山の有名な大工さんの集団が建て、骨組みには釘一本使用されていないとか。
佐藤家の先祖は、江戸時代後半の文化年間(1800年代初め)に、福島から松前に渡り、文政年間(1818~1830)に松前藩の場所請負人となり、ニシン漁で儲けたのです。
場所請負人とは、松前藩が商人に対し場所(ある地区)の経営を請け負わせて、利益は商人のものだが、その代わり運上金(税金または賄賂?)を受け取る仕組み。商人たちは、アイヌ人たちをだましてぼろもうけしていたのです。
IMG_7087


























日本海沿いの海岸線は山が海に迫り険しい崖が形成されているから、道路のかなりがトンネルです。トンネルを抜けると岩内町の雷電温泉へ。右端は弁慶の刀掛け岩。巨人の弁慶の刀は、そんなに大きかったの?
IMG_7088


























崖の上に雷電温泉のホテルがいくつかありますが、しかしいずれも廃業し廃墟寸前の状態です。今はどこも営業していないのです。
IMG_7089


























岩内町から泊村を経て積丹半島の南側に位置する神恵内(かもえない)村へ。
IMG_7090


























神恵内村の道の駅「オスコイかもえない」で車中泊するために、ここまでやってきたのです。ここもニシン漁の村でしたが、現在はニシンは獲れず超高齢で過疎化が進み、人口は2021年7月で805人だから、道北の音威子府(おといねっぷ)村に次いで道内では2番目に人口の少ない自治体です。
IMG_7091


























どらごん太たつ姫はエゾシカでしょうか?
ホタテとアワビとカキ、鮭とナマコ、ウニも描かれていますね。岩は神威岬かな?
IMG_7092


























ここは道路沿いですが、夜間は走行する車はほとんどなく、とても閑静。しかもfreeWi-Fiが効いているから安心してスマホを見れるのです。同じような車が1台(帯広ナンバー)、自分よりも高齢の方で、しかもドイツ車のフォルックスワーゲンのキャンピングカーで一人で来ていました。

次回は積丹半島を縦断して半島の北側に向かうことにします。

では、また!