9月3日火曜日、天気は快晴で最高気温は27℃。ここ数日天気は良く、湿度も低く風も爽やかで、エアコン使用する必要なく、まさに秋晴れの日が続いています。最低気温は17℃で、夜間は窓を閉めて寝ています。
ニュースを見れば関東地方は連日の大雨で土砂崩れの心配があったり、道路が冠水して車が浸水して廃車になったりと、台風10号の影響なのか悪天候が連続していて、こちらの好天気が申し訳ないような気がするほどです。暑くもなく寒くもない過ごしやすい、まさに秋晴れの日で明日もだそうです。
さて、4月の旅が終了して今回からは夏の旅をお伝えします。夏といっても6月に旅した北海道内の旅で、主に道南や道央を旅した記録です。
まずは渡島管内八雲町の漁業を主体とした集落の落部(おとしべ)から。函館から北に位置し国道5号線沿い、車で2時間ほど距離したら60㎞くらいの地。人口は1000人ほどだろうか?市街地を散策したら昔の映画館らしき建物が目に留まりました。

正面こそセメントが施されているけど、横を見たら板張りの建物。正面左には窓口か?ここで入場料を取っていたのかな?

ガラス越しに見たら、映写室の文字。まさしく映画館だった建物です。でも、ここは閉館になって数十年。上映していたのはいつの時代だったのか?
ネットで調べてみたら、ここは落部劇場という名前で1951年~1966年まで開館していたといいます。

このウインドウで来週上演する予定のポスターが貼られていたのでしょう。
なお、この落部劇場は戦前の1932年(昭和7年)に平沢座という名でオープン。戦後の1951年(昭和26年)に拡張して落部劇場と名を改めたとか。
創業者は1924年(大正13年)角谷旅館を平沢嘉之次郎が譲り受け繁盛し、その資金で平沢座を開館したそうです。
戦後1950年代は映画ブームで、八雲町の各地の集落にも映画館があったそうですが、60年代に入り各家庭にテレビが普及するにつれて閉館に追い込まれて、ここも1966年(昭和41年)に潰れたそうです。
ということは、この建物は58年前のまま放置されていた!?

続いて八雲町の北の長万部町へ。時間にして1時間ほど。
長万部駅の一つ南側にあった函館本線旧中ノ沢駅へ。駅舎はあっても廃止された駅で、見ると窓枠はベニヤ版でふさがれています。

もちろん廃止駅だから利用者はいなくホームも向かい側も真っ白い花で埋め尽くされています。この花はマーガレット。キク科の仲間で、あちこちで白い花を咲かせます。

駅表示板もなく、枠だけがさび付いて今も残っています。奥にはかつてライダーハウスだった建物が、今は雑草や草木に覆われて哀れな姿を見せています。

そう、中の澤屋という名のライダーハウス、民宿(?)、格安宿だったのです。

悲しいかな、北海道の駅はどんどん廃止されていきます。赤字から、利用者がいないからという理由で。来年は秘境駅として知られる稚内市の抜海駅も廃止されるとか。本当に悲しいです。

ということで、6月の初夏に旅した記録をお伝えしていきますのでお楽しみに!
明日も快晴で最高気温は27℃。今年は昨年よりは暑くはならなくて良かったけど、思い出すのは昨年の暑さが異常だったこと。何せ観測史上初となる猛暑日を1日だけでしたが記録したのですから!
函館は日本の気象観測の歴史が一番古く、江戸時代末期からあります。1854年の日米和親条約で開国し、箱館には多くの外国人が定住します。その中にはイギリス人の貿易商にして植物学者のブラキストンもいて、彼は箱館で毎日気温や天気を観測していて、それが日本人にも受け継がれ明治の初期にも本格的に気象観測が行われていたからです。
夏の平均気温22℃という夏涼しい町の函館ですが、昨年だけは違いました。暑くて、暑くて湿度もあって、私の72年間の人生でも一番厳しかった夏になったのですから。
まぁ、今年の暑かったけど猛暑日はなかったし最高でも33℃℃だったから、ニュースで伝えていた「今年の夏は一番暑かった」そうで、猛暑日が30日以上続いた本州の町々(名古屋市とか福岡県太宰府市など)から見たら過ごしやすかったのかな?と。
では、また次回にお会いできるのを楽しみにしております。
← ランキングに参加。よろしかったら応援クリックお願いします。
ニュースを見れば関東地方は連日の大雨で土砂崩れの心配があったり、道路が冠水して車が浸水して廃車になったりと、台風10号の影響なのか悪天候が連続していて、こちらの好天気が申し訳ないような気がするほどです。暑くもなく寒くもない過ごしやすい、まさに秋晴れの日で明日もだそうです。
さて、4月の旅が終了して今回からは夏の旅をお伝えします。夏といっても6月に旅した北海道内の旅で、主に道南や道央を旅した記録です。
まずは渡島管内八雲町の漁業を主体とした集落の落部(おとしべ)から。函館から北に位置し国道5号線沿い、車で2時間ほど距離したら60㎞くらいの地。人口は1000人ほどだろうか?市街地を散策したら昔の映画館らしき建物が目に留まりました。

正面こそセメントが施されているけど、横を見たら板張りの建物。正面左には窓口か?ここで入場料を取っていたのかな?

ガラス越しに見たら、映写室の文字。まさしく映画館だった建物です。でも、ここは閉館になって数十年。上映していたのはいつの時代だったのか?
ネットで調べてみたら、ここは落部劇場という名前で1951年~1966年まで開館していたといいます。

このウインドウで来週上演する予定のポスターが貼られていたのでしょう。
なお、この落部劇場は戦前の1932年(昭和7年)に平沢座という名でオープン。戦後の1951年(昭和26年)に拡張して落部劇場と名を改めたとか。
創業者は1924年(大正13年)角谷旅館を平沢嘉之次郎が譲り受け繁盛し、その資金で平沢座を開館したそうです。
戦後1950年代は映画ブームで、八雲町の各地の集落にも映画館があったそうですが、60年代に入り各家庭にテレビが普及するにつれて閉館に追い込まれて、ここも1966年(昭和41年)に潰れたそうです。
ということは、この建物は58年前のまま放置されていた!?

続いて八雲町の北の長万部町へ。時間にして1時間ほど。
長万部駅の一つ南側にあった函館本線旧中ノ沢駅へ。駅舎はあっても廃止された駅で、見ると窓枠はベニヤ版でふさがれています。

もちろん廃止駅だから利用者はいなくホームも向かい側も真っ白い花で埋め尽くされています。この花はマーガレット。キク科の仲間で、あちこちで白い花を咲かせます。

駅表示板もなく、枠だけがさび付いて今も残っています。奥にはかつてライダーハウスだった建物が、今は雑草や草木に覆われて哀れな姿を見せています。

そう、中の澤屋という名のライダーハウス、民宿(?)、格安宿だったのです。

悲しいかな、北海道の駅はどんどん廃止されていきます。赤字から、利用者がいないからという理由で。来年は秘境駅として知られる稚内市の抜海駅も廃止されるとか。本当に悲しいです。

ということで、6月の初夏に旅した記録をお伝えしていきますのでお楽しみに!
明日も快晴で最高気温は27℃。今年は昨年よりは暑くはならなくて良かったけど、思い出すのは昨年の暑さが異常だったこと。何せ観測史上初となる猛暑日を1日だけでしたが記録したのですから!
函館は日本の気象観測の歴史が一番古く、江戸時代末期からあります。1854年の日米和親条約で開国し、箱館には多くの外国人が定住します。その中にはイギリス人の貿易商にして植物学者のブラキストンもいて、彼は箱館で毎日気温や天気を観測していて、それが日本人にも受け継がれ明治の初期にも本格的に気象観測が行われていたからです。
夏の平均気温22℃という夏涼しい町の函館ですが、昨年だけは違いました。暑くて、暑くて湿度もあって、私の72年間の人生でも一番厳しかった夏になったのですから。
まぁ、今年の暑かったけど猛暑日はなかったし最高でも33℃℃だったから、ニュースで伝えていた「今年の夏は一番暑かった」そうで、猛暑日が30日以上続いた本州の町々(名古屋市とか福岡県太宰府市など)から見たら過ごしやすかったのかな?と。
では、また次回にお会いできるのを楽しみにしております。
← ランキングに参加。よろしかったら応援クリックお願いします。
コメント